京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の立命時間」

2019-07-29 09:44:46 | 時計修理

7月29日月曜日。29日だから肉の日だそうです。
私は牛肉アレルギーなので今日は無関係な日。

昨日久々に立命館の校歌を聞きました。
あれ~どこかで聞いたことがある曲だ。半信半疑で聞いていると校歌じゃないか!
「あかきちしおぅ~むね~にみ~ちてぇ~♪」
「立命館宇治高校」が念願の甲子園出場を決めました。おめでとうございます。
体罰教育がない立命館です。ここまで来るのは大変だったことでしょう。
私が大学入学のころは学園闘争が激しかったころ、どこの大学でも体育会は右翼系の学生が主体になっての予算配分。
立命館大学は珍しい左翼系の学生が仕切っていた時代です。
すべて静かに話し合いで結論を出す。暴力的な指導はない。
体罰教育が当たり前のパワハラ指導の長崎から進学した。その文化の違いに天地がひっくり返るように驚いた。
京都の先生のなかで一番狂暴なのが茶道の先生でしたね~。

「安心立命」人事を尽くして心安らかに天命を待つ立命館OBのテーマ。
ほかの人たちから見ると感情を表に出さないので冷たい印象を受けるようです。

昨日の試合でも球場の半分は負けたチームの応援団です。
「負けた痛みを思え!」が鉄則。
「勝つことはもちろん目標ですがそれはサードチョイスそれ以上に大切な物がある。これをスポーツで学ぶのです。」と丁寧に指導されてきた。
はしゃぐことのないようにハラハラと祈る気分でラジオを聴いていましたが取り越し苦労で終わってほっとしました。
あと五回ほどこの校歌を聞きくと高校野球の世界も変わるのではないかと思う。

「女房に もってみれば すべて夢」一茶。
どんな美しい女性でも結婚してみれば、昔惚れていたころが夢のようだの意味。
再婚を繰り返した一茶の名言、名句。
「馬鹿オヤジ もってみれば すべて夢」うちの嫁さん。

同じように好きで憧れ買った高級時計。
無理して買った時計が失望に変わるのは当たり前。時間の問題です。
時計売り場のベテランはのぼせ上ったお客に冷や水をかけるように説得します。
売上が欲しいときにそばで聞いているとハラハラする。

「ロレックスは重いので肩は凝るし日本人向きではない。腕が細いので手の甲を傷めます。週に2分は進む自動巻き、秒単位のお仕事の人はこの時計はやめてクオーツ時計を勧めます。
とにかく使いずらい、金曜日において月曜日に使うと時計は止まっています。忙しい朝に時刻合わせが煩わしいものです。高額な時計を買ってしまった後悔の日が必ずやってきますよ~。これをやめると海外旅行に行けます。」
すべて悪口ばっかりネガティブな接客に呆れます。
ところがこの人が売る時計はクレームはゼロ。不思議な販売員でした。

「安心立命」
人事を尽くして心穏やかに天命を待つ。
貧乏時計師の月末は悲惨だ。
今月の支払いをすべて終えて、恨みつらみばかりのくよくよ時計師なのじゃ~。
この域に達成できるのはいつの日になるでしょうかね~?



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