釈由美子「7人の女弁護士」
こちらも昨日始まった上戸彩主演のドラマと同じ弁護士もの。但し、とごまで調べたか知らないが、シナリオに弁護士らしさが見えない。
デフォルメがきついせいだろうが、多分ストーリーで見せるドラマにするつもりなんだろうと思いたかったが。
さて、一話完結ものなので登場人物のネームバリューで犯人の想像が最初についてしまう。後は手口をどう落とすのかなという興味で見るドラマになってしまっている。
今回はCM後のシーンでたくさんの容疑者。この時点でこの人物たちが無関係だと想像できる…というか野々村真が犯人役とほぼ思ってしまうだろう。
後は謎ときでどうもってくるかだが、なんだか最初に材料がないだけに後からぞろぞろ材料が出て来るストーリーだ。
法廷で裁判長が弁護士の弁論を遮りながら、論拠もあげさせず弁護を続けさせたのには腰が抜けた。いくらなんでも、少しくらいは裁判らしくして欲しい。
結局、このドラマ七人の弁護士といいながら釈由美子だけにスポットを当て決めゼリフだけ見せるドラマになっている。
内容の吟味はやめた方がいい。
釈由美子の弁護士役もキャラクターとして中途半端だ。沈着冷静なのか、熱血なのかその辺もキャラクターとしての色づけがあれば、それなりに楽しめるが。
宮本亜門さん、安倍なつみさん「トゥーランドット」
このブログ、TBS、宮本亜門さん「トゥーランドット」の回しものになっているが、ドラマが揃わないので書いているに過ぎない…ともいえないが。
わたしが女優として期待している安倍なつみさん。いい演技になってきている。セリフの感情表現も、セリフなしの演技部分も、特に最初付近のシーンで背中で哀しみをやや表現できるようになってきた。
初週は背中を向けて泣くだけだったが、微妙に肩を震わせて泣く演技になっている。もちろん、宮本亜門さんの指示があったに違いないが。
歌唱も感情が乗っていい歌だが、やはり呼吸法をまだ会得していないためブレス音がかなり聞こえる。もっとも、疲労も相当なものなのが見て取れるので余計ブレス音が入るようだ。
ただ、そんな状態ながら声量はある程度維持しているのは感心している。今後の活躍をやはり期待したくなる。
また、そんな状態でありながら、アーメイと共に安倍なつみさんが歌う一幕最後は圧巻だ。時にアーメイまで超える高音を出すので驚かされる。
さて、宮本亜門さんは相変わらず試行錯誤で全幕細かいところで演出を変え続けている。既にで6回見ているが、もはやそんなところを探す観劇になっている。
ホームページ上では3回分しか書いてないのでいつ見ているかは不明にしておこう(笑)
ただ、一幕は手をつくしたと感じる。これほど短期間で演出を変えたので出演者の息が合わなくなっているのが問題の舞台になりつつある。
軽い笑いを取る意図でカラフを助けるためにミンをリューに殴らせるシーンはうまくいった時には笑えるが、間が外れると相変わらず観客の反応がなくなる。
一幕に関しては、もう細かい手直しはせず出演者の間合いにだけ注意を払うのがいい。
二幕は、どうしても個人的には違和感が拭えない。トゥーランドットがミンにカラフを助けることを命じることと再度儀式を行うことが順番としては逆のような気がする。
トゥーランドットが直接ワン将軍に再度儀式を行うことを話したにも関わらず従わないため、ミンに頼んでカラフを逃がし儀式をとりおこなう…これならすっきりするのだが、順番を逆にすることで話しを面倒にした。
それから、場面転換の際死んでいた人間がむくむく起き上がりスタスタ歩き出す姿がかなり客席からはっきり見えるのも考え物だ。
アンサンブルをもう一人使って肩を貸して舞台から出るという選択肢があると思う。
普通の舞台ならスタスタ歩き出しても前方客しか見えないのだが、衣装があざやかで舞台に近い構造のこの劇場では舞台上を暗くしてもほとんど見えてしまう。
