本ブログでは画家の作品については郷里出身の画家の平福父子、寺崎廣業、福田豊四郎を中心に投稿していますが、同じく郷里出身の画家である信太金昌についても幾点か紹介しています。本日は色紙の作品ですが、信太金昌の作品を紹介します。山と川 信太金昌筆紙本着色 色紙タトウ入3号 画サイズ:縦270*横240信太金昌は大正9年(1920年)1月19日に秋田県山本郡金岡(三種町)に生まれています。画歴は下記のとお . . . 本文を読む
平福百穂の作品にて年季が記された作品は非常に貴重です。真作で年季が記された作品はそれなりに出来の良い作品であることが多く、昭和初期か、大正期かで迷うことの多い平福百穂の作品ではとても参考になる作品です。年季が記された作品 山水梅林図 平福百穂筆 大正4年 その114紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 鑑定箱全体サイズ:縦2100*横450 画サイズ:縦1400*横320*この作品は「染み抜き+締め直し」の . . . 本文を読む
「男の隠れ家 その4」のリフォームは1階の内装工事に着工しています。玄関から展示室のアプローチですが、天井は板張り、壁は十和田石、内部の壁は珪藻土という地場の材料の仕上げを予定していますが、予算次第のところがります。むろん、扉や下がり壁にはステンドガラスの予定です。1階の界壁には古くから実家にあった夏障子を予定しています。戸袋は4本の引き戸を収納するため、壁をふかした上で設備配管スペースにもなりま . . . 本文を読む
蒐集には資料として必要なものも対象となりますが、印刷物などは一般的に流通しているものは徐々に対象外となり、稀有な資料が必要になるものです。百穂遺芳(秋田十二景) 平福百穂筆 その160紙本印刷画集 12枚綴り 製作時期不詳 サイズ:縦290*横225「遺芳」とは後世に残る筆跡や遺墨のことです。秋田の景色の作品ばかりですので、秋田県内で発刊された可能性もありますね。「平福□遺墨 伊藤昇?様へ 内」と . . . 本文を読む
一見すると福田豊四郎の作品であろうかと疑わしいと思う作品ですが、よく見ると福田豊四郎の作品に相違ありません。恥ずかしながら当方のように幾つもの福田豊四郎の作品を観ていても時には判断に迷う作品もありますね。湖岸(仮称) 福田豊四郎筆 その198紙本着色額装 誂えタトウ+黄袋 F8号 額サイズ:横590*縦515 画サイズ:横440*縦370このような一般的な油絵風の?風景画が福田豊四郎にも存在するこ . . . 本文を読む
昨年の8月の帰省にて郷里に購入した福田豊四郎の作品です。しばらく売れていなくて店頭に飾られていた作品でしたので、お値段をまけていただき6万円にて購入しました。しばらく書斎に展示していました。月下蒼林(仮題) 福田豊四郎筆 昭和30年頃 その185紙本着色額装(軸装を額装に改装した作品) タトウ+黄袋F6号 額サイズ:縦508*横598 作品サイズ:縦327*横415昭和30年頃に描かれた作品であろ . . . 本文を読む
福田豊四郎の傑出した作品には「豊四郎ブルー」という青の色を主体にして描いた晩年の人気の高い作品群があります。主に十和田湖を題材にした作品に多いのですが、もうひとつの題材に「松」を描いた作品があります。本日はこの松を描いた作品を紹介します。福田豊四郎が良く描いた画題 雪中の杉 福田豊四郎筆 色紙 その197紙本着色額装全体サイズ:横355*縦434 画サイズ:横242*縦272色紙の大きさの作品です . . . 本文を読む
