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「無理な恋愛」と堀北真希「恋する日曜日~私。恋した」

2008-04-09 00:00:50 | ドラマ・映画
「無理な恋愛」

さすがに岡田恵和さんだけにセリフはなめらかだ。ただ、最近の傾向としてごく普通のストーリーに何気ない面白さを描き、加えてメッセージを付け加えたシナリオに見える。

それに、堺正章さん主演というだけで地味なドラマにならざるおえない。10年主演が遅かったかもしれない。

また、夏川結衣も脇で光る演技をする女優なだけにヒロインとなると地味なドラマになる。

誤解を避けるために書くが、これはタイプの話しで演技力や表現力といった事と次元が違う。
役者には主役で光る人、主役も脇役も出来る人、脇役で光る人とおおよそ3パターンに分けられるということだ。

ということで、今期最初のドラマ視聴率はかなり苦しいのではと予想する。


堀北真希「恋する日曜日~私。恋した」

ファーストシーンでの堀北真希に言わせたセリフはいい。反語で入っているので見ている人間に意味を考えさせ悲しさが漂う。

だが、その後のシーンが不自然な映画だ。シナリオとしてセリフは要らないが、「恋した」を表すシーンと「旅立ち」を合わせたシーンがあれば感情移入がしやすかった映画だ。

高岡早紀が何気に出ていて驚いたが、登場人物として子役はいらなかったシナリオに見える。この規模の映画なら登場人物は三人で1時間半の映画は作れた。

それから、意外に「恋した」という表現を堀北真希が苦手にしているように見えた。平凡な女の子という設定だと表現しにくいのかもしれない。

もしかしたら、「胸が痛むような恋」をしたことがないのでは? と少し疑っている。もっとも、年齢的にそこまで深い恋をしていなくてもおかしくはないが。

今現在の堀北真希なら同じ映画をどう演技を変えて演じるか見てみたい気もする。

ただ、それにしてもカット割が不自然な映画なのが残念だった。シナリオもあまり褒められたものではないが、シーンの入れ替えやカット、少しの変化で大分印象が違う映画になったと思う。

堀北真希はドラマでは代表作を手に入れたが、映画ではまだ手に入れていない。焦ることはないが、二、三年でいい映画に出会って貰いたいものだ。

個人的には市川拓司著「恋愛写真―もうひとつの物語」「ただ、君を愛してる」。同じ話でタイトルが違うだけだが、これを再度映画化して出演して欲しい。

ちなみに、篤姫の宮崎あおいで映画化されたものだ。

宮本亜門さん・安倍なつみさん「トゥーランドット」
木曜日に最新の舞台状況を書く予定。
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タイトルは「恋すればミステリー」