土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

国防プロジェクト マトリョーシカ 3 (妖精の国を支援せよ。)

2013-11-27 10:20:00 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

昨今、中国が発表した、東シナ海における航空識別権設定によって、日本の国防の意識への高まりは必須です。
中国の戦略は間違っていると私は思います。
人の良い日本人は、スマイル外交をされると騙せますが、高圧的態度をとれば、それは更なる保守反動となるでしょう。

しかし一方、沖縄県議会などでは、こういう状況下にも関わらず、米軍基地の県外移設を議論しているようで、私が以前述べたように、中国の日本国内、特に沖縄における工作活動が、更なる活発化を見せているようです。

中国は焦っています。
なぜなら、記事、中国バブルカウントダウンで述べたとおり、中国国内の経済は、このままでは10年持たないからです。

この10年で、中国が日本化するか、それとも中国が日本化するかの戦いになります。
日本人は、覚悟を決めなければなりません。

中国が日本化すれば、中国は危機から根源的に脱却できます。
それは、日本の更なる国際化でもあります。

しかし日本が中国化すれば日本は、そして結局は中国も、そしてその他の国々も、
花を咲かせることなく、蕾のまま枯れるでしょう。

これは時代の要請なのです。
季節が来れば、季節の花を咲かせることが、生きているもの全ての使命です。

現代の日本は、世界に日本の花を咲かせなければなりません。
その日本人の覚悟こそ、現代を生き抜き、そして新時代を創り出す鍵なのです。


さて、前回前々回の記事に引き続き、今回の演題は、マトリョーシカです。
つまり、ロシアに関連する核武装の演出でございます。

核武装、そして核武装疑惑を演出させるための、重要なキーワードは、
積極的に不可解な資金の流れをつくる・・・ということです。

アメリカから原子力空母や潜水艦を購入するしても、ロシアから、千島・樺太を購入するにしても、
料金をケチったと思われるようではいけません。
敢えて、大目の料金を払うことです。

それが核兵器密約があり、そして、いざというときのレンタル料金であると、
中国が見ざるを得なくなるように、わざと、大目の料金を払えば良いのです。

そしてロシア周辺諸国には、トルコと並ぶ親日国である、ウクライナがあります。
世界一の美人の国とも言われるウクライナ。
ここはなぜだか、親日国なのですね。

小中学校の授業に、なぜだか日本文化を学ぶ授業があるのですね。
恐らく、ウクライナの隣の国ロシアとは犬猿の仲ですから、そのロシアに勝った国として憧れがあるのやも知れません。

しかしこのウクライナ、国家の財政がとても思わしくなく、ともすれば、
ロシアから購入している天然ガスの、料金の支払いにも事欠くことがあるそうです。

このウクライナの天然ガス料金を、私なら肩代わりいたします。
金額は円に換算すれば、大した額になるはずはないし、日本はその分円を刷れば良いです。

中国が注目せざるを得ないように、わざと国防費で払っても結構です。(爆笑)

これで、ウクライナの親日度は更に上がりますね。
そして、日本政府が支払ったガス代は、結局ロシアに流れ、ロシアの利益になりますね。

これが、中朝から見れば、どう見えるか・・・ですよ。(笑)

「困窮するウクライナを支援するのは、ロシア核密約の料金を払っているかも知れない。」
と、思わせるような、資金の流れを作るのです。(爆笑)

「そんなに世界に対して、大盤振る舞いして、お金は大丈夫?」
という心配は、全く無用です。

はい、いくらでも円を刷れば良いです。
元々アメリカや中国が、自国紙幣を刷りまくっていて、
2007年からするとドルも元も、市場に流れている量は2倍以上になっています。

中国国内では、必要とされる通貨量が、商品の8倍以上になっています。
つまり、市場のドルや元が多すぎなのです。

これから中国は、悪性のインフレを経験するでしょう。
ですから円も、市場の量を2倍にするくらいで、世界市場レベルでは釣り合うのです。

中国には、こう言えば良いのです。
「お宅の元が、紙くずにならないよう、日本政府も協力しているんだ。」と。(笑)

そして円が嫌というなら、ドルを買って支払えば、円高対策になるし、
円ならば、それは丁度、日本向けの商品券で払ったようなものですので、
その後、日本製品などの輸出先が、大量に確保できることになります。

そして、日本向けの商品券(円)を、大量にもらった国家が、
よもや円が紙くずになるような結末を、望むはずはないですよねー。(爆笑)

そう、日本の国防には当然、一役買っていただけるだろうということです。
ウクライナだって、いざというときには、ロシアを牽制するぐらいはしてくれるのではないかと思いますし、
ロシアだって、日本の商品券(円)が紙くずになるのは嫌だし、ウクライナからのガス代が滞納されるのも嫌です。

