カノケンリール日記。

リールに対しての持論や、日常の出来事などを書いています。

へっぽこ整備工場。

2019-10-20 07:30:07 | 日記

エンジンオイルの巻5。

前回までの話でエンジンオイルの種類は何となく分かってもらえたと思います。

次は鉱物油を除く半合成、全合成油に含まれる添加剤についてです。

前回にも書きましたが、鉱物油はピュアな油ですので添加剤は含まれません。

油には元々、洗浄性能など有りませんので鉱物油でのエンジンオイル交換にて調子が良くなったと思うのは、古い油から新油になったからの効果のみで、だから

「安いオイルをマメに・・・」

と言う整備工場に限って

「2回に1回はフラッシングして下さい。」

とか言うんです。

汚れは内部に残ったまま、洗浄効果が無いので余分な作業が増えてしまいます。

さて、鉱物油以外には洗浄剤や酸化防止剤、油膜安定剤など様々な添加剤が配合されており、各メーカーさんにより含まれる成分も配合も違い、全ての種類は分からない位あります。

でも、一般でのエンジンオイルで現在の流行りとして一番売りにされているのはやはり

「洗浄効果」

だと思います。

この洗浄性能は正確に言えば、

「洗浄し、汚れを包み再付着させずにオイルパンまで運ぶ。」

までを洗浄性能といいます。

エンジンの一番下にオイルパンと言うオイルを貯める皿があり、エンジン内部を循環したオイルは最後にオイルパンに戻り、ポンプで吸い上げられエレメントで濾過され、再びエンジン内に送られて行くのですが、
せっかく剥がれた汚れがオイルパンに戻るまでに違う場所にくっついてしまえば意味がありません。

ですので、洗浄性能とは洗浄だけの性能では無いって事です。

そして、包み込む性能には限界もあります。

だから高級なオイルでも定期的なオイル交換が必要になります。

つづく。
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へっぽこ整備工場。

2019-10-19 08:27:52 | 日記

エンジンオイルの巻4

原油が精製される過程にて初めの頃に作られるのが灯油や軽油、そしてその段階の原油をエンジンオイルとして加工したのが鉱物油、と言うのは分かったでしょうか?

この鉱物油ベースに洗浄剤や皮膜保護剤などを添加させたオイルが、半合成油と記載されます。

前回に書いたHIVIオイルはグループ1の鉱物油を水素化精製と言う本来の精製方法とは違うやり方をしていますが合法な化学合成油です。

灯油、軽油レベルから更に精製(不純物を取り除き、分子のサイズ統一化)を繰り返しガソリンの段階になります。

この段階でガソリンとして加工すれば、何もしなければレギュラーガソリン。火が付く点火温度を高くしたり、点火時に燃えなかったススを洗浄する成分などを混ぜればハイオクガソリンになります。

一方、100%化学合成油と言われるエンジンオイルはこの辺りからガスになってしまう直前位の原油がベースに加工されます。
容器にはPAO(パオ)やエステル等と記載されています。
グループ4がPAO、5がエステルの場合が多いです。


エンジンオイルとしては最高級で分子レベルでも各添加成分と仲良くなる相性が良く、長く友達関係を築ける優等生。
人間に例えるなら、角が取れた定年間近な人気上司でしょうか?
人間だと定年前まで角も取れないま固まり、嫌な奴として定年する人もいますが笑

これがエンジンオイルの作られ方、等級区分などの分かりやすい話です。

エンジンオイルにはこの他の記号もあり、SL、SM、SN等です。
SLが半合成レベルと解釈されて問題無いのですが、SLでHIVI全合成と記載されているのも有り、日本独特なやり方で海外ではもっと厳しく管理されています。

こちらの記号ではSNが最高級のエステル系になります。

次回は、エンジンオイル含まれる洗浄剤とそれに関係する、一般車にレーシングスペックオイルは必要なのか?などを書いてみます。
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お知らせです。

2019-10-14 10:08:00 | 日記
台風の影響により、通信がつながりにくい状況になっており、被災地の本当に情報が必要な方の為、通常に戻るまでブログ、FacebookなどのSNS更新はお休みします。

HPでのお問い合わせは大丈夫そうですので、ご用意の方は、お問い合わせ欄からか、僕のアドレスをご存知の方はメールで連絡をお願い致します。
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ご依頼中のお客様へのお願い。

2019-10-11 10:51:43 | 日記

本日、10/11発送分は宅配業者さんも台風の影響の配慮なのか早目の午前中に集荷に来られ発送致しました。

現在、作業をお待ちのお客様分は、台風の影響にて万が一、配送業者様の交通事故などによりお客様にご迷惑を掛けてしまう可能性を考え、安全確保が出来る10/14からの配送にいたします。

お客様の荷物と、配送業者様への負担をなるべく減らし安全確保。

安全第一を考えての判断ですので、ご理解をお願い致します。
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へっぽこ整備工場。

2019-10-10 11:40:49 | 日記

エンジンオイルの巻3

自動車エンジンオイルの原料として原油があります。

エジプトやイラン、イラクなどの中東からタンカーで運ばれるのは見た事あると思います、あれです。

この原油を精製していきガソリンやエンジンオイルが作られますが最終的に原油はガスになり終わりです。

LPGガス(プロパンガス)を聞いた事あると思いますが、あれが原油の最後の姿です。

精製の初めの頃に出来るのが軽油や灯油。
この精製段階の原油をベースにしたエンジンオイルが鉱物油です。

最近は鉱物油をベースに水素化精製と言う鉱物油を特別な方法で精製した物したオイルが市場での主流になっておりHIVI等と表記してあります。

エンジンオイルのグレードを示すグループに1~5とあるのですが1が鉱物油。
2が水素化精製、3は2をさらに水素化精製の精度を上げた物で、2、3が半合成。

4~5が化学合成油です。

が、グループ1ベースの水素化精製油であるグループ2、3は化学合成油として販売する事が日本国内では認められており、数値的な性能は化学合成油に匹敵します。

ただ、ベースレベルが低い為に各添加成分が分離しやすく、1年に1度しかオイル交換しない人などには不向きな弱点もあります。

HIVIオイルの代表的なのが、匠オイルやカストロールエッジなど、4リットルで¥3000前後で化学合成油と書かれている物のほとんどがHIVIオイルだと思います。

つづく。
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