この撮影は9/25のものである。
この前に,かなりの数のアオムシが育っていたが,想定通り1匹しかサナギまでには成長しなかった。小鳥のエサになってもカマキリのエサになっても文句は言わない。
なにより,このサナギを見つけるのにも苦労した。
なにしろ,見つけた喜びで,家から僕が早出勤務中に携帯電話がかかってくる始末。何事かとあせってしまったよ。
前回同様,濡れ縁の延長上,さらには,この表に大きな宅配BOXのようなものを置いているのだが,その間にこうなっていたのだ。
アゲハチョウのアオムシは,ある程度の大きさになってくると激しい移動を繰り返すことが何度も確認された。しかし,前回とほぼ同じ場所とは...。まさか,前回生まれたものの遺伝子が影響しているのだろうか....
いろいろ憶測できるが,昆虫の生態は実に面白い。
秋田遠征では多くのオニヤンマに遭遇した。さすが日本最大のトンボだなあと見とれていたもの。ブーンという飛行音は,他のトンボではないなあ。
そして,メトロリバー下流域ではギンヤンマが多い。中流域ではシオカラトンボ。さらに上流ではイトトンボが主流になる。もちろん,アキアカネはどこへ行ってもたくさんいるのだが,人間に対する警戒心は,やはり秋田の山中育ちのものに,ほぼない。
警戒心といえば,9/23の運河でのクロダイ。メトロリバーでの天才バスを見慣れていても,やはりクロダイは賢い魚だと頷かされた。
そのようなことを考えると,アオムシにもきっと「先祖の血」が入っており,どこが安全かを見極める装置がついていると推測しても,けして無謀ではないだろう。
2021年。実に4匹のアゲハチョウのサナギを見ている。2021年は,サナギマン,いや,サナギウーマンの年なのかもしれない。