Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

修士論文・卒業論文発表会

2006年02月18日 | Weblog
研究を通して君たちが行った「判断」は,それを支える確かな事実の提示によって,大きな説得力を持ちました。ご苦労様でした。うちのゼミから発表した学生は,大学院博士課程前期2名,学部生2名の計4名でした。

(修士論文)胡君の「中国と日本における中学校美術教科書の比較研究」では,中国と日本の美術教科書の作品図版内容,作品図版数,題材構成その他を比較し,両国の美術教育の特徴を明らかにしました。

(修士論文)宮本君の「美術教育学研究の動向」では,学術雑誌『美術教育学』及び『大学美術教育学会誌』の総計900編あまりの論文を,研究内容及び研究方法及びキーワード内容の視点から分類し,近年の美術教育学の動向とこれからの美術教育学のあり方を探りました。

(卒業論文)小西君の「生涯学習における造形芸術の必要性の検討―東広島市内で開催される油絵講座の調査を通して―」では,生涯学習に関する先行調査や東広島市内の油絵講座の受講者を対象にして行った調査を通して,造形芸術の必要性を検証しました。

(卒業論文)藤井君の「幼児期の子どもに適した絵本についての検討」では,東広島市図書館活動推進実行委員会が発行した『絵本のとびら-出会っておきたい200冊』で取り上げられている絵本200冊をテーマや絵の種類によって分類・分析し,推奨された絵本の特徴を明らかにしました。

広々とした県立美術館講堂での4人は,実に堂々としていましたナ。それが何より印象的でした。締切間際の数週間は本当にしんどかったと思うけれど,その努力に見合うだけの成果と満足は得られたでしょう。本当にご苦労様。
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卒展オープニング

2006年02月14日 | Weblog
教育学部造形芸術系コースの卒業と大学院教育学研究科造形芸術教育学専修(博士課程前期)の修了にあたっては,多くの学生が卒業/修了制作を行う。その制作展が本日オープニングを迎えた。

「多くの」と書いたのは,制作をする学生と,論文を書く学生に分かれるからだ。論文を書いた学生は,今週の土曜日に卒論/修論の発表会が行われる。県立美術館の地階講堂で発表する。

学部生であれば4年間,博士課程前期の学生であれば2年間または6年間の集大成として開催されることになる。

オープンングでは,研究科長/学部長代理として,W先生が挨拶して下さった。本学の卒業生であるから,ウン十年前に同じく行った卒展のことを思い出しながら餞の挨拶をして下さった。私も卒業生であるので,自分の卒業のことを思い出し,懐かしかった。

大学生の時の数年間はあっという間に過ぎ去る。この数年間に何をしていたか,してきたかが,この卒展で展示される作品や論文の質で明らかになる。言い訳は一切通用しない場がここに開かれた。
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