なかなか立派な短冊用の額に収まっていますが、福田豊四郎氏には珍しい初期の作品ですね。もう一点は晩年の昭和44年頃に描いたと思われる色紙の作品です。 . . . 本文を読む
杉本健吉の晩年には杉本美術館がある美浜町の海岸でスケッチする杉本健吉がよく見受けられたそうです。美浜町の隣、武豊町には古くから浦島太郎伝説が語り継がれているそうですが、天女の羽衣伝説もあるようです。そんな思いとともに筆をめぐらせたかのような楽しそうに踊る可愛らしい天女が描かれています。
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平川敏夫の作品は、1980年代より画面から色彩が影を潜めるようになり、墨の濃淡を主体とした画境に到達しますが、 さらに従来の水墨画と一線を画すのは染色を思わせる「白抜き」の画法によるもので、多くの作品が無彩であるにもかかわらず装飾美にあふれる作品を生み出しています。本作品は水墨に金彩が施されていて、とても効果的です。
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古い御園座の緞帳は3つありますが、その一つには杉本健吉の絵を原画にした「天人奏楽」があります。昭和38年の柿葺落興行の番付には杉本健吉の天女の表紙が付いていました。現在の新たな「御園座」については当方の仕事で関わりましたが、名古屋出身の杉本健吉とは親交があったと推測されますます。ただその詳細は不明であり、後学とさせていただきます。
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