織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

霊峰・日光の山々(31)女峰山 「前女峰山」

2013年01月06日 | 日光・女峰山
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霊峰・日光の山々(31)女峰山 「前女峰山」





前女峰山(右)と女峰山本峰




通常は尾根の左手をトラバースルーとがあって、唐沢小屋に向かうが、今回は竜巻山(2224ピーク)に登るべく尾根上を辿る。

小枝をかき分けて20分ほど登ると、赤テープのある竜巻山の山頂に達した。
山頂は低いコメツガが密に生えていて座ることもままならないが、その代わりに展望はよい。

眼下は、右は雲竜渓谷が物凄い勢いで、ザックリと切れ落ちているし、西側は大きく深いV字峡谷である。
周辺は、男体山、大真名子山、奥白根山、小真名子山、太郎山、帝釈山、女峰山、前女峰そして一里ケ曽根から赤薙山と展望が開ける。 実に山冥利に尽きる。
印象的なのは目前に聳える女峰山と前女峰(2359ピーク)の南斜面の荒肌である。

竜巻山は調子よく登れたので、時間もまだ余裕なので、ルートからチョット外れてはいるが、前女峰へも登ることにした。


前女峰へは、唐沢小屋への登山道を更に進み、前女峰山と竜巻山との鞍部から取り付くのが、一番安易にたどり着けそだ。

右手はちょうど前女峰東壁のバンド(岩壁の中段にある平らな所で、ある程度の幅があり、横に長く続いているもの)があるところで、雲竜渓谷へ向かって大きく切れ落ちている。
ここはできるだけ縁から離れた左(西)側の藪が薄そうなとこころを選んで進む。


シラビソの小枝が道に張り出していて、区間は短いが、歩き難い。
足元には、女峰山随一といってもいいほどの大きなお花畑があり、今は盛りと咲き誇る。
特に、ハクサンシャクナゲがまだ咲き残っていて、実にいい感じである。


前女峰山頂は東西に細長く、山頂を取り巻く木々は低木のダケカンバが疎らにあるのみで、ぐるっと360度、見渡すことができる。
女峰山山頂では人の動きも分かり、ほんと手を伸ばせば届きそうな至近に迫っている感じである。


ここはちょうど表日光連山のへそ的な位置なので、赤薙、女峰から大・小真名子、男体山と迫力満点に眺めることができた。

ただ、ゆっくり休めるような所ではなく、しかも、風が無いのでオテントサンがジリジリ照りつけて暑いのである。
山頂にケルンを積んだところで下山とした。


次回、女峰山 「唐沢小屋






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