京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の待ちぼうけ」

2019-06-16 09:28:27 | 時計修理

6月16日日曜日。小雨、時々晴れ、合間に曇り。
実に京都らしいあいまいなお天気に恵まれ今日もパスティーシュ時計修理工房はのどかな日曜日。

昨夜阪神オリックス戦を見ていたら野球からいつの間にか相撲に替わっていました。連日のピッチャー「一人相撲」。
お金を出して観戦した人たちがもののあわれを誘います。12球団最弱争いのポンコツゲームには情けないものがありました。

明らかに盗塁アウトなのに映像判定を要求した野球を知らない一人相撲部屋の監督さん。
学歴社会阪神タイガース、つぶれそうでつぶれない阪神タイガース。実は大学卒優先企業だったのだ。
打てない走れない選手なのだが六大学出身者は優遇される。阪神タイガースは東京者に弱いのだとわかる。
原さんのようなまともな監督になるまで長い待ちぼうけ時間だ。

「京の待ちぼうけ」スマホなど情報機器のおかげで四条河原町の京都高島屋、マルイ前の待ちぼうけシーンが消えて久しい。
便利な社会になったものだと思う。
おかげで八坂神社石段下の幽霊が目立ってきた。ほかに待っている人がいないので彼女一人ひっそりたたずんでいます。
車の中からあらっと見えるので京都の待ち合わせ時間の最長記録保持者でしょう。
出町柳の幽霊さんは柳に囲いができてしまったので足がないために入れないのだ。

工房も待ちぼうけで有名です。
ちょっと電池交換を待つ間にクリーニング屋さんに行ってきますと言って2週間。
グルメシティへ、保育園のお迎えへ、竹殿湯へなどとさまざまです。最長2年間の待ちぼうけがありました。

高齢化社会も幕を開けたばかりです。時計修理店には新たな待ちぼうけシーンが増えました。
電池交換を預かってそのまま消えるお客さんが増える。
「買い物していたらすっかり忘れとった!どんな時計やったかいなぁ~!」自分の時計まで忘れている。
「お客さんが置いた行ったものはどれですかいなぁ~?見て行っておくれやす」5個ほど並べてみてもらう。
お名前を聞いて預かるようにしましょうね~。
時計師の待ちぼうけはこれから増えてくるでしょう。

6月のカレンダーも後半に入ってきました。
梅雨のうるう月です。
ブルガリ・ソロテンポは錆てリューズ固まって動かなくなることが多い季節に入る。
無理に引っ張ると折れるので焦らずに工房へ持ち込みましょうね!内部から錆を抜いていきます。
今日も6時30分まで受け付け。土日営業、水曜日は適当に営業しています。お待ちしております。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時計師の京都時間「京のAI時間」 | トップ | 時計師の京都時間「京のリズム」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時計修理」カテゴリの最新記事