仕事から帰ったらお父さんの熱下がってました。良かったです。
てことで安心してSHOCKLINEを聴きました。
僕の中ではこんなアンダーグラウンドでマニアックな音源を正規でリリースすることが1番はんぱじゃないわ!と思います。
正味の話ブートで作って友達経由で流しても、ほしい人に充分行き渡るレベルのアンダーグラウンドな世界だし、この手の音源を実際にブートでミックスCDを作って個人的に販売する人(DJなど)もたくさんいる。
ソレがアカンことではなく、アンダーグラウンドの世界ではもう半分認められてるようなことだし、ブート音源ならではの楽しさもある。
実際にキルドバイデスなどのブート音源によって、沢山のアンダーグラウンドなパンクバンドを知ったのも事実であって、正規ではなくブートで音源を作るってのもパンクロックの一つの魅力だけど、ブート音源はあくまでも友達や仲間内でコソコソやり取りするものだと個人的には思っています。
結局ブート音源に値段をつけて販売すると、どこまでアンダーグラウンドな音源だったらブートで販売して良いのか?海外のバンドだったら良いのか?日本のバンドだったらダメなのか?とかそういう基準やルールがないので、やった者勝ちみたいになってしまいそうだから、個人的にはそういうことは広まってほしくはないです。
よくブート音源に対して、こんなに曲数があってこの値段!安い!て言う人がいるけど、それは何のライセンスも取ってないから、その値段で販売できるワケで、アーティストに許可を取るってことも制作時間の一つになるし、アーティストにも利益を!て気持ちがあるから正規音源はある程度の値段になるんです。
だからむしろブート音源のほうが値段が高いと僕は感じています。
また日本のバンドを外国人が勝手にミックスCDを作って販売してもOKなのか?という問題も出て来る。
多分ブートと正規の考え方ってバンドをやってる人としてない人でも違うのかもしれない。
僕はバンドをやっるワケではないが、本の世界でも色んなルールがあって、本を出す時に色々と引っかかって、書きたいけど書けないことがあったんです。
でもその時にルールがない何でもありの世界よりも、ルール内で決められた範囲内で書くほうが面白いと思ったんです。
なので今はフリーペーパーなので何でもありの世界だけど、内容はルール内のことを書いています。
なんか話が大分それたけど、ブートでも出せそうな何の権利もない音源を、今の時代に正規でリリースするって、それだけそのバンドに対するリスペクトがあってのことで、ホンマに好きなんだろう!て気持ちが伝わって来ます。
もちろんブートよりも正規でリリースする方が広まる可能性も大きいから、より多くの人にこんなバンドがいたってことを知ってほしいっていう意図があったんやと思います。
またジャケットのデザインなどにも製作者の愛を感じます。
てことで僕はブート音源よりも正規音源派です。
ただ僕はSHOCK LINEが好きで買ったというよりも、製作者の愛がある音源なので買った気持ちのほうが大きいです。
こういうアンダーグラウンドな音源って、はんぱじゃないわ!ではなく僕にはどうしてもハンパに聴こえます。というか聴くとやっぱメジャーがええわってなります。
キルドバイなチープさやメジャーにはないカッコ良さも分かるから、そういう意味ではSHOCK LINEは当時埋もれてしまったバンドなのかも?また80年代前半にこんなポップでカッコイイバンドがいたってことで再評価されて音源化されたことは、改めてスゴイことだと思います。
40年経っても音源化される価値があるカッコイイレコードでした!
素晴らしいリリースありがとうございます。
でも聴いてから直ぐにメジャーLINE聴き直しました!
そしてやっぱメジャーははんぱじゃないわ!て改めて感じました。
メジャーと言ってもSHOCK LINEと時代が少し違うけど、僕はこの辺りが1番好きです。てことを次号BCTで書けたら良いな〜と思っています。
では股。