はみ出しモノにさえなれないぜ！

木曜日は有給使って、ストリートスライダーズのコンサートに行きました。

デビュー40周年らしいです。僕が5歳の時にデビューってことで、会場は僕よりひと回り上の世代の人達がいっぱいで、いつも行くライブ以上に年齢層高かったです。

スライダーズの中で1番ヒットした(多分)、天使たちってアルバムが出たのが86年なんで、50歳でも一番若い世代やと思います。

もちろん僕は全然世代ではないし、スライダーズを聴いている友達なんかいなかった。パンクバンドじゃないから、アナーキーやスターリン聴いて、の流れで聴くこともないし、めんたいでもないから、ルースターズロッカーズの流れで聴くこともなく、バンドブームでもないから、ジュンスカ聴いての流れで聴くこともなかった。僕世代にとっては、ラブラブ愛してるの堂本兄弟バンドで、蘭丸がギター弾いてたことぐらいしか、スライダーズを知るキッカケはなかったのかも？そんな遠い存在のバンドでした。

僕がスライダーズに辿り着いたのはレコードからでした。モトコーでよく100円で売ってたんです。バンド名は知ってるけど、聴いたことないバンドでも、100円ならちゅうちょなく買える。そんな感じでレコードから知ったバンドはいくつかあるけど、スライダーズはなんかダルイ感じやな〜てのが第一印象でした。で最初に買ったのがこのレコードでした(サードアルバムかな？)

ライブではこのレコードの一曲目、TOKYO JUNKが最後の曲でした。専門学校の時にダルって思った曲ですが、今聴くとカッコイイです。カッコイイと言うか、シブイって感じですね。そうシブイんです。でもパンクを求めてたから、そのシブさに気付くには時間がかかりました。その後にまたモトコーで天使たちのレコードを買ってから、段々とシブさに気付いたと思います。

一人でレコード買いに行って、一人でレコード聴いて、それが楽しい思い出なのか？または寂しい思い出なのか？分からないけど、僕はそんな孤独なロックが好きなんです。ちょっと知っただけでバンドT着たり、レコード買ったりする、ミーハーオシャレアピール野郎には、スライダーズの良さは分からんと思う。

野良犬にさえなれないぜ！ではないけど、はみ出しモノにさえなれなかったから、辿り着けたんやと思います。

いろいろと長くなったので日記的なのはまた書きます。

では股。