八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

アメリカの「核の槍」駐留する海兵隊は「殴り込み」部隊

2021-08-03 08:23:57 | 国際
櫻井ジャーナルより抜粋転載

*太字および赤字は当ブログ筆者による

1945年8月に広島と長崎へアメリカが投下した原爆はソ連との開戦を告げる合図

 この原爆開発計画を統括していたアメリカ陸軍のレスニー・グルーブス少将は1944年、ポーランドの物理学者ジョセフ・ロートブラットに対し、計画は最初からソ連との対決が意図されていると語ったという。言うまでもなく、日本の降伏を早めることが目的だったとする話は信用するに足らない。(Daniel Ellsberg, “The Doomsday Machine,” Bloomsbury, 2017)

 FBIの文書によると、​チャーチルは1947年、アメリカのスタイルズ・ブリッジス上院議員に対し、ソ連を核攻撃するようトルーマン大統領を説得してほしいと求めている​。

 ソ連を核兵器で壊滅させたいというチャーチルの思いはその後も消えず、彼は1951年4月に自宅でニューヨーク・タイムズ紙のジェネラル・マネージャーだったジュリアス・アドラーに対し、​ソ連に最後通牒を突きつけ、それを拒否したなら20から30発の原爆をソ連の都市に落とすと脅そうと考えていると話していた​。このことを示す文書が発見されている。その半年後にチャーチルは首相へ返り咲く。

 1949年に出されたJCS(統合参謀本部)の研究報告には、ソ連の70都市へ133発の原爆を落とすと書かれている。1952年11月には初の水爆実験を成功させ、1954年にSAC(戦略空軍総司令部)は600から750発の核爆弾をソ連に投下、118都市に住む住民の80%、つまり約6000万人を殺すという計画を立てる。

 1950年代に沖縄の軍事基地化が進んだのはそのためである。その基地は中国やソ連を攻撃するためのものであり、核兵器が持ち込まれるのは必然だった。勿論、「核の傘」ではなく、「核の槍」だ。そこに駐留するアメリカの海兵隊は「殴り込み」が目的だ

 そして今、アメリカの私的権力は支配者であり続けるため、ロシアと中国を屈服させようとしている。経済戦争をしかけ、軍事的に恫喝しているのだが、効果はないようだ。恫喝をエスカレートさせていくと、どこかの時点で開戦になる可能性があるが、その戦争では核兵器が使われるかもしれない。そうした事態になれば、日本はアメリカの先兵にさせられるだろう。そのための準備が進められている。






最新の画像もっと見る