それから一番なんとかして欲しいのは、二幕リューが殺されるシーン。きれいに決まる確立がかなり低い。いいシーンだが、カラフ、リュー、ワンの呼吸が今一つで間が悪いことが多い。
そして、その後の舞台中央で死んでいるアンサンブルをカラフが突き落とすシーン。
刀を置くためにいるのだろうが、階段下まで落ちる途中でセンターの階段にいるわけにはいかないとゾンビのごとく生き返って左階段にはっていくのは興ざめがする。
この演出はなんとかした方がいいと思っている。私以外でも演劇をよく見るらしい何人かは思わず苦笑するシーンになっているので。
岸谷五郎さんは相変わらず。役を手に入れたようで相手役の調子に合わせて微妙に演技を変える余裕が出てきたようだ。
それから早乙女太一くん。まだ、少し普通の舞台にとまどいがあるようだ。セリフが一般の舞台用のセリフ回しとそうでないのと時折混じる。もっとも、さほど苦にはならないが。
見せ場の踊りの素晴らしさを足せばおつりがくる。
そうそう、今まで触れるのを避けてきた小林勝也さん。正直、頑固だなと感じている。周りの演出が相当変わっているのに初週から演技が変わらない。
賢者としての役なのだから、もう少し多彩に状況に合わせて演技をして欲しいと感じている。それがこの舞台に彩りをそえるはずだ。
アーメイは歌唱部分は安定してきた。セリフに関しては仕方がないが、感情が舞台に入りこんできたのはいい傾向だ。
先日も感極まってセリフの出が少し遅れたりもしていた。この雰囲気は観客に伝わるのでこのまま千秋楽までつき進んで欲しい。
もし、この舞台を同じ出演者で再演するなら二幕の手直しをするだけで飛んでもなく面白い舞台になると感じる。
長澤まさみ・上野樹里「ラストフレンズ第2話」
これは明日書く予定。ただ、今期のドラマでは今のところ一番と感じている。
挑戦シナリオライター(裏ブログ)タイトルは「恋すればミステリー」
こちらも昨日始まった上戸彩主演のドラマと同じ弁護士もの。但し、とごまで調べたか知らないが、シナリオに弁護士らしさが見えない。
デフォルメがきついせいだろうが、多分ストーリーで見せるドラマにするつもりなんだろうと思いたかったが。
さて、一話完結ものなので登場人物のネームバリューで犯人の想像が最初についてしまう。後は手口をどう落とすのかなという興味で見るドラマになってしまっている。
今回はCM後のシーンでたくさんの容疑者。この時点でこの人物たちが無関係だと想像できる…というか野々村真が犯人役とほぼ思ってしまうだろう。
後は謎ときでどうもってくるかだが、なんだか最初に材料がないだけに後からぞろぞろ材料が出て来るストーリーだ。
法廷で裁判長が弁護士の弁論を遮りながら、論拠もあげさせず弁護を続けさせたのには腰が抜けた。いくらなんでも、少しくらいは裁判らしくして欲しい。
結局、このドラマ七人の弁護士といいながら釈由美子だけにスポットを当て決めゼリフだけ見せるドラマになっている。
内容の吟味はやめた方がいい。
釈由美子の弁護士役もキャラクターとして中途半端だ。沈着冷静なのか、熱血なのかその辺もキャラクターとしての色づけがあれば、それなりに楽しめるが。
宮本亜門さん、安倍なつみさん「トゥーランドット」
このブログ、TBS、宮本亜門さん「トゥーランドット」の回しものになっているが、ドラマが揃わないので書いているに過ぎない…ともいえないが。
わたしが女優として期待している安倍なつみさん。いい演技になってきている。セリフの感情表現も、セリフなしの演技部分も、特に最初付近のシーンで背中で哀しみをやや表現できるようになってきた。
初週は背中を向けて泣くだけだったが、微妙に肩を震わせて泣く演技になっている。もちろん、宮本亜門さんの指示があったに違いないが。
