いままで気にしなかった,勤務先や通勤経路で咲いている花たちが,コロナ禍での精神衛生上,いい方向に影響しているなと実感している。
実は,子供の頃から動物・昆虫は好きだが花に興味は薄い。
植物に興味がないというか,植物の種類は釣りに関係していると覚えるのに,そうでないとカラキシダメなのである。
そんな自分でも,ふとしたときに見かける花に癒やされているように感ずるのだ。
自宅の庭にはユリも咲いており,家族がいうには「アゲハチョウが来て,とても美味しそうに蜜を吸っていたヨ」という。
アゲハチョウ,遠くで見ると軽やかで美しいが,鱗粉が見えるレベルまで来ると正直グロイように感じる。
しかし,そんな「昆虫差別」などオカシナ話。カブトムシの成虫はいまでも触りたいしカッコイイが,サナギマンはダメ,というのはオカシナ話だと思っている。
それにしても,完膚なき都会ともいえる勤務地には,こうした花にチョウが舞っていることなどない。
メトロリバーには多くの昆虫がいる。バッタ,トンボ,チョウ,キリギリス,とにかく相当な種類だ。川虫がいるので,カゲロウも結構いる。
つくづく,このような状況で釣りを続けているのもメトロリバーあっての話だと思う。豊かな自然とはいわないが,子供の頃から好きな水辺。子供が元気に遊んでいる姿さえ愛しい。
そんな思いをはせることができるのも花のおかげである。