本日紹介する作品は久方ぶりに大橋翠石の虎を描いた作品です。本ブログでも紹介したように大橋翠石は虎の作品以外に猫や獅子、狸、羊といった動物の作品がありますが、やはり大橋翠石の真骨頂は虎を描いた作品でしょうね。猛之図(親子虎) 大橋翠石筆 その11絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 共箱二重箱 全体サイズ:横660*縦2180 画サイズ:横500*縦1230 本ブログにてもう何度も紹介していますが、改めまして大 . . . 本文を読む
源内焼において代表的な作品として、地図皿に準じて西洋文字や凡字という文字をデザインした作品が上げられていますが、本日は西洋文字をデザインした作品の紹介です。インターネットオークションで10万円弱で落札した作品であり、高いか安いかは当方では判断できませんが、希少な作品であることに相違ないでしょう。希少な作品 源内焼 三彩西欧文字文輪花八寸皿欠け補修跡有 誂箱入作品サイズ:口径234*高台径*高さ45 . . . 本文を読む
青手の九谷だけが古九谷ではない・・。古九谷としては青手だけが注目を浴びますが、古九谷の作品の種類にはいろんなものがあり、その中でいちばん使い勝手がいいのが五彩手と呼ばれている作品群でしょうね。色絵古九谷様式(九谷五彩手) 水禽図瓢箪型皿高台内「福」銘 合箱横幅125*奥行50*高さ29「九谷五彩」と呼ばれる、緑・黄・紫・紺青・赤の色絵の具を自在に活用して絵付けされたスタイルを持つ作品群です。5色 . . . 本文を読む
本ブログにて2点ほど紹介した古萬古焼の作品ですが、本日は確証はありませんが、再興萬古焼の祖とされる森有節の作品と思われる作品の紹介です。最初に今まで紹介した作品(真偽のほどは解りりません)と古萬古焼について記しておきましょう。**********************************古萬古焼の歴史桑名の豪商、沼波弄山(ぬなみろうざん)が、元文年間(1736年〜1740年)に朝明郡小向(あ . . . 本文を読む
蒐集している大野麥風画の「大日本魚類図集」の入手先から本日の作品を頂きました。この作品は版画ですが、原画の作者である今尾景年については本ブログで幾つかの肉筆の作品を紹介しています。本作品は「景年花鳥画譜 春・夏・秋・冬之部全4冊(春・夏・秋・冬之部) 木版134図」(明治24-25年1891-1892)の冬の部よりの作品です。明治10年(1877年)の頃から「花鳥画譜」の制作を志し、博物学者であっ . . . 本文を読む
本日の紹介する作品は奥田潁川とされている?作品です。もちろん「伝」とされる作品ですね。可能性としては漳州窯で焼かれた呉州赤絵の作品に銘を入れた・・??作品かもしれませんね。呉州赤絵写 龍・麒麟文蓋置 伝奥田頴川作内側脇「潁川」銘 合箱全体サイズ:径55*高さ45頴川のほんものの作品は絵付の筆が実に滑らかに奔放に伸びており、白磁の部分はやや青みがかった不透明感があり、高台がある場合は高台脇には砂付き . . . 本文を読む
大野麥風の作品をまとめて何点か入手できたので紹介します。作品はマットや額を誂えて、タトウに保管します。絶対に太陽光が照明に長い時間放置してはいけませんね。そのためにもタトウは必須であり、日光はむろん照明にも当たらないようにして保管します。当方の展示も短期間のみ。まずは左から「シマイサギ」の作品です。大日本魚類画集 NO67 シマイサギ 大野麥風画 紙本淡彩額装 版画 1938年10月第2回(第2号 . . . 本文を読む
