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織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

178、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・中宮祠と登拝祭」

2015年01月02日 | 日光・女峰山






  178、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・中宮祠と登拝祭」  




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登拝祭(とうはいさい;男体山登山)の受付



http://www.shinkyo.net/tohaisai/img/map.jpg







1200年以上の歴史を持つ、奥日光の霊場と言われる二荒山神社中宮祠では、各種祭事が行われるが、最大の祭りといわれる「登拝祭」が執り行われる。
登拝祭の各種行事は、7月31日の午後から執り行われ、御内陣参拝、奉納花火、みやま踊り、などの奉納行事のほか、行列やお稚児、子供神輿が町を練り歩く。

又、白装束の行人行列は温泉街を通り、一行は夕方、1合目まで登山する。
夜、中宮祠の社頭で、氏子の奉納するお囃子で「深山踊り」の輪が広がる頃、中禅寺湖上では灯籠流しがあり、花火も打ち上げられる。
そして、8月1日の真夜中の午前0時、太鼓の鳴り物入りで、本殿のご神体に参拝した人たちが、法螺貝とともに一斉に登拝門から山頂の奥宮に向かって登るのである。
尚、その前に神社奉仕者である若者三人が、正装の白装束で身を清め、山頂奥宮に詣でて祭りの為の受入準備を行う。


登山中の心得として、「六根清浄・お山は晴天・・!」と、時折唱えるのが慣わしである。
六根清浄とは、人間に具わった六根を清らかにすること。
六根とは、人間の認識の根幹で、五感とそれに加え六巻ともいえる意識である。

眼根(視覚)、耳根(聴覚)、鼻根(嗅覚)、舌根(味覚)、身根(触覚)、意根(意識、心)

我欲などの執着にまみれず魂を清らかな状態にするための不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、感じないことが六根清浄である。


中8合目の滝尾神社にお参りし、奥宮に着くころには、そろそろ東の空も明るみはじめ、ご来光を待つだけである。
そのあとは、太郎山神社付近の信仰遺跡発掘跡を見学したり、雄大な自然をながめたりするのもいい。



次回、 「二荒山神社・中宮祠と登拝祭(Ⅱ)」







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霊峰・日光の山々(36)女峰山 「下山」

2013年01月11日 | 日光・女峰山
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霊峰・日光の山々(36)女峰山 「下山」





赤薙山神社とキスゲ平




山頂は樹林に遮られているが、鳥居と山頂標識があり、その奥に石祠の赤薙山神社のあった。

赤薙山神社は少彦名命を祭祀し、社格は日光二荒山神社の摂社であり、以前は赤薙山の奥に奥社があったが現在は無く、奥社跡として知られるのみ。


少彦名神(すくなひこなのかみ)は大国主神(男体山の二荒山神社の神;大己貴命と同一神)とともに全国を回って国土を開拓した神とされている。

少彦名神の名前と出自を、大国主神に教えたのが案山子だとされていて、案山子自身が少彦名神の化身であるという信仰が成立している。
その為、少彦名神は田畑の守り神とも考えられている。




赤薙山は女峰山から連なる山並みの東端に位置し、山自体は稜線上の突起の一つに過ぎないが、キスゲ平や丸山などを抱えて素晴らしい景観を形作っている。

又、リフトを併用して手軽に登れる山でもあり、登山初心者や家族連れにお勧めであろう。
山頂からの展望は得られないが、下った見通しの良いところから丸山の姿、そして、広大な大笹牧場の眺めがすこぶる良い。



東へジグザグに急斜面を下っていく。
標高1850m付近で突然平坦になり、樹林帯から一面の笹原に変わる。

ここからキスゲ平までは、踏跡が幾条にも乱れて付いていて、方角さえ間違わなければどれを歩いても同じであろう。

砕石がゴロゴロした「焼石金剛」を過ぎ、木の柱が等間隔に立つ広い尾根道をグングン下っていく。



丸山への分岐道を過ぎると、その眼前に小丸山のスキー用のリフトが待っていた。
この周辺一帯がキスゲ平が広がっていて、なかなか壮観であるが、花の季節は峠は越えたようだ。

リフトを乗り継いで、そして、バス車中の人となり、今日の諸行は成し終えた。



次回、「男体山






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霊峰・日光の山々(35)女峰山 「赤薙山」

2013年01月10日 | 日光・女峰山
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霊峰・日光の山々(35)女峰山 「赤薙山」




赤薙山


赤薙山神社



我は、日光駅より車中を含め一睡もしないで未明のうちから歩いていたので、途中、仮眠を摂ったり、長休憩を摂りながらののんびり登山であったが、出発から山頂到着までは相当な 時間を食ってしまったのは事実である。

この後、続々と登山者がやってくるのであるが、主に、霧降高原から赤薙山を経て登ってくるようである。 


後で気が付いたのであるが、我の登ってきたルートは、通称「バカ尾根」といって、登りは相当難儀が強いられるルートらしく、一般には下山ルートとして利用されているらしい。



女峰山の登山道には、霧降高原から赤薙山を経由するもの一般的なものと、我が登ってきた日光市内から黒岩の頭、唐沢小屋を経由する長い尾根、それに、小真名子山との間の富士見峠から帝釈山を経由するものの三本がある。

このうち長い尾根沿いの登山道は、登山愛好家の間で女峰の馬鹿尾根と呼ばれ親しまれているようである。




さて、山頂でいくら眺めても飽き足らない大展望を欲しいままにして、下山することにしよう。 何せ、登山が完了するのというは、下山が完了し、自宅で寛ぐまでは終了とは言えないからである。

