額のない作品などは自分で額を誂えて、マットや見切り縁も自分で組み合わせます。これも蒐集する者の愉しみのひとつですね。第1號から第3號の蒐集完了まであとひとつ 大日本魚類画集 NO83 ボラ 大野麥風画 紙本淡彩額装 版画 説明資料・タトウ・台紙添付 1940年2月第3輯第6回画サイズ:縦280*横400ボラは熱帯・温帯に広く分布する大型魚で、海辺では身近な魚の一つであり、食用に漁獲されています。ボ . . . 本文を読む
恩地孝四郎の平井摺の作品は「荻原朔太郎」に続いて2作品目の紹介です。当方では後摺りの「平井摺」の価値についてはまったく知識がありませんが、面白そうな作品なので、お値段が高かったのですが無理をして購入しました。氏素性の解らぬ作品 金色の魚 恩地孝四郎画 木版画 その2額サイズ:縦375*横284 作品サイズ:縦255*横1651933年(後摺り/平井孝一) 副題「ドビィシィ 金色の魚 音楽によす抒情 . . . 本文を読む
本ブログにおいては近代版画の作品では棟方志功を除き、川瀬巴水の作品を2作品紹介していますが、双璧とされる吉田博の作品はまだ紹介されていません。ただし展覧会の記事は投稿しています。この二人の作品は人気が高く、価格が非常に高いことと、後摺りやコピーが多いことから当方では縁のない版画家のひとりでした。このたび初めて吉田広居の作品を入手しましたので、紹介いたします。初めての紹介する版画家 印度と東南アジア . . . 本文を読む
人気のある近代版画というと川瀬巴水、吉田博、そして斎藤清の名が浮かびます。別格としては恩地孝四郎・・。さて当方が仙台に在住していた頃、国分町近くのスナックでその店のオーナーが蒐集していた斎藤清の版画・・、店はとうに閉店しており、その店に飾ってあった斎藤清の大きめの見事な作品らは今はどうしているのであろうか? ちょっと気になります。*展示室には平櫛田中、長谷川利行、古染付、古伊万里、伊東深水らの作品 . . . 本文を読む
本日の作品はおそらく摸写・・、贋作に分類されるかな?棟方志功の作品は難しい・・・。印刷、後摺り、工藝作品などがほとんどと言っていいし、その見極めは素人には皆目見当がつかない。構図や彫りがそれほど複雑ではないし、鑑定シールもたやすく模倣できそう・・。摸写 僧房夢 伝棟方志功画紙本彩色額装 誂布タトウ+黄袋 額サイズ:縦*横 作品サイズ:縦605*横500原画は今東光著の「僧房夢」という本の表紙となっ . . . 本文を読む
基本的に当方の絵画における蒐集は肉筆作品に限っていますが、ときには版画に類する作品を入手してみたりしています。ただ版画は当方では苦手をする分野で時には印刷などの作品を見誤って入手することがあります。本日の作品もそのような作品ですが、そこでも一応作品についてはいろいろと調べてみることにしています。棟方志功の肉筆はそうたやすくは入手できないという教訓の作品・胸肩(むなかた)妃 棟方志功画 色紙(印刷) . . . 本文を読む
思うように蒐集が続かない当方の大日本魚類画集の作品蒐集ですが、機会があって購入金額が状況にあえば入手しており、まだ蒐集は続いています。大日本魚類画集 NO120 イワナ図 大野麥風画 紙本淡彩額装 版画 1942年12月第12回画サイズ:縦280*横403(版木部分:272*390) 発刊当時のタトウ付全72種のうちある程度蒐集してくると、作品によってはなかなか作品が市場に出てこない作品が多く、作 . . . 本文を読む
掛け軸類は徐々に手入れや修復が完了した作品が増えてきました。これらの掛け軸はキチンとした保管が必要となります。さて本日紹介する作品は、高度な版画に魅せられて蒐集を開始した「大日本魚類画集」からです。第1號から第6號まであり、號につき6作品あるので、全部で72種のシーリズものですが、意外に残存数が少ないようで、第1號から第3號までの500部限定、第4號から第6號までの300部限定ですが、市場には第1 . . . 本文を読む
本日紹介するのは斎藤清の版画野作品です。額はいつものようにネットオークションで選んで廉価にて入手したもので、マットや見切り縁は額装店で選んでいます。文楽 斎藤清版画紙本着色版画 額装 P8号 作品サイズ:縦440*横300現代木版画の巨匠と称される斎藤清画伯の木版画「文楽」です。29歳の時、安井曾太郎の木版画に触発され、独学で木版画制作に着手して始めています。日本の伝統表現に、西洋の近代造形を取り . . . 本文を読む
「大日本魚類画集」の作品蒐集では何点かは難点のある作品(下記写真右)を入手しています。下記の「大日本魚類画集 NO66 眞鯉」は両側にヤケが少しある作品を入手していましたが、今回はヤケのない作品(下記写真左)を入手しています。大日本魚類画集 NO66 眞鯉 大野麥風画 紙本淡彩額装 版画 1938年9月第1回(第1号の1) タトウ 説明書付シミあり 画サイズ:縦400*横280(版木部分:270* . . . 本文を読む
本ブログで投稿されている「大日本魚類画集」は、昭和12年(1937)~昭和19年(1944)にかけて全6輯(しゅう)72点が制作・出版された魚の版画集です。原画を担当したのは、「魚の画家」といわれた大野麥風で、彫師・摺師も当時一級の腕を持った人物が携わっていたようです。本日投稿するのは「車海老」と「カツオ」の2作品ですが、ともに雲母摺を効果的に用いられている作品です。大日本魚類画集 NO70 車海 . . . 本文を読む
本日は大野麦風による「大日本魚類図集」72種の作品の中でも人気の高い緋鯉とフグの2種の作品の紹介です。額はいつものように同じようで違う種の額を選択しています。マットは同じ文様で色の違うもの・・。大日本魚類画集 NO79 ヒゴイ 大野麥風画 紙本淡彩額装 版画 1939年10月第3輯第2回画サイズ:縦280*横400ヒゴイとは黒以外の鯉を色鯉(イロゴイ)、特に赤い鯉を緋鯉(ヒゴイ)と分類します。さら . . . 本文を読む
先週の郷里の亡くなった家内への墓参り。13回忌が過ぎても家内の友人らが毎年、花を添えて墓参りをしてくれています。誠にありがたいことです。本日は「一枚も手元に作品がない状態から大日本魚類図集(全72種)を全て揃えるのは至難の技? 」と繰り返し思いつつ、蒐集を続けている大日本魚類図集の作品の紹介です。地道に集めてますが、現時点での率はようやく60%くらいでしょうか。一番作品が出品されてき . . . 本文を読む
少しずつ蒐集している「大日本魚類画集」のシリーズの作品ですが、なかなか思うように蒐集できずに悪戦苦闘・・・。それでも運よく入手できた作品はきちんと日焼けなどしないように保管し、一応、すぐに飾れるように額装を誂えています。本ブログでは繰り返し述べていますが、版画を額装にして保管するのは賛否両論があります。基本は日に焼けないようにすることなのでしょう。版画はまったく飾らないというコレクターも多いようで . . . 本文を読む
本日紹介する作品は前から興味が惹かれていた作品で、インターネットオークションにて約22万円で落札した作品です。恩地孝四郎による萩原朔太郎の肖像画の版画です。恩地孝四郎と萩原朔太郎の簡単な略歴は下記のとおりです。あまりにも著名な二人であり、あまりにも有名な作品なので詳細は省略します。********************************恩地孝四郎: (おんち こうしろう) 1891~19 . . . 本文を読む