今年の夏季休暇における帰省の目的は「男の隠れ家 その4」のリフォーム工事の進捗状況の確認です。「男の隠れ家 その4」は「男の隠れ家 その1」(下記写真右)の隣地です。空き家になった隣家を倉庫目的として購入しましたが、積雪などにより老朽化してきたので改修工事に踏み切りました。作品の展示と収納庫が使用用途ですが、いつでも売却できるように改修しています。郷里には「男の隠れ家 その2」もあり、愉しみがたく . . . 本文を読む
大皿や甕をメインとして本ブログにて紹介している古武雄焼関連の作品ですが、徳利では花入に最適なので2作品目を入手しましたので紹介します。お気に入りの作品 松絵紋二彩唐津徳利 その2 古武雄焼(二川焼)合箱外口径35*胴径140*底径92*高さ235武雄焼の中で弓野焼とは佐賀県武雄市弓野弓野焼(肥前国杵島郡西川登村大字小田志字弓野:佐賀県武雄市西川登町小田志字弓野)で焼かれた陶磁器のことです。江戸の中 . . . 本文を読む
家内は我が郷里の画家の倉田松濤のファンにひとり。先日も拙宅を訪れた学芸員の方と倉田松濤の作品を観ながら楽しそうに談笑していましたが、その間もなく本日紹介する作品を入手していました。 坊主と獅子 倉田松濤筆紙本水墨淡彩軸装 軸先樹脂 合箱 全体サイズ:横513*縦2121 画サイズ:横337*縦1372倉田松濤の作品にはまず共箱はない・・・???ようです。実は共箱の作品は少ないながらあります。 実に . . . 本文を読む
本日紹介する作品は寺崎廣業が墨一色で描いた作品です。月下孤鹿図 寺崎廣業筆 明治末頃 その158絹本水墨着色軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:縦1670*横525 画サイズ:縦1160*横400 作品中の落款と印章は下記写真右のようになりますが、印章は「二本廣業」時代に描かれた「呂公一睡図 寺崎廣業筆 明治33年(1890年)」と同一印章です。この2種の累印で押印された作品数は非常に少なく . . . 本文を読む
「山」となっていますが、本日紹介する作品の画題は不明です。むろん真贋も不明・・・。以前に紹介した作品は東京美術倶楽部の鑑定証付でしたが、題名は「夏山」でした。そこで本作品は「秋之山」・・・???秋之山 伝高山辰雄筆 その3紙本着色額装 一部布タトウ+黄袋F3号程度 全体サイズ:横435*縦455 画サイズ:横237*縦262色紙の大きさの作品ですが、違和感はありません。この程度の大きさの作品はいろ . . . 本文を読む
明末赤絵の作品を目指した潁川の作品に劣らぬ?見事な絵付けの作品です。お気に入りの作品 明末呉須赤絵 鳥獣花文火入 誂箱全体サイズ:口径101~111*高台径71*高さ95~97官窯から逸脱して自由気ままな作風を醸しだした明末の民窯の作風そのままです。このなにか訳の分からない龍か獣のような文様は奥田潁川の作品にも見かけますね。明末の民窯では陶土の採掘に費用がかかるので、浅い層から掘っていたため、釉薬 . . . 本文を読む
家内が市内の駅前の馴染みの茶道具のお店で購入したお茶碗・・・、どうも高橋道八の作品らしい・・。当方には保戸野窯の平野庫太郎氏が本人から頂いたという八代高橋道八の作品があります。この作品は平野庫太郎氏から亡くなる前に「持っていて欲しい」ということで譲り受けた作品です。平野庫太郎氏が京都での修行時代に本人から戴いた作品です。こちらの作品はその父にあたる七代高橋道八の作品でしょうか?家内が購入した茶碗 . . . 本文を読む
