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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

KLは見る見る変わる

2012-04-30 23:59:59 | 3年目に突入マレーシア
ちょうど3年前の2009年5月、マレーシアに来た。その時によくこのPavilionの地下食堂街のKFCにWifiを求めて来たものだった。

今はTOKYO STREETがでてきて、何だかこんなシャレた飲み物もあったりする。キャサリンさんが集めてくれたクーポン券があっての体験だけれど。

あの頃からKLの街はビル工事が多かったが、このパサール・スニ駅も再開発で変わるようだ。本当にこの街は見る見る変わる。

もし今から3年KLを離れて戻ってきら、きっと全く違う街のようになっているだろう。

夕食は近所で。こう言う風景も変わるだろうか?


おまけ。


そうだそうだ、一番上の写真は金曜日に起こってしまった誘拐事件の子供を捜す張り紙。KLの街中にたくさん張られていたものの1枚。早期解決を祈ります。

サンダル以外

2012-04-29 22:04:04 | 3年目に突入マレーシア
熱帯に住んでいてもたまにはサンダル以外の靴を買う。

ちょっと前に上海に行ったときに持っていた黒靴を履いていったが、もうかなりボロボロの状態で限界だった。いやもう限界を超えていたかと思う。なのでそれを捨ててしまったから今回買いなおすことにした。

黒靴など買っておいてもそれほど使うわけでもないが、やはり1つは必要。なので今回はソールがスニーカーのように柔らかいものを選んでおいた。これならビジネス以外であっても使えなくもない。そしてマレーシアで重要なのは雨に濡れても中がダメージを受けそうにないものを選ぶこと。日本では1日にお天気が変わっても1回だけだけれども熱帯ではそうはいかないからだ。


ところでこの値段はRM280(約7300円)のところセールで半額となりRM120。ありがたい事だ。

マレーシアの靴の値段はブランド名が付いたものでも普通のデパートならRM350前後(9000~1万円)からある。もちろんもっとずっと高いものもあるけれどもボリュームゾーンでそのあたり。この中には日本では知られていないと思われるイタリーやドイツのブランド名が付いたものもあるので日本に入るものよりは安めのものが入っているのかと思う。デザインは日本より派手めで、ちょっとカッコいいものが多い。

地元の靴チェーン店ではビジネス靴でもRM70(約1800円)程度で探せる。ただし、マレーシア・ブランド品。それが値段なりにものすごく悪いってわけではないと思うが、そう言うのが無いとマレーシアのビジネスマンはたいへんだろう。


今日はキャサリンさんに靴選びに付き合ってもらって助かった。あまり靴に興味を持っている方ではないので助けてもらえると助かる。

OIL

2012-04-29 12:30:48 | Vespa? Yes, but LML !
昨日、いつものようにオイルを買う。

ただ、買うのはいつものようにだけれども、毎回ちょっと違ってしまうのはオイルの種類。バイク屋に同じオイルが無い場合がよくあるからだ。

以前にはこの写真のオイルをずっと買っていたがここしばらくこれが無く、別の黄色いボトルのものにしていた。黄色いボトルは特に世界的に有名なブランドでない、マレーシア製のものだったがそれで特に不都合や不満があったわけではなかった。それに値段も同じ程度。


そしてついにその黄色ボトルも品切れになり、前回は写真と同じシェルブランドだがこれよりグレードが下の白いラベルを買った。スクーターだからオイルなど何でも良さそうなものだが、そのシェルの白ラベルは煙が多い上にプラグがかぶり易いので大失敗だった。そして昨日、またこの赤ラベルが入っていたのでこれを選んだ。

値段はRM12(310円ほど)。

ヤマハの2サイクルオイルが手に入れば一番良いのだが、どうもヤマハは今マレーシアでは4サイクルオイルしか出していないらしい。残念だ。



今朝もマレーシアは天気が良い。

明日はゆっくり

2012-04-28 20:03:09 | 3年目に突入マレーシア
今日はどうにか仕事が順調に済み、5時に帰ることができた。

同時並行でいくつかの仕事をしながら、と言うよりしてもらいながらお客さんの相手もし、どうにか夫々が順調に片付く。そしてお客さんも予定より1つ前の便に乗れそうと言うことで喜んで帰っていただけた。来週の水曜日に再開するとしても、今回同様うまく行くだろうと予想する。

