京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の4月バカ」

2020-04-02 08:48:29 | 時計修理

4月2日木曜日。
昨日はエイプリール・フール「4月ばか」の日。
現実があまりにリアルなので特に驚くことはない。
5月15日「葵祭」中止!「北野をどり」中止など「嘘でしょう!」と現実のほうがびっくり。


昨日は花散らしの残酷な雨。
ニュースでは各宴会中止の影響で高級食材が売れ残っているというが市内の食品スーパーは全くそのかけらもない。

「京都産業大学頑張れ!」の話題が京都。応援団が多い大学だと再確認します。
キャンパスは京都だけで浮気のない大学なのだ。

学生は「ゆとり世代」みんな仲良く宴会で感染。みんな仲良しでゴールする教育を受けた。
大学の指示よりも仲間とはぐれる恐怖を優先した結果、3次会までの宴会だったのでしょう。
自分自身で判断するスキルより、必要性を求められた場面で思考を他人に任せて安心する。
危機管理能力を同世代の仲間内に任せにするのがこの世代の特徴。

私の講師時代にこの若い世代に出会って驚くことばかりでした。
「特別講座のお金を払っているので出席にして単位をください!」
講義時間に遅刻した上でさらにため口で抗議する学生は存在した。
自分が最高学府にいるのだという意識はない。分数計算ができないことが恥ずかしいとは思わない。
ニュートン・プリンシペア、ライプニッツ・微分積分学も知らない。そんな基礎を素通りして大学生になった学生にびっくりした記憶がある。

「鬼の居ない社会」で怒られないなかで成長した世代でした。
誰も怒ってくれない。そもそも鬼教授、鬼上司はパワハラと混同されて絶滅危惧種になっていしまいました。
「鬼」は日本から消えてコロナがまん延している時代。
おとなしい「ゆとり世代」公共性、危機管理スキル不足に対して従来型大学側の指導力不足の責任は重い。

「今回の新型コロナの感染を防ぐために集団での宴会行った学生はゼミの単位をはく奪します」
このように具体的な指導で今の44名の感染が防げたはず。風評被害にあっている学生が可愛そうです。
大学側が無能だったということでしょう。
逆に会社側の対応が進んでいます。
ゆとり対策として内定が決まると会社側から必要な国家資格などのスキルの取得を具体的に要求されます。
学生の無思考性を上手に利用する作戦です。「みんなに要求されるよ~!」
会社は理数系、人文系の区別はない。当たり前のように競争社会に突入します。
例では英語・フランス語でインボイス手続きのスキルが要求される。人文系には恐怖。
また自社の製品の設計書を英語で翻訳するためには基礎の日本語ができないとクレームが押し寄せて来る理数系。

私がいたトヨタグループの末端企業でも厳しいマニュアルが通達される。
その一つに部下の指導で「頑張れ!」と言うな。
上司が具体的な指示を与えないでただアバウトに頑張れ!と言っても時間が無駄になるだけです。
「無理、無駄、ムラ」と嫌う企業体質が徹底されていました。
京産大の管理者はしばらくトヨタグループでの管理手法をお勧めします。
「管理」という言葉は「放任」と違うことがわかりますよ~!

昨日も居酒屋を通過してコンビニでエビスビール生活。
娘と一緒に食卓で飲むビールもいいもんですね~!





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