香合の古染付は名品も含めて数多くありますが、香合はあまり観たことがりません。
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古伊万里の中で最も人気の高い作品群に「蛸唐草」の描かれた作品群があります。ただしこの蛸唐草でも唐草に丁寧に縁取りして描かれた蛸唐草のみが価値の高い作品となります。雑然と描かれた蛸唐草の作品はあまり高い評価は受けていません。
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古伊万里に金襴手なる作品群が生まれたのは、江戸時代元禄年間とされています。江戸時代元禄年間にて好景気を迎え、経済力を蓄えた町人を中心として元禄文化が発展しますが、贅を好む風潮の中で、色絵を施した豪奢なうつわを求める気運が高まり、そうした需要に応えるように、この頃に伊万里焼に「古伊万里金襴手様式」が成立します。 . . . 本文を読む
「庚申待」とは道教では、「人間の体内には三尸という3種類の悪い虫が棲み、人の睡眠中にその人の悪事をすべて天帝に報告に行く」という説話があります。 そのため、三尸が活動するとされる庚申の日(60日に一度)の夜は、眠ってはならないとされ、庚申の日の夜は人々が集まって、徹夜で過ごすという「庚申待」の風習がありました。
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黒田稲皐の作品の特徴はほとんどの作品で必ず一匹のみを鱗まで詳細に描き、他の鯉は鱗は省略された描き方になっている点でしょう。また一匹だけユーモラスな表情を持つ鯉を描くこともあります。
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落款に違和感がなさそうですが、冒頭の印章「猛虎弐聲山月高」の印章は白い部分が太く繋がりが多いことが真印との違和感がありますね。この印は明治7年から押印されています。真作なら西郷隆盛が下野した明治6年以降の書となります。
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