"来客あり"で始まった今回の仕事はかなり上手く行った。仕事が予定通り進んだ意外に仕様変更がオフィシャルに承認されたことが大きい。承認依頼した項目のほとんどが認められたことで量産がかなり楽になったはずだ。検査できるかできないかスレスレかそれ以下が書かれていた仕様のままではツール作成も生産も検査も全部が苦労してしまう。苦労だけならまだマシだが、実際にはどちらでも良いような事で損を出すことになる。だからこうした初期の仕様の審査はかなり重要なのだ。

重要にも関わらず、それを仕事にする人は少ない。仕様に向かって物作りに励む人はいるが、ほとんど徒労に終わるのが関の山。後で品質保証チームに交渉のための無駄な労力を使わせるだけとなる。お客さん側も、工場が技術と折衝しなければならなかったり社内承認が必要だったりとつまらない労力を使わせてしまう。

そうした意味も含めて明日から3連休は気楽に休めそうだ。




会社はどう言うわけか組織図を描くものだ。

ある程度の規模、数人レベルよりちょっと大きくなっただけでも組織図と言うのは描かれる。ほとんどの場合は樹形図のようなものになっている。一番上に社長がいてその下に管理職....と枝分かれしていってだんだんと幅が広くなるあれだ。ちなみにGoogle画像検索で"組織図"と入れるとそれが山ほど出てくる。

なぜこんな事が気になっているかと言うと、今の仕事場でもそうした組織図と言うのがかなり頻繁に描き変えられるからだ。ただ描き変えられるだけなら気になる事もないが、それが一体何のためにそうしているのか理解し難い感じがしてもいると言う事だ。はっきり言って、それを描き変えるだけの労力に対して見返りが少ないのではないかと思っている。描き変える事が絶対に無意味と言うのではなく、効果的にそれができる会社や場合もあるだろうが、そうでない場合もあると言う意味で。


ところで何故、組織図は樹形図なのだろう?

組織が命令系統に従って出来ていると言う発想から来るのではないかとは普通に想像できる。描く立場からすればそれも尤もだ。けれども実際にそこで起こっている事をよく見てみれば、この樹形図でできた組織図がそこに含まれる小さな個別の組織と組織、人と人または仕事と仕事を分断しているようでもある。あっちの仕事は俺の仕事じゃないから知らないよ、とか、または、俺は誰々の命令でしか動かないよと。

と言うわけで、こうした当たり前に思っているものも見直してみたらどうなんだろうか。


例えば製造業だった場合、どの組織も人も製造の支援をしているわけだから中心に製造部門があってその周りを連携して支えているその他部門が取り囲む、円グラフ状の組織図にしてみるのも良いかもしれない。そうすれば全員がひとつの方向に動いているのが意識できるかもしれない。

土曜日だけど出勤

2012-04-28 07:43:37 | 3年目に突入マレーシア
土曜日だけれど、今日は出勤日だ。

そして来客はとりあえず今日まで。続きは来月の2日からとなる。だから明日から3連休だ。月曜日はマレーシアの休日ではないが、会社カレンダーで土曜日休みが月曜日に移動して3連休になっているらしい。これは良いこと。


今朝、リクルートのサイトからかなりかなり久しぶりにオープン・オファーが届く。リクルートのサイトはずっと前から登録しているがいくら履歴書を更新してもこんな職歴の人間には用を成さないことがわかっているので放置してある。

ただ、用はなくとも時々履歴書を更新することにしている。それはメモのため。オンラインで履歴書、職務経歴書を登録しておけば何年に学校を卒業して何年にどの仕事をしていたか迷わずに書けるからだ。我が事ながらそんな情報を毎回思い出すのは一苦労なので記録用として利用させてもらっている。

そうしたわけで、履歴書が更新されていると言うだけでオファーが届くのだろう。オファーが来たからと言って必ず来てくれと言われているわけではないのが要注意なのだが。

他人の力を借りる

2012-04-27 13:35:17 | 3年目に突入マレーシア
昨日からの来客のため、それに付き合っている時間がどうしても長くなる。

そのため、別に並行して進めなければならない仕事がやりにくいことになっている。こう言う場合は他人に多くを依存するようにしている。そうでなくとも全部を自分でやるわけにはいかないが、こうした場合には特にそうするべきだし、そうするしかない。

