富岡鉄斎は、私的な筆録(メモ帳)の中で方壷のことを 「画匠」と記していて、かなり高く評価していたことが窺えます。 . . . 本文を読む
春夏秋冬としての四幅ですが、箱も無く一部には軸先も無くなっており、この作品の来歴は不明です。ただ冬の賛よりこの一連の作品は1881年(明治14年)天野方壷が58歳頃の作であると推察されます。
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ごろんと転がるように置かれた壷・・、魅力を見出せるかどうかは鑑賞者次第・・・。骨董の趣味の終着のひとつに壷があるように思います。ただただ観るのみ・・・。そして魅せられていく。時とともに変わる女性の美ではなく永遠の美の世界に・・・。
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地方では狩野派の作品はヤマとあります。狩野派の作品はあちこちに点在しますが、まず地方に真作はないでしょう。ただし骨董というものは古くから伝わるものは金額的な価値以前に大切にするという思いが大切で、そのことが将来の恩恵につながるものです。粗末してはいけません。
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若狭成業は同郷の寺崎廣業に学び、中国の著名な画家である王一亭・呉昌碩らの影響を受けています。ほとんど忘れ去られて画家といっても過言ではないでしょう。画力のある画家の一人ですが、最近では非常に評価の低い画家のひとりです。
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学校でのいじめに始まり、職場でのパワハラなど年齢を重ねるごとに陰険の度合いは増してくるものです。グループを形成したり、出身校で派閥を作ったりする人にこういうことをする人が多いようです。私も職場で嫌がらせにあったことがありますが、最初の付き合いはかえって良好である場合が多いので周囲が気づきにくいので要注意です。
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稚拙なようでも絵の腕前はたしかなようです。遠近感に違和感を覚えるなど、器用な絵ではありませんが・・、ただ器用な画家ほどつまらないものはないので、このあたりが絵の難しいところです。
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福禄寿は道教で強く希求される3種の願い、すなわち幸福(現代日本語でいう漠然とした幸福全般のことではなく血のつながった実の子に恵まれること)、封禄(財産のこと)、長寿(単なる長生きではなく健康を伴う長寿)の三徳を具現化したものです。とにもかくにも骨董というもの、古いもの、縁起物は大切にしないとご利益がないどころか、運から見放されることすらあるものです。
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金城次郎の作品の90%以上は繰り返しの文様で創意工夫の無い作品ばかりです。同じ陶工でも出来のよいものをきちんと選ぶ必要があります。かえって銘のない、面白い作品を飾るほうが愉しいものですが、そういうふうなことを理解してくれる人は少ないものです。 . . . 本文を読む