本作品の箱書にある「信州山ノ湯温泉」についてですが、平福百穂が信州の温泉を訪れた記録には大きく二つの記録があります。ひとつは「明治37年(1904年)に歌人伊藤左千夫や平福百穂が、歌人篠原志都児の招待で蓼科親湯温泉に長期滞在している記録です。蓼科の様子を作品で紹介し、このことから関東圏に中部圏で蓼科が広く知られるようになり、多くの文人歌人をはじめとした文化人が蓼科 親湯温泉に訪れることになります。 . . . 本文を読む
本ブログでは画家の作品については郷里出身の画家の平福父子、寺崎廣業、福田豊四郎を中心に投稿していますが、同じく郷里出身の画家である信太金昌についても幾点か紹介しています。本日は色紙の作品ですが、信太金昌の作品を紹介します。山と川 信太金昌筆紙本着色 色紙タトウ入3号 画サイズ:縦270*横240信太金昌は大正9年(1920年)1月19日に秋田県山本郡金岡(三種町)に生まれています。画歴は下記のとお . . . 本文を読む
*本ブログの投稿日が9月30日までのなのですが、原稿がすでに満杯となっており、投稿記事が複数になる日がこれから増えてきます。なにやら家内が普段使いの道具類を茶室に並べているようです。茶室前の飾り棚には空き箱がずらり・・・・・???? 窯まで出してきています。中には小生が盛岡の窯で作った茶碗まであります。家内が購入した作品 御深井窯 葵文鉄絵草文白釉水指 祖母懐土 江戸初期小倉家傳世品 美園軒 小倉 . . . 本文を読む
三重の画家で鯛の作品で有名な中村左洲ですが、「鯛」以外の作品でも秀作があります。ただ作品の出来にムラがあるように思います。美人画や風景画でも「おっ」と思う佳作がある反面、つならない作品も多いので評価がそれほど上がらないのでしょう。本日は風景画の佳作の作品を紹介します。月下松島之図 中村左洲筆 その15絹本水墨着色軸装 軸先骨 合箱 全体サイズ:縦1915*横535 画サイズ:縦1085*横348 . . . 本文を読む
今年の夏季休暇の帰省では「男の隠れ家 その4」のリフォーム進行状況の確認があります。吹い抜けに新設した3階までの階段も形になってきました。3階に新設した南側のコーナーも出来上がりつつあります。天井はすべて木板貼りです。檜、杉、松、タモ、欅、赤松と様々ですが木をふんだんに使っています。さて本作品でたびたび紹介している倉田松濤は秋田県出身ですが、同郷の画家である平福穂庵の門下でした。幼い時から平福穂庵 . . . 本文を読む
寺崎廣業の美人画は作品数のわりには市場には数が少なく、またかなりの高価な価格となっています。山水画に比して、人気が高いのでしょう。円窓の唐美人図 寺崎廣業筆絹本水墨淡彩軸装 軸先朱塗 二重塗箱合箱全体サイズ:横430*縦1950 画サイズ:横390*縦1080寺崎廣業の明治時代の美人画には出来の良い作品があります。本作品もそのひとつと考察しています。 多くの作品に見られる月と唐美人の関連ですが、「 . . . 本文を読む
最近になってなぜかしら家内が普段使いのお茶碗を揃えようとしているようで、購入したお茶碗が本日の作品紹介の作品です。朝日焼 鹿背茶碗 16代松林豊斎作16代松林豊斎(松林佑典)作 共箱・共布・栞付口径*高台径*高さ朝日焼(あさひやき)とは京都府宇治市で焼かれている陶器で、宇治茶の栽培が盛んになるにつれ、茶の湯向けの陶器が焼かれるようになったようです。江戸時代には遠州七窯の一つにも数えられています。朝 . . . 本文を読む
源内焼では当方としては残る蒐集は地図皿のみと考えていますが、遺っている数が少なく、希少性と人気の高さから入手するのは困難と思われます。ときおりなにかいい作品はないかとガラクタに手を出すのが悪い癖・・・。源内焼? その150 三彩花・楼閣文大皿合箱入一部欠け・割れ補修跡 最大口径376~383*高台径*高さ63 源内焼には同じ四国で焼成された似たような作品が数多く存在します。本作品が源内焼という確証 . . . 本文を読む