そうしたわけで、仕事もどうにか進められるのである。ほんとうにありがたい。マレーシアの人はこんなイレギュラーな仕事をしてもらっても、はいはいと言ってほんとうによく働く。

だから、多少の不可能であれば可能にできる感じがしている。

メールがない

2012-04-27 07:45:04 | 3年目に突入マレーシア
今週は朝、仕事場でメールチェックしてもメールがほとんど来ない。

ゴールデン・ウィークだからだろう。そんなものだ。どんなに大変なことがあっても、どんなにそれまで騒いでいても、こう言う時期には静かになる。そんなもの。

台湾の時はお客様先にいたからそうなると困ったものだった。今は静かで良い。

来客あり

2012-04-26 22:07:15 | 3年目に突入マレーシア
久しぶりに来客あり。

普通、取引先の担当者がマレーシア人だった場合には自分がその仕事を担当することは無い。が、今回はたまたまそう言う機会に恵まれた。"恵まれた"??? 恵まれたのかどうか?、これは議論の余地が無いでもない。が、しかし今回はそう言うめぐり合わせになった事はたしか。

その人は誰でも知っている大手日系企業で長く技術の仕事をしているそうだ。さて、実際に会ってみると新鮮だ。新鮮と言うのは日本人が来るのと違うと言う意味で。日本人であればほとんどの場合、スーツかワイシャツを着てくる。自分の仕事場ではスーツなど着ていなくとも、他社訪問時であれば自社の作業着を持ってきて着たりするものだ。が、彼は本当に普段着のまま。そして全く堅苦しい感じの立ち居振る舞いではない。冗談も言う。そうした意味でかなり新鮮だ。

本当に打ち解けているかは別としてそうした雰囲気で始まったところで、来ていただいた本題とは違うがせっかくの機会なのでいろいろお願いしてみた。その内容はかなりクリティカルな部分の仕様変更も含むもの。なぜなら、仕様が決まった時点で自分がこの仕事に参加しておらず、その後に無理だなと思っていた部分が多かったからだ。

多分、これが自分ではなく他の日本人だったらほぼ十中八九そんな事は頼まないと思う。今までもそうだったしこれからもそうだと思う。


こうしてみると、日本人とのコントラストがかなり鮮明になってくると感じた。

日本人は立場意識がとても強い。だらかまず失礼の無い服装で、と始まる。名刺交換、そして立場に合った振る舞いと言葉。客になる方は少しでも偉そうに、反対の立場なら少しでも謙(へりくだ)る。どちらにとっても楽な作業ではない。そうした状態が仕事のやり方にもかなり影響するのは実は本当に困ったものだ。言わなければならない事を言えない、言われなければわからない事を言ってもらえないと言う状況に入って、最後にはお互いに苦しむからだ。苦しんだ結果には何も利益が無い。供給側は不良品を抱え込むことになり、供給される側は生産が上がらない悪循環。


そんな意味でこのラフな感じの来客は大歓迎であるし、お互いに成果を持ち帰ることができる。


さて、日本人のビジネス・スタイル、これからもこのままで良いのだろうか?

プラグ問題

2012-04-25 13:28:25 | Vespa? Yes, but LML !
またプラグかぶりでエンジン・ストップ。

場所はアパートを出た路地を次の交差点で曲がって通りに出たところだった。兆候が見えたのですぐに道路の左に寄せてプラグ交換をした。仕事場への到着はちょっとの時間差で道路混雑がひどかった事もあり、いつもより10分遅かった。

仕方ないのでまた後でプラグを買うことにしよう。

LMLがもう少し普及すればB7ESやB6ESが手に入るようになるだろうか。そう言えば、先日近所の交差点で白のLMLを見た。目が合って互いに挨拶した。昨日もFacebookにVespa Empireが新しいLMLオーナーを紹介していた。だんだん認知され始めているかもしれない。

