京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の遊び金」

2017-06-26 09:21:16 | 時計修理

6月26日月曜日。
祇園祭りもそろそろのころ、知人からの上洛のお知らせが届く季節になりました。
「遊び金」の用意に今年は異変が起きた。
立命館OB、OGが主体の楽団「衣響」演奏会が今年は東京多摩の田舎で開催されるという。
最近は京都コンサートホールでの演奏会が続いたので演奏会に合わせた同窓会にそれぞれ待ち合わせや上洛の為の家族への言い訳、理由付けのバッファーで便利でしたね~。

東京の調布市では遊び金がもったいないのじゃ~。
遊び金が欲しくて~♪京都銀行OBの先輩のすねでもかじってみよか?
貧乏時計師なので返済できないので今年の演奏会はお見送りしましょう。

今月も月末近くになりました。皆様のおかげでなんとか生き残れそうです。
面白いのが時計の修理工房があまりにボランティア色が強いのか修理にかかる費用を伝えるとびっくりされます。
お客様は「遊び金」の範囲の心つもりで来られる。
ロレックスの修理料金8000円、オメガ5000円くらいで何とかしてほしいという。
悲しいことにゼロが一つたりないのが現実です。工房のありがたみ?を解かってほしいので初見のお客様にはそれぞれメーカー修理をお勧めしています。
ロレックスのOHを3万円強でやって怒られたのではかなわないのだ。

写真はブルガリ・アルミ。電池交換1000円と10分、10年プラスちょっとした勇気。
お渡しする際に「よそでは800円でやってくれる店がある!」と言って帰るお客様は多い。世間は厳しいのじゃ~!

バイヤー時代の「遊び金」は年齢×1000円。40歳代なら4万円を常に懐に入れておく。それがOBになったとたん年齢×100円で十分楽しめるのだから京都は不思議でお得な街なのです。
時計、靴、ベルト選びは遊び金の範囲内で納める。グッチの靴やらダンヒルのベルトを使う機会がないのだ。
最近中国製品は増えた。セイコー、シチズンなどの時計部門をまねて薬品業界で風邪薬まで中国製品を混ぜていたと報道がありました。
私も急なアレルギー症状に「改元」が効くので常備していたがこいつが中国製だったとはびっくり!縛り首にしろ~!と友人が怒る。アレルギーうつしてやろか~!と私も思う。

トリュフ、フォアグラ、キャビアから鶏のから揚げまで国内で出回っているのがほとんど中国製だという。低料金の西洋風の居酒屋に足が向かなくなってきたのもこれが要因。
少ない予算で費用対効果をギリギリまで選択する役目が銀行OB、時計師なのです。
新しいお店が多い京都駅周辺はどうしても避けたい。
結果狭い路地にあるグーグルの地図にも載らないようなお店になってしまうので正確な地図を描くのが私の役目になる。
京都にご上洛の際参考書として「柏井 壽」さんの京都本がおすすめ!
オヤジの「遊び金」で楽しめるお店が載っています。
今日は三日月の夜。月を見物に出かけましょうかね~。












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時計師の京都時間「京の恵み... | トップ | 時計師の京都時間「京の知恵... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時計修理」カテゴリの最新記事