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織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

霊峰・日光の山々(65)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒」

2013年07月30日 | 霊峰・日光の山々




霊峰・日光の山々(65)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒」








次に、日光でも最も奥にある秘境が奥鬼怒(おくきぬ)である。
大自然は勿論のこと、関東でも指折りの秘湯どころで、人気ハイキングエリアの鬼怒沼(山頂湿原群)もおすすめである。

奥鬼怒温泉である四天王こと、四つの温泉宿は個性派ぞろいである。
この奥鬼怒温泉を目当てにハイカーや登山者が訪れるのを楽しみにしている。
ここでは、奥日光の金精峠を経て温泉ヶ岳から奥鬼怒へいたるルートを紹介しよう。


関東北部の高山地帯は、11月ともなれば、そろそろ雪化粧してくる時節であろう。
奥日光の連山は、中部、関東地方では最北部にも位置し、山々は紅葉の葉も落とし、裸の木々はやがて冬の到来を迎えて白に埋まる。
こんな時期、奥日光の県境の山と奥鬼怒を目指してみた。

東武鉄道の特別にあつらえたハイカー専用車・・?「山岳夜行」(近年、運行取止め)で出かける予定だったが、前日から当日にかけて、関東地方北部には大雨洪水注意報が出されていたので、当初の予定を1日ずらして出発の運びとなった。

早朝、昨夜来の風雨によって大気はすっかり洗い落とされ、都会越しに丹沢山塊や富士山がスッキリと見渡せた。 今頃の時期にしては珍しいのでは・・?。
上野よりJRを利用して日光へ、更にバスにて奥日光を目指した。


次回、金精峠




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霊峰・日光の山々(20)女峰山 「日光三内から入山」

2012年12月14日 | 霊峰・日光の山々
.




霊峰・日光の山々(20)女峰山 「日光三内から入山」 .





大正ロマンが残る「JR・日光駅」



6月下旬、梅雨の時期ではあるが、敢えて、日光の「女峰山」(2483m)を目指した。

日光の神橋から輪王寺・東照宮・二荒山神社を通って女峰山に続く道は、奈良時代から平安時代初期に下野で活躍した勝道上人が、男体山を開くために辿った道である。
又、日光修験の秋の修業である五禅頂(日光山の入峰修行の代表的なものは 三峰五禅頂とも呼ばれた;惣禅頂)の道でもあった。




数年ぶりの東京浅草ではあるが、深夜というのに街は未だ華やいでいた。
0時10分の山岳夜行列車は、ネオンの東京を離れた。 東武日光駅に到着したのは2時50分と、2時間半足らずの車中であった。 

そのまま暫く車中で仮眠(始発の発車時間まで、車中で休憩が出来た)し、駅前で手打ソバを腹に押し込んで早朝の4時には出発の運びとなった。



駅前通りを神橋方面に進む。
ここからは、東照宮や輪王寺が立ち並ぶ、所謂、日光山内で境内は迷路のようなもに成っている。 
地図や案内板を見ると、女峰山へは西参道の二荒山神社から入ったほうが、判りやすいようだ。

正面には女峰山、男体山、大真名子山の辺りは既に、朝やいでいて間もなく陽が射す頃であろう。 
西参道方面から、宝物殿そばの手洗いに立寄り、二荒山神社到着。 
御神体に向かって本日の無事を祈る。

二荒山神社は、市内では三社祀られていて、こちらは本社、下社に当たるのだろう、中宮は中禅寺湖ほとりで男体山の麓に鎮座し、山頂に奥宮が祀られてある。

神社左脇の道へと入ると、「女峰山」への標識が現る。


登山道は、社の裏手に開かれていて、道路が途切れると行者堂の参道を進むようになる。御神木の夫婦杉を筆頭に、立ち並ぶ杉の木は日光山内中心部よりも遥かに高く大きい



次回、 女峰山 「行者堂」




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霊峰・日光の山々(19)女峰山 「女峰山の神霊」

2012年12月12日 | 霊峰・日光の山々
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霊峰・日光の山々(19)女峰山 「女峰山の神霊」 .





清滝神社本殿



本殿裏側にある「遥拝所」



因みに、山頂の小社は滝尾神社(たきのお;重要文化財)の奥宮で、本宮神社は日光山内(東照宮)脇から稲荷川に沿って続く滝尾道を約1.5kmほど進むと白糸の滝があり、その傍に日光の聖地といわれる滝尾神社が鎮座する。 

聖地日光の中でも最も聖なる地とされてきて、東照宮還座以前の日光参詣の中心は、この滝尾周辺であったともいわれる。

杉並木のいかにも聖地に続く道という雰囲気で、深山のパワースポットともいわれ、運氣を得る事ができる神社山域とされている。 

滝尾神社は日光二荒山神社の別宮で、本宮、新宮(現在の二荒山神社)とともに日光三社権現の一つであり、弘法大師により平安初期の820年に創建されたと伝えられている。 
又、弘法大師は、このとき女峰山で修行を積んだとも言われる
現在の御祭神は田心姫神(女峰山の女神)で、女峰山に降臨されたことで祀られた神社ともいわれる。 