当方の書斎に飾っているお気に入りの逸品・・・。福田豊四郎は郷里に近い十和田湖を題材にした作品を数多く描いていますが、独特なブルーを主体にして描いた晩年に描いた十和田湖の作品は人気の高い作品です。当方では似たような構図の作品を色紙の作品を含めて数点所蔵していますが、本日紹介する作品は小品の多い晩年に描いた作品の中で少し大きめの作品となります。お気に入りの逸品 十和田湖首夏 その4 福田豊四郎筆 その . . . 本文を読む
本ブログのサービスが終了するので作品整理を急いでいますが、当方の蒐集の本筋は郷里にちなむ作品がメインですので、平福父子・寺崎廣業・福田豊四郎・倉田松濤らの作品紹介が多くなります。本日紹介する作品も郷里の画家である平福百穂の作品で、絖本に描かれている額装の作品です。椿図 平福百穂筆 大正7年(1918年)頃 その143絖本水墨着色額装 タトウ+黄袋F8号 全体サイズ:縦554*横629 画サイズ:縦 . . . 本文を読む
男の隠れ家の車庫内も仕上がってきましたが、問題発生です。ここは外とは違い、雨天時の茶室(小間)へのアプローチになります。問題は車庫内の物置内に設置するボイラーですが、排気用の排気塔を外壁まで配管するのに高さがとれず、車庫内に露出するということです。提案された案にはNGを出し、ボイラーの位置を移動するという案の検討を指示しました。「男の隠れ家」には安易な妥協はNGです。外壁の排気塔の位置も再考ですね . . . 本文を読む
家を骨董作品で埋め尽くす、家を作品で飾りまくるというのはまさしく愚の骨頂・・。とくに玄関はすっきりと、しかも絶対に高価なものは飾らないことですね。我が家はクマガイソウが一番高価かも・・・・???さて本日は中村正義かもしれない作品・・・???極端にデフォルメされている作品の前の頃かな。南瓜 伝中村正義筆紙本着色額装 誂え:段ボールタトウ+黄袋 P8号 額全体サイズ:縦505*横625 画サイズ:縦 . . . 本文を読む
庭の牡丹も真っ盛り・・・。花の種類の少ない我が家の庭ですが、今は愉しい庭となっています。薫風の中で縁側は絶好の休息の場・・。今は義母が独占していますが・・・。さて本日の作品紹介です。題名の「虎兒」は「虎の子供。虎児・虎子」という意味ですが、作品はとても大きく、額入りで非常に重いので 全然かわいくないもの?です。同年代のコレクターの中には村松園、片岡球子だとか、絹谷幸二といったとても当方には手の出な . . . 本文を読む
本日紹介する作品は金島桂華の作品です。緻密な自然観察をもとに、四季の彩りを作品に織り込んだ金島桂華はまた、その鋭い眼差しを感じさせる素描類も多く残しています。日本における花鳥画の第一人者として長い期間、活躍した画家です。椿 金島桂華筆 色紙 その5金泥紙本着色 色紙 タトウ+黄袋額サイズ:横450*縦480 画サイズ:横240*縦270金島 桂華の画歴は下記のとおりですが、いわゆる純然たる日本画を . . . 本文を読む
大正期の女流美人画家の作品で、意外に入手が難しいのが島成園の作品のように思います。一時期、絵の活動を停止していたのも一因でしょうが、特異な趣の作風の人気が高いが最大の要因と思われます。本日紹介する作品は色紙程度の作品なので廉価にて入手できました。色紙の佳作 弥生 島成園筆 その4絹本着色色紙 共タトウ画サイズ:縦272*横241題名に「弥生」と記されている美人画ですが、この題は「三月」を意味するの . . . 本文を読む
色紙はいろんな額に入れた飾れます。下記の作品は黒柿でできています。紐は新調しています。発荷峠展望 福田豊四郎筆 色紙 その193紙本水墨色紙 3号 作品サイズ:縦270*横240十和田湖を訪れるルートは幾つかありますが、当方の郷里からは小坂町を通って発荷峠から行くのが通常のルートです。本作品には印章はなく、誰かの依頼かスケッチ程度の描いた作品と推定され、その落款の書体から昭和30年以降と思われます . . . 本文を読む