八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

タリバンに鼻を削がれたアフガン女性

2010-08-20 07:09:26 | 国際
 8月9日号のアメリカTime誌は、表紙に鼻を削がれた女性の写真を掲げ、「もしわれわれがアフガンから撤退すれば何が起きるだろうか」とのキャプションを添えている。

 記事によれば、この女性は家庭内暴力から逃走して連れ戻され、夫に恥をかかせたという理由でイスラム原理主義組織タリバンの命令で鼻と耳を切り落とされたとのことである。

 このニュースを聞いてこれは本当のことだろうかとまず思った。なにしろ第一次イランイラク戦争で油にまみれた鳥をねつ造し、印象操作をしたアメリカのことである。

 そもそもアフガン侵攻ですら、自作自演の911同時多発テロを理由とし、その主犯とされるアルカイダ撲滅を目標としていた。だが、アルカイダはその実在が疑わしくアメリカがテロのブランドとして創作した可能性のある存在だ。

 「もしわれわれがアフガンから撤退すれば何が起きるだろうか」とTime誌はいうが、言いがかりをつけて殴り込みアフガンを混乱させたお前(アメリカ)が何を言う。麻薬に関してはタリバンが安定して支配していた頃はタリバンが麻薬の栽培を止め、農地に変えさせていたのにアメリカが支配するようになってからはまた麻薬栽培に戻ったと聞く。自由と民主主義を守り、広めるという口実の下にイラクでは石油資源を収奪してきた。アフガンでも希少金属が発見されたと聞く。

 
 岩上安身氏の山崎淑子(サラ)さんへのインタビュー(100810山崎淑子さんインタビュー05.flv )によれば911同時多発テロ発生時には即座に「第二の真珠湾」という言葉が使われ、崩壊しないはずのビル倒れたことに疑問を呈することが許されない雰囲気がアメリカのメディアにあったとのこと。Time誌もそうしたメディアの1つではなかったのか。それ故にこうした記事が生まれてきたということはないのだろうか。

 


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