八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

沖縄米軍基地問題、右往左往しているかに見えて

2010-03-28 05:43:54 | 政治
 普天間移設先2案など鳩山内閣は一見右往左往しているかのように見えるが、これは田中宇氏の見立て(日中防衛協調と沖縄米軍基地)にあるように、在日米軍追い出しの流れを作り、そのために岡田外相をはじめとしてガス抜き踊りをやっていると見る。

 沖縄以外の他の候補地を検討したのもあるいはいろいろ努力してますよというアメリカに対するポーズであり、また一方でそうやってもたもたして見せて沖縄県民や社民党の怒りを煽り基地はもういらないという気分を醸成させる腹づもりではないか。 その怒りがやがて国民の声となり国民も在日米軍がいなくても困らないことを悟りだす。

 グアムで環境問題云々を言い出して基地計画が暗礁に乗り上げているということだが、それは日本からできるだけ移転の資金を引き出そうするためなのではないか。「基地提供以外の駐留経費は日本国に負担をかけず、合衆国が負担する」と地位協定の24条に明記してあるにもかかわらず日本が(大きな借金があり財源がない財源がないと言われているにもかかわらず)思いやり予算で気前よく負担してやるものだからアメリカ軍も居残ってしまう。

 アメリカの本音は今年のQDRにもあるように極東方面からの撤退であり、一方で「新提案には地元住民の合意が不可欠」とも言っている。沖縄は怒りの声を上げ始めている。鳩山首相は迷走しているかのように見えて実は思惑通りに進んでいると思っているのではないか。あとは移転費用をどこまで軽減できるか。

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