バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

秋葉街道その5・中央構造線

2007-08-15 23:45:49 | 街道をゆく
分杭峠からは待ちに待ったダウンヒルの開始です。上りの時はそこそこすれ違ったり追い越された車やバイクもほとんど通らずに、152号線はワタシの貸しきり状態です。

秋葉街道とは、大火の時そこだけ焼け残ったところから火除けの神様となった、静岡は天竜市近くの秋葉神社に通じるところから名づけられた街道で、これはまた中央構造線という地質学的に全く別の成り立ちの、いわばパッチワークで出来上がっている日本列島の継ぎ目の部分とも一致します。

峠を快適に下っていくと、右側にちょっと大きな駐車場があって、そこに中央構造線北川露見部という看板が出ています。ちょっと通り過ぎてからおやっと思って引き返してみると、まさにニッポンの継ぎ目が見られるので、これはちょっとした驚きでした。
衛星写真を見るとこの構造線に沿って諏訪湖の辺りから九州まで約1,000キロの谷が続いているそうで、和歌山の紀ノ川や四国の吉野川もその一部ということです。

また、この部分は地質学的に弱い部分で、やたら崩れたりするので、静岡県境の峠には青崩峠という名も付いているほどで、これが152号線が寸断されている理由のようです。
実際、この北川の下で土砂崩れにより100メートルほど道が埋もれていて、復旧工事をしていました。
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秋葉街道その4・分杭峠

2007-08-15 00:51:07 | 街道をゆく
最後の自動販売機のある一野瀬からは、栗沢川に沿ってひたすら上りとなります。道はほとんど直登で、斜度は5,6度といったところでしょうか、そんなにきつくはない坂ですが、とにかく暑い!時間も11時を回り、気温は34,5度はあろうかと思われる暑さでおまけに木陰が少ないのです。後半は百メートル程走っては木陰を見つけクールダウンしつつ、よろよろ上っていくといった状態でした。前開きのサイクリングウエアはこんな時大助かりでした。大量の汗をかくので勿論こまめなスポーツ飲料の補給は必須です。

道幅は狭く1車線程度で、交通量は少ないもののやはりお盆の休みなので、ツーリングのバイクや県外ナンバーの車が時々通ります。大鹿村方面からのローディーも2人いました。

やがて道が大きく右カーブし、山の北斜面を走るようになると斜度は少し増してきますがようやく日差しも遮られ、まもなく駒ヶ根方面からの林道合流点中沢峠に着きます。
そこから約1キロでようやくたどり着いた分杭峠は結構見晴らしが良く、ここでしばしの休憩です。

遠州は森町から来たという中年のご夫婦としばし談話。原チャリに鍋釜、テント積んでのツーリングだそうです。ワタシも足が弱ったらこの手で行きましょう。
コメント (2)
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