中国は当然、そういう前提の判断をせざるを得なくなるでしょう。

そして、結果的に結構な量の円が世界に出向けば、うまく行けば近い将来、
円が世界の基軸通貨になることも、恐らく見えてくるだろうと、私は思いますね。

外交の基本は、遠交近攻です。

世界一の親日国トルコと、国海を挟んだウクライナの連携を、日本が演出しても面白いです。

以上、この、1・2・3が、国防プロジェクト・マトリョーシカの全貌です。

 「ウクライナのガス代、払ってくれよ。」


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10 コメント

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Unknown ()
2013-11-27 18:39:27
土佐のくじらさん。

下のプーチンの画像とセリフがあいすぎ。(笑)
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えへへ。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-27 19:52:01
英さん、ナイスでゲしょう? (爆笑)
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Unknown (泣き虫ウンモ)
2013-11-27 20:26:37
細かいこと言って申し訳ありませんが、遠交近攻です。
本当に細かくてスミマセン^^;
話は変わりますが、ウクライナですか。
自分がウクライナの指導者であれば、経済を考えると西側とロシアの両方に、いい顔するしかないかな。
そこで、プーチンさんの真意を引き出し、ソ連時代のカルマの刈り取りをしたい感じであれば、6:4か7:3ぐらいの割合で、ロシアよりになってもいいかなと。
EUは、御免ですね。
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ありゃりゃ。(笑) (土佐のくじら)
2013-11-27 20:32:04
泣き虫ウンモさん、コメントありがとうございます。

あちゃぁ、やってまいますた。(笑)
教えてくださってありがとうございます。m(_)m

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Unknown (日比野)
2013-11-28 02:05:30
こんばんは。

国防プロジェクト、マトリョーシカ。面白く読ませていただきました。

遠交近攻は外交の基本ですからね。中国の後背を突くのは常道です。

仰るとおり、この地域に日本が経済援助&投資をして楔を打つことで、中国への牽制になるでしょう。

ロシアは、広大な国土の割に人口が少なく、国土の多くを中国とEUに接していますから、内心、ヨーロッパや中国にバラバラに吸収されていく恐れを持っています。そうした背景から、プーチン大統領は、EU、中国に対抗できるだけの新しい経済圏をロシアの影響下に作り出すことを狙っています。

そこで、ベラルーシ-ロシア西端-グルジア-アルメニア-アゼルバイジャン-カザフスタン-ウズベキスタン-タジキスタン-キルギスを経て、中国のウイグル自治区へと繋がる「三日月のライン」に一大経済圏を日本の援助で作らせるというのもあると思うんですね。

この三日月ラインは、中国とEUの間にありますから、ここに一大経済圏が出来れば、一種の「壁」となって、ロシアから中国、ヨーロッパへの流出がブロックされる筈です。ここに日本が食い込んで、経済援助と引きかえに資源を確保する。

その輸送には、おっしゃる通り、シベリア鉄道を使えばいいですね。物資の大量輸送が可能な、広軌又はフリーゲージの新幹線車両を作って、ロシアに提供するのもよいかと思います。

例えば、その新型新幹線車両が、ミサイルでも運べそうな「怪しげな形状」をしていたりすれば、土佐のくじらさんのマトリョーシカ効果も狙えるかもしれません(笑)

私は対中国牽制として、麻生元総理が「自由と繁栄の弧」構想を出したときに、アメリカとも連携して、中国を自由主義圏ぐるりと包囲する「自由と繁栄の環」案を出したことがあります。

当時は今ほどロシアとの中がアレでしたので、包囲の一端は、アメリカでしたけれども、今なら上弦の月はロシアにやっていただくことは可能かと思います。

下弦の月は、今、正に安倍総理が、ASEAN、インド、トルコと結びつきを強めていますから、そちらで形成する方向が見えつつあります。

あとは、下弦と上弦を繋ぐ縦のラインですけれども、それがこのベラルーシからキルギスを結ぶ三日月ライン。ここに新幹線を通してやることで、一大経済圏の足掛かりにできる可能性があります。

このユーラシアを縦に横断する構想は、麻生元総理が「ユーラシア・クロスロード構想」としてぶち上げたことがありますから、政府のどこかに眠っているかと思います。

この辺りは↓でエントリーしたことがあります。お読みなられたかと思いますが、ご参考まで。
EUも中国もブロックする三日月 http://kotobukibune.at.webry.info/201110/article_18.html
ミャンマーの民主化と焦る中国 http://kotobukibune.at.webry.info/201110/article_19.html
ユーラシアを南北に縦断せよ http://kotobukibune.at.webry.info/201110/article_20.html
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インスパイア、いただきました。 ( 土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-28 17:47:54
日比野さん、コメントならびに関連記事ありがとうございます。
元気玉ポチ、させていただきました。(笑)

遠交近攻は鉄則なのですが、日本人はご近所さんとは仲良くしたい人も多いし、それを煽る左巻き頭脳の方も多くて、時折訴えなければならない所です。(笑)

