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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

夏山 高山辰雄筆 その2

2025-09-05 00:01:00 | 日本画
日本画の新しい世界を切り拓いたとされる画家・高山辰雄は、日本古来の描き方に洋画の手法を加え、深い精神性を表現する独特な世界を作り上げ、昭和57年文化勲章を受章しています。本日は高山辰雄の作品を紹介します。夏山 高山辰雄筆 その2東京美術倶楽部鑑定書紙本着色額装 共シール付 誂布タトウ+黄袋P12号程度 全体サイズ:横840*縦680 画サイズ:横594*縦435東京美術倶楽部鑑定書 NO024-0 . . . 本文を読む

婦人倶楽部挿絵原画5点 福田豊四郎筆

2025-09-02 00:01:00 | 日本画
「男の隠れ家 その4」の工事は内部の造作が始まっています。エアコンやストーブは器種を選定し、すでに購入済みでそのサイズに合わせて取り付け場所の寸法を決定しています。FFは使わない間は格子扉で目隠しし、エアコンは欄間額で目隠しをします。基本的に「男の隠れ家 その4」は陳列と保管がメインですので、そのスペースを確保するのが最優先となっています。棚は大きめとなっています。この上に石を貼る予定です。こちら . . . 本文を読む

池畔 田中案山子筆

2025-08-29 00:01:00 | 日本画
「男の隠れ家 その4」は内部の仕上げが大詰めですが、それに伴って外壁の最終段階です。南側の外壁に実はドアが付く予定です。単にアルミのドアではつまらない・・。下記の写真のステンドガラスを付けようと計画していますが、うまくいくかどうか・・。実は東側にも勝手口を画策していますが、余ったステンドガラスを取り付け予定・・。玄関クロークの収まりが気に入っていてドアにステンドガラスを嵌めこむことに凝っています。 . . . 本文を読む

2025年5月 福田豊四郎の作品2点 鶴と蟹 

2025-08-25 00:01:00 | 日本画
8月の帰省では福田豊四郎の作品を3点入手しました。在京ではなかなか入手できなくなっている福田豊四郎の作品ですが、まだ郷里では入手可能なようです。本日は5月の連休にて帰省した際に郷里の馴染みの骨董店で入手した作品です。いずれも2万円以下で入手できた作品です。鶴 福田豊四郎筆紙本水墨額装 画中サインのみF4号程度 全体サイズ:横392*縦481 画サイズ:横240*縦320福田豊四郎の佳作はなかなか入 . . . 本文を読む

掛け軸を額装に改装 三保松原 池田遥邨筆

2025-08-20 00:01:00 | 日本画
今年の夏季休暇における帰省の目的は「男の隠れ家 その4」のリフォーム工事の進捗状況の確認です。「男の隠れ家 その4」は「男の隠れ家 その1」(下記写真右)の隣地です。空き家になった隣家を倉庫目的として購入しましたが、積雪などにより老朽化してきたので改修工事に踏み切りました。作品の展示と収納庫が使用用途ですが、いつでも売却できるように改修しています。郷里には「男の隠れ家 その2」もあり、愉しみがたく . . . 本文を読む

秋之山 伝高山辰雄筆 その3

2025-08-16 00:01:00 | 日本画
「山」となっていますが、本日紹介する作品の画題は不明です。むろん真贋も不明・・・。以前に紹介した作品は東京美術倶楽部の鑑定証付でしたが、題名は「夏山」でした。そこで本作品は「秋之山」・・・???秋之山 伝高山辰雄筆 その3紙本着色額装 一部布タトウ+黄袋F3号程度 全体サイズ:横435*縦455 画サイズ:横237*縦262色紙の大きさの作品ですが、違和感はありません。この程度の大きさの作品はいろ . . . 本文を読む

山と川 信太金昌筆 

2025-08-12 00:01:00 | 日本画
本ブログでは画家の作品については郷里出身の画家の平福父子、寺崎廣業、福田豊四郎を中心に投稿していますが、同じく郷里出身の画家である信太金昌についても幾点か紹介しています。本日は色紙の作品ですが、信太金昌の作品を紹介します。山と川 信太金昌筆紙本着色 色紙タトウ入3号 画サイズ:縦270*横240信太金昌は大正9年(1920年)1月19日に秋田県山本郡金岡(三種町)に生まれています。画歴は下記のとお . . . 本文を読む

年季が記された作品 山水梅林図 平福百穂筆 大正4年 その114

2025-08-05 00:01:00 | 日本画
平福百穂の作品にて年季が記された作品は非常に貴重です。真作で年季が記された作品はそれなりに出来の良い作品であることが多く、昭和初期か、大正期かで迷うことの多い平福百穂の作品ではとても参考になる作品です。年季が記された作品 山水梅林図 平福百穂筆 大正4年 その114紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 鑑定箱全体サイズ:縦2100*横450 画サイズ:縦1400*横320*この作品は「染み抜き+締め直し」の . . . 本文を読む