歌唱も感情が乗っていい歌だが、やはり呼吸法をまだ会得していないためブレス音がかなり聞こえる。もっとも、疲労も相当なものなのが見て取れるので余計ブレス音が入るようだ。
ただ、そんな状態ながら声量はある程度維持しているのは感心している。今後の活躍をやはり期待したくなる。
また、そんな状態でありながら、アーメイと共に安倍なつみさんが歌う一幕最後は圧巻だ。時にアーメイまで超える高音を出すので驚かされる。
さて、宮本亜門さんは相変わらず試行錯誤で全幕細かいところで演出を変え続けている。既にで6回見ているが、もはやそんなところを探す観劇になっている。
ホームページ上では3回分しか書いてないのでいつ見ているかは不明にしておこう(笑)
ただ、一幕は手をつくしたと感じる。これほど短期間で演出を変えたので出演者の息が合わなくなっているのが問題の舞台になりつつある。
軽い笑いを取る意図でカラフを助けるためにミンをリューに殴らせるシーンはうまくいった時には笑えるが、間が外れると相変わらず観客の反応がなくなる。
一幕に関しては、もう細かい手直しはせず出演者の間合いにだけ注意を払うのがいい。
二幕は、どうしても個人的には違和感が拭えない。トゥーランドットがミンにカラフを助けることを命じることと再度儀式を行うことが順番としては逆のような気がする。
トゥーランドットが直接ワン将軍に再度儀式を行うことを話したにも関わらず従わないため、ミンに頼んでカラフを逃がし儀式をとりおこなう…これならすっきりするのだが、順番を逆にすることで話しを面倒にした。
それから、場面転換の際死んでいた人間がむくむく起き上がりスタスタ歩き出す姿がかなり客席からはっきり見えるのも考え物だ。
アンサンブルをもう一人使って肩を貸して舞台から出るという選択肢があると思う。
普通の舞台ならスタスタ歩き出しても前方客しか見えないのだが、衣装があざやかで舞台に近い構造のこの劇場では舞台上を暗くしてもほとんど見えてしまう。
それから一番なんとかして欲しいのは、二幕リューが殺されるシーン。きれいに決まる確立がかなり低い。いいシーンだが、カラフ、リュー、ワンの呼吸が今一つで間が悪いことが多い。
そして、その後の舞台中央で死んでいるアンサンブルをカラフが突き落とすシーン。
刀を置くためにいるのだろうが、階段下まで落ちる途中でセンターの階段にいるわけにはいかないとゾンビのごとく生き返って左階段にはっていくのは興ざめがする。
この演出はなんとかした方がいいと思っている。私以外でも演劇をよく見るらしい何人かは思わず苦笑するシーンになっているので。
岸谷五郎さんは相変わらず。役を手に入れたようで相手役の調子に合わせて微妙に演技を変える余裕が出てきたようだ。
それから早乙女太一くん。まだ、少し普通の舞台にとまどいがあるようだ。セリフが一般の舞台用のセリフ回しとそうでないのと時折混じる。もっとも、さほど苦にはならないが。
見せ場の踊りの素晴らしさを足せばおつりがくる。
そうそう、今まで触れるのを避けてきた小林勝也さん。正直、頑固だなと感じている。周りの演出が相当変わっているのに初週から演技が変わらない。
賢者としての役なのだから、もう少し多彩に状況に合わせて演技をして欲しいと感じている。それがこの舞台に彩りをそえるはずだ。
アーメイは歌唱部分は安定してきた。セリフに関しては仕方がないが、感情が舞台に入りこんできたのはいい傾向だ。
先日も感極まってセリフの出が少し遅れたりもしていた。この雰囲気は観客に伝わるのでこのまま千秋楽までつき進んで欲しい。
もし、この舞台を同じ出演者で再演するなら二幕の手直しをするだけで飛んでもなく面白い舞台になると感じる。
長澤まさみ・上野樹里「ラストフレンズ第2話」
これは明日書く予定。ただ、今期のドラマでは今のところ一番と感じている。
挑戦シナリオライター(裏ブログ)タイトルは「恋すればミステリー」