土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

日本は、ロシアとウクライナの、扇の要となるべきだ。

2014-03-02 20:37:00 | 国際情勢

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

ウクライナでは、ロシア派とEU派が対立し暴動となりました。
そして、大統領が国外へ逃亡した結果、無政府状態となっております。

今現在、ロシアのプーチン大統領は、
ウクライナへの軍事介入を検討中というニュースが駆け巡り、国際情勢は緊張し始めております。

私見を述べるならば、私はロシアのウクライナへの軍事介入は、致し方ないと思います。
なぜならば、ロシアはソ連時代のウクライナの宗主国であり、そして、ウクライナ国内の混乱の長期化は、
中国の中央アジア進出の口実を与えかねないからです。

ですから私は、軍事介入により、問題が短期間で収束するならば、ロシアの軍事介入を支持いたします。
その判断が、日本の国防面での国益と信じます。

思えば日露関係は、安倍首相就任以来、蜜月とも言える親密さであります。
安部首相就任後の、この一年あまり、合計6回の首脳会談が行われております。
これは大変有意義なことです。

もちろん、同盟関係である、アメリカを差し置いての、二股外交は危険です。
しかしアメリカとの同盟関係を機軸とした、日露関係を深めて行くことは、国防面でとても有意義なのです。

なぜなら、アメリカとの単独同盟だけで、中国や北朝鮮と対峙するならば、中国は海と空だけを意識すれば済みます。
しかしロシアがそれに加わるならば、中国や北朝鮮は、北からの陸路から、つまり背後を気にする必要性が出てくるからです。

ですから、相手の出方を躊躇させる上でも、ロシアとの外交のパイプは、太ければ太いほど良いのです。

ひょっとすれば、ウクライナ騒動の真相は、
年6回の首脳会談を行う、親密な日露関係があっての、中国らの仕掛け・・・かも知れません。

ともあれ、日本はウクライナの混乱が、長期化しないように、外交面での働きをするべきです。

そこで提案なのですが、日本がロシアとウクライナの、扇の要外交をすればどうでしょうか?

ウクライナは、反ロシア感情の強い国です。
それは、長年の近隣憎悪だろうと思います。

大体国家というものは、隣同士は仲の悪いものです。
仲がよければ、別の国である必要はないのですから、二つの国家に分かれなければならないのは、仲の悪い証拠です。

ですから、ロシアが軍事介入したからと言って、すんなり問題が収まるとは思えません。
しかしウクライナ、そしてロシアともに、共通することがあります。
それは両国とも、親日国だということです。

日本が、ウクライナとロシアの仲介に入れば、問題が収まる可能性が高いのです。

ウクライナ騒動の発端は、ロシアとの強調関係に入るか、それともEUに加わるかが発端でした。
つまりこれらは、ウクライナの経済問題です。

すなわち、ウクライナの経済的困窮が問題なわけです。
そして要するに、ウクライナはEUとロシア、どちらの属国になるかで揉めていたわけですね。
ウクライナが、独立国家としての運営が独自でできれば、このような問題は発生しなかったのです。

ですから、かつて記事に書いたように、ウクライナがロシアに支払う天然ガス代などを、
日本が立て替えてあげるなりの、経済的な支援をして、ウクライナが独自に国家運営できるよう支援するべきだと思います。

それがひいては、国防面での日本の国益につながるものと、私は思います。
http://blog.goo.ne.jp/orbakuchan/e/57214c77d49c9232e4def8e422aec2ef