織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

霊峰・日光の山々(73)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷・Ⅱ」

2013年10月23日 | 奥鬼怒山旅



霊峰・日光の山々(73)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷・Ⅱ」





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奥鬼怒温泉郷・日光沢温泉





実は、奥鬼怒温泉郷から尾瀬エリアへ道路が存在しているのである。 だが、一般車両は乗り入れできない。
奥鬼怒スーパー林道がそれで、奥鬼怒温泉の八丁湯から奥鬼怒連山の鬼怒沼山の北側のトンネルを越えて、尾瀬の大清水に至っている全長16.2km林道で、平成5年に完成している。
しかし、地元の群馬県自然保護連盟は、林道の存在が自然環境を破壊しかねないとして反発、林道の建設目的に観光は含めないことで開通する取り決めがされた。
このため、林道自体は1993年に開通はしたものの、2010年現在も県境付近は一般車両の通行止めが続いている。(地元住民、土地所有者以外の通行には地元市町村長の許可が必要)
従って、入口の女夫渕温泉から先は許可車両のみの通行となり、現在は2軒の宿(八丁の湯、加仁湯)が宿泊者の送迎をしている。


尚、日光方面から奥鬼怒へ向かうには、山王林道というのがあって、奥日光光徳牧場から川俣温泉までは付されている。
林道は、現在では全舗装されているが、川俣側の道は細く荒れており、すれ違い等ある程度の運転技術が必要である。 又、台風等により道が崩れしばしば通行止めになり、開通時でも降水量に因り通行止めとなりゲートが閉じられるので注意が必要である。

ゲートは光徳側は光徳園地の先、川俣側は分岐の噴水橋から少し先にある。
山王林道の名は、林道が越える山王峠(1730m)からきており、山王峠付近の川俣側は、近年紅葉のメッカとして人気が高まっている。 
標高が高いため、日光エリアでは最も早く、10月中旬から下旬には普段は閑散としている道も車で賑わう。


標高1300メートルを超える温泉地は、気温差は平地から8度前後で、夏涼しく、色鮮やかな秋、白銀の冬となる。
点在する4軒の宿は個性的で泉質も異なる。鬼怒沼湿原を中心とする登山、トレッキングの基地として知られている。
泉質重視の秘湯ファンが多く訪れる温泉地であり、歩ける用意をして関東屈指の別世界を楽しもう。 
手白沢温泉を除く3軒は日帰り入浴で湯めぐりできる。



次回、奥鬼怒山旅 「日光沢温泉」








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霊峰・日光の山々(72)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷」

2013年10月10日 | 奥鬼怒山旅




霊峰・日光の山々(72)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷」



日光沢温泉の画像 - 観光名所の写真
日光沢温泉 (トリップアドバイザー提供)


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写;日光沢温泉




温泉郷のエリアは、鬼怒川の源流部付近にあり、一般に女夫渕温泉より先のエリアを指す。
秘湯巡りの観光客以外、鬼怒沼、尾瀬への登山客の利用も多い。
温泉宿は4箇所あって、手前より八丁の湯、加仁湯(かにゆ)、手白沢温泉、日光沢温泉とあり、いずれも一軒宿である。
これらをまとめて奥鬼怒四湯とも呼ばれる。


近隣には他にも温泉が自噴している野湯が多数ありらしく、天然記念物にもなっている湯沢噴泉塔などもある。
温泉が発見された時期は不明だが、古くから地元の人が利用していたらしく、温泉郷が形成されたのは昭和初期である。

温泉郷内の各宿に電気、電話が引かれたのが1986年になってからであり、それまでは各宿ともランプや自家発電の宿であった。


更に、交通アクセスも徒歩に限られ、容易に訪れることのできない秘湯である。
宿によって送迎(宿泊者のみ)しているところもあるが、徒歩の場合は、川に沿った女夫渕から遊歩道ハイキングコースを4.5km、約1時間15分程歩くことになる。



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オロオソロシの滝


奥鬼怒温泉郷の周囲は鬼怒川源流域にあたり、湿原と山、急峻な斜面を流れ下る川で構成されている。

北側の山中にある鬼怒沼は、奥鬼怒の最奥部にあり、鬼怒川の源流のひとつとなっている高層湿原で、日光沢温泉からの登山道が整備されている。
景勝地であるオロオソロシの滝、ヒナタオソロシの滝は、奥鬼怒源流域を代表する滝である。

オロオソロシの滝は、「日陰」(オロ)の「恐ろしい音がする」滝、又、ヒナタオソロシの滝は、「日向」(ヒナタ)にある「恐ろしい音がする」滝を意味するとされる。 急峻な山肌を流れ落ちる段瀑でもある。








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