神様の骨格

2012-04-22 19:48:33 | 3年目に突入マレーシア
日曜の朝、天気が良いので開店前のプールサイド・カフェのテーブルを借りて朝食。いつものように至って質素。

空がきれいだったので写真を何枚か撮っておいた。ただ、後になって見ると並以下だったのでがっかりした。がっかりしてしまう理由は撮る人間の腕が悪い、カメラが自動でコントラスト調整してしまって見たとおりに撮れていないなどと言うこともあるが、やはり一番は実物の空がきれい過ぎるからだ。

日本では日がたいがいいつでも傾いているので光が黄色っぽい。マレーシアの場合は赤道に近いのでそれがかなり白いために空の青が本当に青、雲の白が本当に白なのだ。もう2年間もそんな空を見ているが全くもって本当にその色には圧倒される。そして雲の大きさにも。こうした空の色、形が人の心に何か影響するのじゃないかと言う人がいたら、きっとその意見には賛成せざるを得ないだろう。


何だかけたたましいクラクションが鳴り響いていると思って外に出た。今までにこんなに長く鳴らし続けるのは聞いた事がなかったからだ。きっと何かあったのだろうと思ったら、中華系の結婚式だったようだ。新婦を新郎とその友人が迎えに来たのかと思う。

そう言うことならけたたましくても仕方ない。おめでとう。

それにしても新婦以外は友達みんな普段着のままだったのにはちょっと驚いた。正装でなくても祝う心に違いはないってことだろうけれど。


醍醐味って言葉の元になった菓子が古代日本にあったそうで、確か奈良で再現して売っていると思う。ずっと前に食べたことがあるが、マレーシアのインド系食堂によく売られているものと極度に似ている。記憶が確かであれば。

醍醐はミルクを煮込んで水分を飛ばして作るものだと言っていたのできっと製法も似たようなものだろう。これも濃いミルクの味がしてとても甘い。たまに食べたくなる。


今日はちょっと前に行った建設中のヒンドゥー寺院を再度見せてもらいに行った。見たところそれほど工事が進んでいたようでもなかったが、こうして神様がモディリアーニの彫刻風に作られていた。全開のアルバムに写真を数枚だけ追加しておいた。興味があればどうぞ。

1330円、と聞いて

2012-04-21 20:41:18 | 3年目に突入マレーシア
工場で働いている人、数人が辞めようかと考えていると言っていた。

ここのところ賃金が上がっていないし残業もなくなってきているのだけれども、マレーシアの物価は目に見えて上がっている。スーパーマーケットに行くとよくわかる。物価の上がり方がかなり急で、何十年か前の日本のようだ。あの頃はニュースでもそんな事をよく言っていたから物の値段ってのはかならず上がるものだと思っていたのだった。子供の頃だったからそれがどれだけ深刻な事かはわからないにしても。

その工場で働いている人が続けて言ったのは、"あと月にRM50もらえれば"だったことに驚いた。RM50と言ったら日本円で1330円(今日のレートx26.6)になる。RM50が多いか少ないかと言うとそれは見方と立場によってずいぶん違うだろう。

彼らはお昼に会社からの補助がある食堂でRM1からRM2程度しか払わないのでRM50はけっこう大きなお金だ。日本人の給料だったら毎日外の食堂でRM5、それに缶入り飲料を飲んでもまだ安いと感じるのでRM50ははした金と言えるだろう。スーパーマーケットで1回、普通に買出ししてもRM50など簡単に超えるどころかその2倍になるかもしれない。アパートだったら月にRM300とか500で、それを3人ほどでシェアしていたりするけれども、日本人だったら家族で1ユニットをRM3000は最低、RM5000程度出して借りている。

なので"RM50"と言ったとき、感じるものが全然違う。


うちは日本から駐在で来ている家よりも給料も安いし家賃も自腹だから彼ら日本人の住むユニットの数分の一の家賃だけれども、それでもRM50あれば、と言われた時にやっぱり驚いた。RM50あると無いではそんなに違うものかと。

これは日本に住む日本人とマレーシアの違いであるからどうしようも無い面もあり、どうにかしてしまってもいけないと言う事でもある。ただ、思うのは仕事で会社の利益を出すために"がんばれ"のように掛け声をかけても、それに対するご褒美のようなものは設定されないと言うことは考えなければいけないのかとも考える。なぜなら日本人は正社員と言う日本の制度があり、会社と個人が一蓮托生だと思い込んでいるのだけれども、それは日本でしか通用しないからだ。