田心姫神は、宗像三女神の一柱で、古事記では多紀理毘売命、日本書紀では田心姫(たごりひめ)・田霧姫と表記される。 元より、三女神は海の守り神、水も神ともされ、神名の「タキリ」は海上の霧(きり)のこととも、「滾(たぎ)り」(水が激しく流れる)の意で、早瀬のこととも解釈される。

女峰山からは、激しく流れ落ちる稲荷川の激流があり、その直ぐ横に田心姫を祀る、その名も共通する滝尾神社が鎮座しているのである。
尚、日本書紀の「タゴリ」は「タギリ」が転じたものである。

尚、日光山では男体山の男神・大己貴命(大国主命と同一神)と女峰山の女神・田心姫命とは夫婦神とされている。




次回、 「女峰山・入山





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霊峰・日光の山々(18)女峰山 「女峰山の概要」

2012年12月11日 | 霊峰・日光の山々
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霊峰・日光の山々(18)女峰山 「女峰山の概要」 .




日光市街から望む左が女峰山、右は赤薙山と霧降高原






女峰山は表日光を代表する名山である。

日光の山 一番高い山は奥白根山 2578m 二番目は男体山 2486m この女峰山は3番目の 2483m 三角点は頂上直下の2463mにある。 

山容は浸食が進んだ火山のため急峻で、特に女峰山から帝釈山にかけては崩壊箇所も多く痩せた頂稜が続く。
現在では馬立からのコースに人気が集まっているが、赤薙山から縦走してくるルート、日光市街から登るルートなどがあり、女峰山を知るには、やはり日光市街から長大な尾根道を辿るルートがお薦めであろう。
深田久弥の日本百名山には入っていないが、長い裾野と鋭角的な頂が日光の街の上に美しい広がりをみせる。


車の場合は、滝尾神社に車を駐車し、雲竜渓谷を眼下に望むとても雄大なルートで、特に冬の冷たい月光に映し出される姿は神々しい。
その冬季の女峰山は、白根山と並んで県内でも屈指の難コースとなるが、雲竜渓谷の大氷瀑は必見もの。


登山コースは今一番使われている志津・馬立コースや、霧降・赤薙山コース、裏見の滝・馬立コースなどが取れるが、二荒山神社コースがこの山には一番ベストと思える。
標高差1,800mは上高地より穂高岳と同じくらいあり、時間はかかるがそれに見合った楽しさを与えてくれる。
女峰山の山頂には、二等三角点(標高2,463.5m)の標識が設置されている。
栃木名産の「女峰イチゴ」の名はこの山からとっている。

尚、このコースは1200年前に開けた霊山・日光のうちでも、最も古くから開けた修験者の道でもあり、道中にはお堂、石碑、石仏など、今も当時の面影を多数残している。
男体山の祭神が大国主命であるのに対して女峰山は妃の一人、田心姫命(たごりひめのみこと)を祭っている。

その神社は山頂直下にあり、滝尾神社が本宮となっている。



次回、 「女峰山の神霊




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霊峰・日光の山々(17)霧降高原 「歩道コース」

2012年12月09日 | 霊峰・日光の山々
.




霊峰・日光の山々(17)霧降高原 「歩道コース」 .

 




★ 霧降高原のハイキング歩道コース



霧降高原歩道Map



日光駅から高原歩道入口までは、霧降高原行きのバスを利用することになり、始点には駐車場がないので、バスを利用したいコースである。

見晴台にかけての木は、ほとんどが植林されたカラマツ樹林で、カラマツは明るい場所を好む代表的な陽樹で、針葉樹のなかでは珍しく落葉する。 
シラカンバと同じく風に弱く、コース近辺でも倒木が見られる。

「見晴台」と記された大きな案内板がある笹原からは、日光方面、宇都宮方面の雄大な景観が広がっている。
振り返ると女峰山がカラマツ林の上にちょこんと顔を出していて、どちらかと言えば、むしろ平野側の見晴台なのかも知れない。
道はここから霧降高原に向け下っていく。

野生のサルとシカが頻繁に見られるのもこの地域である。
近辺に皮のむかれた木を見ることができ、高い枝先までむかれているのは、サルが冬に樹皮を食べたもので、1.5m以下の場合は、シカが角をこすったものとされる。
コース沿いに生えている丈の低いミヤコザサは、シカの重要な食料となっている。


この地域の特徴的なのが雲竜渓谷であろう。
女峰山直下の大峡谷で、一見、氷河が削ったような様相であるが、実は火山の噴火の火口なのである。 元より、この山域は日光火山群で、早い時期に噴火した成層火山でもあり、長い年月をかけて浸食が進んだものである。 
その雲竜渓谷の源流部は、山域の頂上付近の爆裂火口によってつくられたもので、今でも浸食が最も激しい場所である。
順路に沿って歩き、稲荷川近辺は荒れたところも有る。 

紅葉は10月下旬~11月上旬。


コースタイム ( )は逆路
高原歩道入口⇒1時間(1時間)⇒見晴台⇒1時間20分(1時間50分)、サブコースは見晴台⇒30分(50分)⇒稲荷川車道合流点⇒1時間(1時間15分)⇒滝尾神社(ここからは史跡探勝路・神橋~滝尾神社コースへ出る)
所要時間:2時間20分(順路)、2時間50分(逆路) 距離:5.5キロ




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