近畿地方も7月中旬を過ぎて,ようやく梅雨が明けてくれた.5月16日の梅雨入り宣言から梅雨明け宣言まで,観測史上最も長い62日を要したということだ.雨に加えて,京都は緊急事態宣言もあったので,なかなか辛い二か月間だった.
悪夢のような大雨を各地にもたらした梅雨は,手のひらを翻すようにあっけなく明けてしまった.気温は35℃を越える日が続き,真っ青な空には夏雲が浮かんでいる.梅雨が終わってからすぐに酷暑というのは,今まであまりなかったような気がする.
さて,暑さ慣らしにどこまでオートバイを走らせよう.久しぶりに宿へ泊って,見知らぬ土地を駆け抜けてみたい気分だが,コロナウイルスはまだまだ予断を許さない状況だ.そんなわけで,行先はいつもと同じで池原ダムになってしまった.
早朝の山の気温は20℃を下回っているところもあって,少し肌寒い思いをしたが,池原ダムに着く頃には,太陽からの輻射熱が容赦なく襲ってきた.オートバイに乗ってうろちょろしているだけで汗だくだ.夏本番が今年もやって来た.
今年は一体どんな夏になるのだろう.オリンピックが開催するというのにコロナウイルスは収束どころか,新規感染者数が二か月ぶりに5千人を越えたという.静かな場所を求め彷徨うツーリングスタイルは,まだ当分のあいだ続きそうだ.
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