この先、赤薙山から霧降へ向かう。

ルートの初っぱなからチョッと痩せた、砕石地帯をゆくようになる。


雲竜渓谷が迫り上がった個所で、峡谷の険悪なようそうが遠望できる。
この地は、いわゆる日光表連山の東に位置し、日本国内では女峰山より東にこれより高い地点はないらしい。

雲竜渓谷は、平均して1万年に1回の割合で噴火を繰り返してきた、所謂、爆烈火口の跡だそうで、侵食がが進んだため山頂付近は鋭く尖っていて、特に、東の赤薙山から女峰山、西の帝釈山との間は痩せた尾根でつながっている。



ピークから鞍部へと、数度繰り返しながら次第に下ってゆく。
久しぶりで鞍部の水場で喉を潤し、身体を冷やして更に、一里ヶ曽根、ヤハズ、赤薙奥社、等、各ピークから赤薙山までは、岩場を縫うように歩く、ミニアルペンルートである。

キスゲ平への旧道を左に見送って間もなく標高2,010mの赤薙山山頂へ到着。



次回、 「女峰山下山





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霊峰・日光の山々(34)女峰山 「女峰山・奥宮」

2013年01月09日 | 日光・女峰山
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霊峰・日光の山々(34)女峰山 「女峰山・奥宮」




崩落気味の女峰山


女峰山山頂




女峰山頂社(奥宮)






因みに、山頂の小社は滝尾神社(たきのお;重要文化財)の奥宮で、本宮神社は日光山内(東照宮)脇から稲荷川に沿って続く滝尾道を約1.5kmほど進むと白糸の滝があり、その傍に日光の聖地といわれる滝尾神社が鎮座する。 


聖地日光の中でも最も聖なる地とされてきて、東照宮還座以前の日光参詣の中心は、この滝尾周辺であったともいわれる。

杉並木のいかにも聖地に続く道という雰囲気で、深山のパワースポットともいわれ、運氣を得る事ができる神社山域とされている。 



日光二荒山神社の別宮で、本宮、新宮(現在の二荒山神社)とともに日光三社権現の一つであり、弘法大師により平安初期の820年に創建されたと伝えられている。 
又、弘法大師は、このとき女峰山で修行を積んだとも言われる

現在の御祭神は田心姫神(女峰山の女神)で、女峰山に降臨されたことで祀られた神社ともいわれる。 


田心姫神は、宗像三女神の一柱で、古事記では多紀理毘売命、日本書紀では田心姫(たごりひめ)・田霧姫と表記される。 

元より、三女神は海の守り神、水も神ともされ、神名の「タキリ」は海上の霧(きり)のこととも、「滾(たぎ)り」(水が激しく流れる)の意で、早瀬のこととも解釈される。
女峰山からは、激しく流れ落ちる稲荷川の激流があり、その直ぐ横に田心姫を祀る、その名も共通する滝尾神社が鎮座しているのである。



尚、日本書紀の「タゴリ」は「タギリ」が転じたものである。

二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)は男体山を御神体山として奈良時代に奉祀された社です。

神社は、御本社、奥宮(男体山山頂)、そして中宮祠(中禅寺湖湖畔)の三社が鎮座し、御本社は、新宮、滝尾神社、本宮神社の三社で構成されている。

田心姫神は、御本社とそして中宮祠にも祀られている。



尚、日光山では男体山の男神・大己貴命(大国主命と同一神)と女峰山の女神・田心姫命とは夫婦神とされている。


次回、女峰山 「赤薙山






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霊峰・日光の山々(33)女峰山 「女峰山本峰」

2013年01月08日 | 日光・女峰山
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霊峰・日光の山々(33)女峰山 「女峰山本峰」





日光市街より望む女峰山


女峰山登山経路



小屋の左手奥の森林地帯の登山道を登って行く

森林帯は直ぐ抜けて、見るからに急で危険そうなガレ場に出る。
真正面に女峰山本峰が、立ちはだかる様だ。


最後の急斜面の登りであろう、普段なら「ファイト・一発」が出るところだが、今般,些か疲れ気意味で、正直ウンザリといった感じである。 
しかし、ここまで来たのだから歯を喰いしばる他はない。


ガレガレの唐沢の道標に出る。 
一見、賽の河原・・?、フウのようであるが。
ガレ場を横切るといよいよ山頂への急登、ここを登るのか・・!!、である。


12時30分、最後のアタック。

腰に両手を据えて、大地をシッカリと踏みしめて、偶には、四つん這いになって、それこそ歯を喰いしばって、呼吸も一息吸っては、ゆっくり二吐きを繰り返し、更に、歩数を1から100までを繰り返しながら、登る、登る、・・・登る・・!!。

眼下、さすがに唐沢小屋が次第に小さくなっていて、確かに、高度を稼いでいるのが判る。


更に、息を整えながら、一歩一歩進む。

間もなく、ガレ場を抜け、コメツガ、ハイマツの樹林帯へ。
急登を続けるうち、途中の道脇に追悼版が立っていた。 

「鈴木君享年19歳、明大ワンダーフォーゲル部」となっている。 
何時ごろ、そして原因は何であろうか・・?、
単独の厳冬期にフカレタのであろうか・・?。


ここまで来たら、もう山頂に着いたも同然、這い松帯を抜けると突然上空の視界がひろがった。 
もう、これ以上登らなくてよいのだ・・!!。


2,483mの女峰山山頂に到着、そして、山頂にしては立派な滝尾神社にお参り。
眼下、川俣湖がキラキラと光っている。


周囲は勿論、360度の大展望で、今更言うまい。

ただ、初めて目にする北面の至仏山と尾瀬ヶ原、ヒウチ岳、会津駒ヶ岳と、尾瀬の百名山が揃い踏みである。

これがあるから、山は無理を通して、やって来る甲斐があるのだ・・!!。


次回、 「女峰山・奥宮





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