深秋 福田豊四郎筆 その189

2025-07-31 00:01:00 | 日本画
「男の隠れ家 その4」のリフォームは1階の内装工事に着工しています。玄関から展示室のアプローチですが、天井は板張り、壁は十和田石、内部の壁は珪藻土という地場の材料の仕上げを予定していますが、予算次第のところがります。むろん、扉や下がり壁にはステンドガラスの予定です。1階の界壁には古くから実家にあった夏障子を予定しています。戸袋は4本の引き戸を収納するため、壁をふかした上で設備配管スペースにもなりま . . . 本文を読む

百穂遺芳(秋田十二景) 平福百穂筆 その160

2025-06-29 00:01:00 | 日本画
蒐集には資料として必要なものも対象となりますが、印刷物などは一般的に流通しているものは徐々に対象外となり、稀有な資料が必要になるものです。百穂遺芳(秋田十二景) 平福百穂筆 その160紙本印刷画集 12枚綴り 製作時期不詳 サイズ:縦290*横225「遺芳」とは後世に残る筆跡や遺墨のことです。秋田の景色の作品ばかりですので、秋田県内で発刊された可能性もありますね。「平福□遺墨 伊藤昇?様へ 内」と . . . 本文を読む

湖岸(仮称) 福田豊四郎筆 その198

2025-06-17 00:01:00 | 日本画
一見すると福田豊四郎の作品であろうかと疑わしいと思う作品ですが、よく見ると福田豊四郎の作品に相違ありません。恥ずかしながら当方のように幾つもの福田豊四郎の作品を観ていても時には判断に迷う作品もありますね。湖岸(仮称) 福田豊四郎筆 その198紙本着色額装 誂えタトウ+黄袋 F8号 額サイズ:横590*縦515 画サイズ:横440*縦370このような一般的な油絵風の?風景画が福田豊四郎にも存在するこ . . . 本文を読む

月下蒼林(仮題) 福田豊四郎筆 昭和30年頃 その185

2025-06-16 00:01:00 | 日本画
昨年の8月の帰省にて郷里に購入した福田豊四郎の作品です。しばらく売れていなくて店頭に飾られていた作品でしたので、お値段をまけていただき6万円にて購入しました。しばらく書斎に展示していました。月下蒼林(仮題) 福田豊四郎筆 昭和30年頃 その185紙本着色額装(軸装を額装に改装した作品) タトウ+黄袋F6号 額サイズ:縦508*横598 作品サイズ:縦327*横415昭和30年頃に描かれた作品であろ . . . 本文を読む

福田豊四郎が良く描いた画題 雪中の杉 福田豊四郎筆 色紙 その197

2025-06-07 00:01:00 | 日本画
福田豊四郎の傑出した作品には「豊四郎ブルー」という青の色を主体にして描いた晩年の人気の高い作品群があります。主に十和田湖を題材にした作品に多いのですが、もうひとつの題材に「松」を描いた作品があります。本日はこの松を描いた作品を紹介します。福田豊四郎が良く描いた画題 雪中の杉 福田豊四郎筆 色紙 その197紙本着色額装全体サイズ:横355*縦434 画サイズ:横242*縦272色紙の大きさの作品です . . . 本文を読む

お気に入りの逸品 十和田湖首夏 その4 福田豊四郎筆 その184

2025-06-04 00:01:00 | 日本画
当方の書斎に飾っているお気に入りの逸品・・・。福田豊四郎は郷里に近い十和田湖を題材にした作品を数多く描いていますが、独特なブルーを主体にして描いた晩年に描いた十和田湖の作品は人気の高い作品です。当方では似たような構図の作品を色紙の作品を含めて数点所蔵していますが、本日紹介する作品は小品の多い晩年に描いた作品の中で少し大きめの作品となります。お気に入りの逸品 十和田湖首夏 その4 福田豊四郎筆 その . . . 本文を読む

椿図 平福百穂筆 大正7年(1918年)頃 その143

2025-05-26 00:01:00 | 日本画
本ブログのサービスが終了するので作品整理を急いでいますが、当方の蒐集の本筋は郷里にちなむ作品がメインですので、平福父子・寺崎廣業・福田豊四郎・倉田松濤らの作品紹介が多くなります。本日紹介する作品も郷里の画家である平福百穂の作品で、絖本に描かれている額装の作品です。椿図 平福百穂筆 大正7年(1918年)頃 その143絖本水墨着色額装 タトウ+黄袋F8号 全体サイズ:縦554*横629 画サイズ:縦 . . . 本文を読む