12月25日、世の中はクリスマス。
私と、尾埜合同法律事務所の金澤 昌史弁護士は、私が毎週お世話になっている西宮の居酒屋さんに向かいました。
予定より、1時間おし。
会場には、すでにお馴染みトータルサポートの日下氏と、私が「兄さん」と慕うN氏が、2人で話に花を咲かせていました。
「もっと、ゆっくり来てくれたらよかったのに!」日下氏の第一声。
でしょうね。
N氏は、私が京都で司法試験を受験していた時代に知り合い、ずっと教えを受けていた人物で、それをきっかけに公私共に付き合えるようになった、京都時代の素敵な財産の一人。
実は、私よりも5歳も年下ですが、物事に向かう基本的な考え方が当時にの私には衝撃的で、以後勝手に「兄さん」と祭り上げて付き合っています。
N氏は現在、判事補10年を経て立派に裁判官となり、関西地区に赴任中。いずれ裁判所をしょって立つ逸材とみんなが認める人物です。
そんな彼は、現在は法科大学院で教鞭もとっており、とても忙しい身ですから、その日会ったのは、今年2回目で、すでに忘年会。
私自身が彼に会って自分を引き締めたかったのと同時に、前回お引き合わせした、日下氏ともどうしても引き合わせておきたかったためのセッティングでした。
一見何のつながりもない分野の人間をコーディネートすることを、『趣味』とする私ですが、この2人をつなぐキーワードは、『職人』です。
N氏の次の言葉が、全て。
「いやー、尾埜さんに前回お会いした後からの3ヶ月、本当にきつかった。
一方の裁判官の仕事が急激に忙しくなり、通常の裁判官以上の状態になった。
他方で、お引き受けした大学院での仕事も、学生は真剣。手を抜くわけには行かない。
クライアントに対しては、精一杯仕事をするということを信条としている。
どちらのクライアントにとっても、『他の仕事が忙しい』などということは理由にならない。
自分自身に対する言い訳はいくらでもできるけれど、ここで楽を覚えてしまったら取り返しがつかなくなる。
受験時代のように、徹夜をする体力はもうないので、夜中1時に寝て、朝5時に起きるという生活が、土日も返上して続きました。
まあ、『プロ』だから仕方がないけど、ほんまにきつかった。」
よほど疲れていたんでしょうね。
普段は自制していると聞いている酒を、受験生時代と同じペースでしこたま飲んでいました。
横で、この話をうれしそうに聞いている日下氏がいました。
私は、再度身が引き締まる思いで聞いていましたが、同席した金澤昌史弁護士と、遅れて参加した中村 誉彦弁護士は、同時期に同じ世界に身をおく人間として、この姿勢をどう聞いたのでしょうか?
途中から、たまたまお店にお越しになっていた、うちの奥様が代表を務めるヨガスタジオ「Shanti-Shanti」がお世話になっているビルのオーナーM氏ご一行が、合流され、宴はハチャメチャの様相になったため、結論は聞けずじまいでしたが・・・・。
N氏と日下氏、いずれ繋がってゆくはず。
置いていかれないように、私も頑張りましょう!
尾埜合同法律事務所 http://www.ono-lo.jp