輸送危機で形ばかりとなる「雑誌発売日」の意味 地方書店から驚きと戸惑い、仕方なしの声も
やはりこの記事も「スポンサーありき」の忖度記事。なにが「仕方ない」なのだろうか。
はっきり書く。
取次という商慣習が21世紀において明らかに不都合な存在で,排除すべきであると。
そんなことをしたら出版社・読者も困るというだろうが,そうではないだろう。
なぜならすでに週刊誌出版社は週刊誌で生計を立てているわけではない。
取次は言ってみれば「本の問屋」であるが,その商慣習が時代遅れなのだ
欲しい本があって書店で注文すると平気で1週間は待たされる。これを「客注(きゃくちゅう)」というが,要は「お客の注文」で配送するという仕組み。
しかしながら,出版社が書店に直接卸すことは「商慣習上」禁じられており,アマゾンでさえも大阪屋という取次が仕切っている。
いまや,ネット注文で翌日ないし指定日配送が不可能でない時代。ドライバーも大変だが,とにかく物流は動いているのだ。
もちろん輸送コストはかさむが,読者は「少しでも早くほしい」というのがほとんどだろう。
このような「読者の要望と時代の趨勢」がかけはなれた商売は,間違いなく「殿様商売」であり,怒りを禁じ得ない。