本日は当方の好きな風景画家の一人である奥村厚一氏の作品が2作品入手できましたので紹介します。家内の感想によると奥村厚一の作品は「きれいだがインパクトが少ない。」とのこと・・。たしかにそう言われるとそうかもしれませんが、山を題材にして描く奥村厚一氏の作品は、山好きの小生にとっては捨てがたい画家ですし、一方の蒐集対象の郷里出身の画家の福田豊四郎と関連からも今後も蒐集対象としていこうと考えている画家のひ . . . 本文を読む
我が家の玄関にある傘入れが古くなってきたので、義母が新しいものを御要望・・・。いろいろと既製品を探してみましたが御要望と寸法などが一致したものがなく、やむを得ず作ることにしました。天板や扉は無垢の欅、これはインターネットオークションから廉価にて調達しました。半端材の無垢の材料は廉価で入手できます。 上端は折り畳みの傘用・・。車庫にて近所の方に塗装してもらいました。以前の置いてあったところにうまく入 . . . 本文を読む
インターネットオークションに「双雀図」として出品されていた作品ですが、本作品は共箱ではないのですが、題としては「百舌の双雛図」が正解でしょう。5000円程度の廉価で落札できた作品ですが、福田豊四郎の動物を描いた作品は愛情が溢れており好きな作品となりそうです。*「百舌の雛」という作品を昭和8年(1933年)3月の第5回秋田美術展に出品された記録があります。どのような作品かは観ていないのでわかりません . . . 本文を読む
中国や高麗の青磁も面白いのですが、意外に日本の鍋島、三田、伊万里おいても青磁にっ見るべき作品があるものです。ただ、歴史的には中国や高麗の青磁に比して短いのでそれほど多くの選択肢はないかもしれませんね。本日は伊万里で焼成されたとされる青磁の作品を紹介します。なお初期伊万里として売られていましたが、むろんその点は定かではありませんね。初期伊万里? 青磁陰刻花文七寸皿鎹補修跡有 誂箱口径223*高さ60 . . . 本文を読む
贋作が多く、意外に佳作の作品の少ない平福百穂の作品ですが、今回は筋の良さそうな作品が入手できましたので紹介します。ただし、シミが多い・・・。秋嶺 平福百穂筆 昭和7年(1932年)頃 その103紙本水墨淡彩 絹装軸 軸先象牙 共箱二重箱全体サイズ:横628*2305 画サイズ:横419*縦1234「ニシムラ画廊」にて改装したと思われますが、「ニシムラ画廊」の詳細は不明です。なおしみ抜きにて改装が必 . . . 本文を読む
面白そうな作品がインターネットオークションに出品されていたので、好奇心から入手してみました。数万円での落札なのであくまでも参考作品と思ってください。早春 傳横山大観筆(真作なら大正末~昭和初期の作) その6絹本水墨軸装 軸先象牙 共箱二重箱(小村大雲?識箱)全体サイズ:縦2190*横600 画サイズ:縦1238*横408*染み抜き・改装の必要有 状態は良くないですが、水墨の絵の出来は一流・・。汚れ . . . 本文を読む
本ブログでは他にも幾つかの古伊万里の揃いや陽刻の作品を紹介していますが、最近になって2種の陽刻の作品と2種の5客揃いの作品を普段使いのために入手しましたので紹介します。いずれも江戸後期と推定していますが、確証はありません。普段使いにと考えて5客揃いも購入しています。縁に欠けが少しあるので廉価にて購入できました。古伊万里 五客揃染付陽刻竹下賢人 見込南蛮人洋犬図紅縁輪花五寸膾皿江戸後期(享保~宝暦年 . . . 本文を読む
本日紹介する作品はちょっと面白そうな茶碗と思い入手した作品です。鉄絵宝珠文高麗茶碗 松村弥平太作合杉箱入 (「高麗玉(宝珠)之図」と記されている)口径117~118*胴径128*高台径55*高さ96真贋は別として箱書きに「弥平太」とありましたので、調べてみました。茶碗の作者としたら、下記に記述の人物が考えられます。*****************************松村弥平太:(読み)まつむ . . . 本文を読む