1016SV-SH。足掛け1ヶ月でセルフOHが完了した。
今回のOHは「まだ長く使いたい」という目的で,古くなったグリスを新しいものに交換していくのが目的だ。
これらのギアは7.1:1という「スーパーハイスピード」なので(ギア比8を超えると自分には使い道がない),ちょっと引き抵抗のあるクランクなどを巻くと「グリスがヤバイ」ことがわかる。いや,もちろん「これが普通・ほぼ新品」の感覚がないとわからないけど。
前回の記憶がないが,SHモデルは2024年になってから初めてのハズ。あせらずじっくり始めて行った。
磨きすぎてロゴが消えている。これが自分のSH・1号機。WAXで磨くからね。
そういえば,SHモデルとして使い始めたのはSS-SVだったが,あれはさすがに古い。とにかくOHしにくいクラッチだったから二度と購入しないネ。
STEEZは,クラッチの構造がシマノの07メタマグと同様なので「バチン」とクラッチが切れるようならグリスが切れかかっている証拠。
ところが,実際開けてみるとグリスの蒸発はなかったり,ただ単純に劣化していたりと,三種三様の展開になっていた。
ベアリング交換もしないから,ひたすら洗浄とグリスアップ。書けば1行,使ったウエスは10枚以上で手がベトベトになる。
それでも,組み上がると「やっぱりイイ」ことが嬉しいし,実際の釣りで「まったく違和感ない」のが気持ちイイ。
16STEEZの長所は隠しネジ文化がないこと。
サイドプレートが素直にビスで止まっている。これで剛性が保たれる秘密は,やはりハウジングとその組合せ設計の妙だろう。07メタマグは構造も単純だったが,それでグリス蒸発が多かったのかも。
なお,ハンドルノブBBは面倒なのと替えがないので,「セクシーダイナマイツ・ソルトオイル」で仕上げた。実に「持ち」がよく,特段回転を重視しないのなら助かる。
これでまたあと1年は余裕で戦える。
ちなみに,6.3ギアの方はもうOHが終わっているので,これで4台とも終了。
そうえいば,STEEZを持っていると「スゲエー」と驚かれることが多い。いや,全部中古なんですけどね。まあ,中古でも2万円はするけど,やっぱり自分にはこれが最高ですよ。
フリマを見ていると懐かしのリール(銀メタなど)を思わず買いそうになるが,00メタマグでも使えず,結局自分のいまの釣り方には使えないので,写真をみて懐かしむことにしている...。収集家じゃないんですよ。
それでも,自分は老眼が進んでいるので,もう本当,次からはプロにお願いしようかな...。マジでセルフOH,キツイだけになってしまったかも。