法律事務所とキッズダンス教室・ヨガ教室

一見何のつながりもない分野をこなす私、尾埜 圭司からの情報発信。
みんな人とのご縁を紡ぐ仕事です。

尾埜合同法律事務所     事前予防

2009-06-04 | Weblog

6月2日(火曜日)

 6月に入りました。
今年も1ヶ月で折り返し・・・・・・・。
速すぎるピッチで時間は流れています。
「効率」。生命線といえるキーワードになっています。

 昼からは、金澤 昌史弁護士が顧問契約を交わす、メーカーN社と打ち合わせのため、N社まで出かけます。
テーマは、「クレーム対応を含めたお客様相談室システムの設置」。
常務、担当マネージャーが、カウンター・パートナー。

 クレーム対応の問題については、尾埜合同法律事務所にも、最近多くのご相談が寄せられていますが、肝心なのは、「正当な申し出と、悪質クレームの見極め。」
ここが抜け落ちると、「会社に文句を言ってくるやつをどうやっつけるのか。」という、企業側に偏ったスキームが出来上がり、結果的にその会社は凋落してゆくことになりかねません。

 また、N社のような規模の会社になってくると、会社としての対応が要求されるため、システム作りが不可欠。
個人企業の法人なりのケースとは、設計が違ってきます。

 尾埜合同法律事務所では、法律事務所の旧来のスタイルである、「何かあったら、いつでも言ってください。」という、事後対応型から、「何かが起こる前に、事前に仕組みを作りましょう。」という、事前予防型のご提案を続けています。
特に顧問先については、このスタイルが不可欠だと感じていて、テーマが設定された場合、顧問先側の会議やミーティングに参加することもしばしばです。

 今回も、急成長したN社に、会社として対応するシステムのご提案。
一からのシステム作りで、かつ社長決済が必要な段階。
ここまで会社とかかわると、経営陣と現場とで温度差が生じていて、その調整に工夫が必要になることがしばしばです。

 事務所のノウハウを活かしつつ、いい物を作り、その結果、さらに事務所にノウハウが蓄積されてゆければ、ベスト。
実務に使うシステムの構築には、世に出回っている一般書籍はあまり使い物になりません。
情報サービス提供チームとしての法律事務所が、クライアントの信頼を勝ち取るためには、実際にかかわった「臨床例」の数も重要になり、さらにその解析も重要になります。

個別事件をばらばらに、その場限りで対応してきた弁護士には、かなりのカルチャー・ショックのようですが、中小企業支援という以上、ここができないと意味がありません。

尾埜合同法律事務所    http://www.ono-lo.jp