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ワンピースについて、そのFILMRED

2023-10-04 04:31:00 | アニメ

 ワンピース映画第15作目。
 世界興収320億という、東映映画の中で最大収益を叩き出した超大作。

 2022年公開で、東映はワンピだけでなくDBやスラダンも当ててますから。
 最近のアニメ映画は100億が当たり前みたいになってバブリーです。邦画としても東宝一強が長かったですが、ここに来て東映が盛り返してきましたね。

 俺はワンピース、アニメは全然見てないけど漫画と映画は全部見てます。
 年一で漫画喫茶へ行き漫画を一通り読んだり。ワンピースは義務教育ですw 最低限、目は通しておかないと。やっぱ国民的作品ですからね。

 アニメや邦画が盛り上がるのは良いことです。
 が、今作はかなり、これまた評判が賛否両論の作品になります。

 監督はコードギアスなどでお馴染み、谷口悟朗さん。
 脚本は数々のドラマを手掛け、FILMGOLDも担当した黒岩勉さん。

 強力タッグで見る前から大作の予感。
 俺も谷口さんが監督やるって聞いてビックリした記憶あります。

 ただ、不安も過ぎりました。
 前にも、細田守さんが監督したオマツリ男爵は酷い作品でしたしw

 名監督とワンピースは合わないんじゃないかって思うとこあったんですが。
 まぁ、実際見て不安は的中でしたかね。東映最大収益は、少なくとも最高傑作ではなかったと言わざるを得ない。

 ストーリーは、

 音楽の島『エレジア』に上陸した麦わらの一味。
 そこでライブを披露していた人気アーティスト・ウタ。実はシャンクスの娘であり、フーシャ村でのルフィの幼馴染みだった、という導入。

 まぁ、ようレビューで言われてる後付け感の酷さ。
 映画の設定を捻り出すために仕方ないとはいえ、もうちょっと何とかならなかったのかってのが正直なとこ。

 映画オリジナル、アニメオリジナルのキャラは別にええんやが。
 今回のウタは物語の最初、ルフィとシャンクスの出会いからをひっくり返す話やし。

 怒る人もそりゃおるやろなって。
 俺もガチファンではないとはいえ、子供の時から見てる作品がこれやと迷走してんのかなって。ちょっと違和感拭えん。

 後、これもレビューでよう言われてるAdoのMV。
 今作は殆どミュージカル映画みたいなとこありますかね。

 Adoさんの歌で話が進む。俺としてはあんまり気にならなかったかな。
 歌うことが戦闘行為なんで。藤虎モモンガを翻弄するとことかスタイリッシュでかっこ良い。

 AdoさんのCDは普通に持ってるし。Adoの歌好き。
 特にエンディングの『風のゆくえ』。ここは大満足やった。

 それと、ウタの悪魔の実の能力がすっげー強力という。
 ウタウタの実。このネーミングはさすがにw もっと捻ってくれよw

 自分の歌を聞いた人間の意識を”ウタワールド“という空間に取り込む。
 ウタワールドで取り込まれた人間は現世で仮死状態で、その体を操ることもできる。

 これが超人系なのかw 自然系最強はもう過去の話やね。
 能力のやり過ぎ感はあれど、この能力を使っての映画の中盤、話として面白かったです。

 ウタはこの能力を利用して、大海賊時代を終わらせ新時代を作る。
 ウタワールドの中に世界中の人々を取り込み、飢えも悲しみもない世界を生み出そうとします。

 中々に狂ってるw
 このマッドな感じは好き。女の子が健気に描いた理想って感じで。

 ウタの存在に危機感を抱き、排除しに来た海軍が今回はちゃんと正義。
 当然の反応かつ対応なんだが、それが一周回っておかしいというかw 市民を巻き添えにしようともするけど、ガチの世界滅亡の危機ですから非情の決断。仕方ないですかね。

 なんか今までの映画にない展開で後半から凄く面白い。
 トットムジカが出現しての総力戦。前回のスタンピードと違って今回は麦わら一味もそこそこ活躍するし。

 キャラの多さの割には話やバトルは纏まってて見易かった。ここはさすが谷口監督の手腕ですかね。
 見る前や映画の序盤は不安やったが、どうやら谷口監督はワンピに合ってたw 最終的には杞憂だった。ソツのない仕事ぶり。

 ブルーノ出てきた時はビックリした。ウォーターセブン編好きだから嬉しかったな。
 ただ、とにかくキャラの多さ。ワンピースの魅力であり難点って、この映画見てつくづく思いましたw

 ローはもういい加減出んでええやろw
 バルトロメオやらコビーやらビックマム海賊団まで何から何まで。人気キャラも多いからしゃーないのか?

 もうちょい出るキャラを絞ってほしかった。
 もっとシャンクス海賊団メインでええと思うし。

 そろそろ麦わら一味がガッツリ戦う話も見たいよな~。
 スタンピードのゾロVS藤虎。あのシーンだけ何度も見たwせめてゾロサンジくらいはメインのバトル欲しいわ。

 前半はどうなるやらと心配だったが最後まで見ると、物語の着地も良くて面白かった。
 レビューで酷評されがちやが、皆ワンピースに厳しすぎよw

 多分、めちゃくちゃ好きって人とダメって人、キレイに分かれると思うわ。
 本当に賛否両論やと。俺として前半からラストへ向け尻上がりに面白くなって、見る前と後では評価全然違う。傑作とまで行かないけど、見て本当に良かったと、心から言える。

 興収で結果も出してるし、それだけの価値はある作品だと思います。
 歴史が長い分、原作との接合や辻褄合わせも難しいだろうし、観客も多少は寛容に見んとねw

 俺はもう途中から原作やら理屈とか、どうでもよくなっちゃいましたw
 バトル全振りだったスタンピードも、あれはあれで面白いし正解やと思うんだが。

 今回のFILMREDみたいなストーリー仕立てもやっぱええな。
 もう開き直って、ifとして楽しむのが丁度いいんちゃう?

 ラストのしんみり悲しさはあれど、見たらパワーを貰える、元気が出る良い映画でした。
 では、また。




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