自由と繁栄の弧と、日比野さんの三日月の弧で、中国包囲網はほとんどできていますね。

ベラルーシ~ウィグルまでとなると、相当広範囲となりますので、交通手段はもとより、現地の民族主義による、国家を超えた団結の必要性を感じます。

そういった観点から言っても、鍵を握るのは、トルコ・ウクライナ・モンゴルなどかと推測しますね。

この地域の民族は、トルコ系・スラブ系・モンゴル系なので、中国に倣って、新民族主義を煽るのも一考かなと、いただいたコメントと記事を拝見して思いました。

そして日比野さんからのコメントと記事を読ませていただいて、極東方面での一策を思いつきましたので、次の記事にしてみました。

日比野さん、夜遅くに睡眠時間を削ってコメントくださり恐縮です。

またよろしくお願いいたします。m(_)m
返信する
Unknown (日比野)
2013-11-29 00:05:03
こんばんは。

>元気玉ポチ、させていただきました。(笑)

ありがとうございます。


>遠交近攻は鉄則なのですが、日本人はご近所さんとは仲良くしたい人も多いし、それを煽る左巻き頭脳の方も多くて、時折訴えなければならない所です。(笑)

ですねぇ。


>ベラルーシ~ウィグルまでとなると、相当広範囲となりますので、交通手段はもとより、現地の民族主義による、国家を超えた団結の必要性を感じます。
>そういった観点から言っても、鍵を握るのは、トルコ・ウクライナ・モンゴルなどかと推測しますね。
>この地域の民族は、トルコ系・スラブ系・モンゴル系なので、中国に倣って、新民族主義を煽るのも一考かなと、いただいたコメントと記事を拝見して思いました。

やはり、そう思われましたか。あの辺りはイスラム教圏でもあるので、そっち方面からの団結でもいいかもしれないですね。実は「三日月」という言葉にはそういう意味も込めているんですよ。

http://www.chizuyainoue.jp/social/syukyou/1.gif

日比野庵の記事には、マトリョーシカではありませんけれども、ダブルミーニングやトリプルミーニングといった仕掛けをしたりしています。
※勿論、全部ではありませんよ (^_^;)

「EUも中国もブロックする三日月」の記事には、"三日月"と"星"というキーワードを入れていますし、挿絵の女の子は「僕は友達が少ない」というライトノベル/アニメに出てくる、三日月夜空というキャラです(爆)

あの辺りがイスラム圏で団結できると、中国側のウイグルにも遠心力が働くことも期待できますしね。

あと、もしもプーチン大統領が「友達が少ない」のであれば、日本が名乗り上げればよいということで(笑)


>極東方面での一策を思いつきましたので、次の記事にしてみました

これは、そちらの方でコメント入れさせていただきます。
返信する
やはりそうでしたか。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-29 12:30:25
日比野さん、コメントありがとうございます。

三日月はやはり、イスラムのことでしたか。
だとすれば、イスラム教の国々を近代化させる、新たな思想が必要ですね。

イスラム教徒の思考には、近代化=キリスト教国への隷属という図式が定着しています。

これはこの地域における、歴史問題でもあります。

だとすれば、近代化=キリスト教への隷属という思考形態を無力化するだけの、強いメッセージが必要です。

日本人の自虐史観や、日本侵略国家説を無力化する以上に、それが歴史の必然として現れなければなりませんね。

それが中国包囲網の鍵でもあるし、結局は、日本を救うことになりますね。
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Unknown (日比野)
2013-11-30 02:31:26
土佐のくじらさん、こんばんは。

>イスラム教徒の思考には、近代化=キリスト教国への隷属という図式が定着しています。
>だとすれば、近代化=キリスト教への隷属という思考形態を無力化するだけの、強いメッセージが必要です。

だからこそ、キリスト教国ではない日本の支援によって発展するという実績が大事だと思うんですよ。

彼らからみたら、日本はアメリカと戦争した唯一の国ですし、敗戦の焦土からわずか数十年でここまでの大国になった国です。だから、おそらく、その秘密を知りたがっている筈なんですね。

日本がキリスト教に従属していると彼らが認識していない限り、日本の力で彼らが近代化しても、キリスト教国への隷属にはなりませんからね。ここに日本が手を入れる意味があります。
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日本の使命が見えてきました。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-30 10:06:52
日比野さん、お忙しい中、高度な内容を含んだコメント、本当にありがとうございます。

だからこそ、キリスト教国でない日本の支援によって発展することが大事。

本当にそうです。
幸い、イスラム教国では、親日意識が高いようです。
彼らはアメリカと戦った日本が、最後はボロ負けだったですけど、かなり追い詰めていたことも知っています。

日本がキリスト教に従属していると彼らが認識しない限り、日本の力で近代化しても、キリスト教国への隷属にはならない。

まったくおっしゃるとおりです。

日比野さんのお陰で、次が見えてきました。
イスラム教国を繁栄に導くのは日本の使命です。

問題はその次ですね。
イスラムとキリスト教国、つまりその代表であるアメリカとの橋渡しができるかです。

日本は、キリスト教国とイスラム教国の、宗教における通訳ができるようにならなくてはなりませんね。
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