がんばらないで会社がダメになったらみんな終わりだぞ、と言うのが暗黙のうちに通用する日本。マレーシアは学歴が高ければ給料はいきなり高いところから始まるがそうでない場合はいくらがんばってもある程度まで。ちょっとは昇進する可能性があるが高学歴には絶対に追いつけない。だから少しでも有利な職場を探すと言う事はありで、日本のように誰でも長く居ればいるだけ有利ってことにはならない。それに時代が進めば進むほどに若い高学歴が後から後から生産されてくると言うこともあるのだし。


みんなでいっしょにがんばろうなどと言っても、彼らにとってはその"みんな"って、"いっしょに"って何なのだと感じることもあるだろう。逆に虚しく響くように感じられもする。


もし日本人が5人いたとして、そのうちRM1000を自腹で払うか安いところに引っ越して会社がその分浮いたとする。
RM1000は2万6千円。

RM1000 x 5人 = RM5000
RM5000 ÷ RM50 = 100人

それをすべき、とは思わないが、額面としてはかなりのものになる。

簡単な結論に飛びつくな

2012-04-20 13:28:31 | 3年目に突入マレーシア
さっき、顕微鏡である物を見ていたら気がついた。

そうか、あの不具合はこうしてできるのかと。


ある製品にちょっとした不具合がある。それは不安定で、出たり出なかったりする。出ないときは全くなし。出るときはけっこうな確立で出る。出ても修正ができるので問題にはなりにくいのだけれども、見逃してしまう可能性があるので出なければ出ない方が良いにきまっている。

そこで何かの手を打つわけだけれども、簡単そうな方法はいつも同じ方法でできるようにそれ専用の道具を作ることだ。ただ、欠点はお金がかかること。その金額は純粋に損失になるのでできれば安く作りたい。

なので安く作る方法を考えるために顕微鏡で見ていた。そしてうまいやり方はないものかと考えていた。ところが、ふっとした事から、ほとんど偶然に不具合自体の作り方を発見してしまった。不具合が作れるのだったらそれをしなければ不具合は起きないのだから出来たのは不具合でも悪いことじゃない。


実は最近は別の仕事で忙しかったのと、周りから"ああすれば、こうすれば"と言う変な意見を聞きすぎていたためにこんな簡単なことも頭に浮かばなかったと言うだけなのだ。"ああすれば"などと言っている人間だってちゃんと考えてそうしたわけではなく、単にあり合わせの結論に飛びついているだけなのだ。

人間の思考方法なんてそんなものでいつでも十分に合理的とは言えない。きちんと考える事無く結論を急ぐ習慣ができてしまっているものだ。





ところで、人の顔に丸顔と面長ってのがあると言われているけれども、あれは実際に骨格から長細いのと丸いのがあるってことだろうか? それとも髪型やその他のパーツの配列によって丸く見えたり長く見えたりするのだろうか? それともどっちも有りなんだろうか?

簡単に出来ますとは言えない事

2012-04-19 23:52:01 | 3年目に突入マレーシア
昨日、ちょっとした試験で試作品を作ってみた。(仕事の話)

そこから得られた結果は「やっぱりな」と言うもの。別に失敗じゃないが、予想通りのあまり良くはない結果だった。

この試験をなぜやったかと言うと、あるお客さんが仕様書にある事を書いてきた事がきっかけだ。それはやってできない事ってわけじゃないが、やったらどうなるかが予測し難いものだったのだ。

よく考えなければそのまま何も言わずに材料を用意し、言われたままに作ってみることになっていただろう。

けれども、スケジュールに限りがあるために取り返しがつかなくなる可能性が無いとは生きれなかったので先に警告を発しておいた。その部分に問題が出るかも知れないので実績のある別の案を勧める、とメールに書いて送ったのだ。メールと同時に試験も準備して決定の前に結果を示せればと考えた。

後になってそのお客さんはこちらの勧めた案を採った。それは試験結果が出るよりも早い決定だったけれども。


それはそうと、他の人がこの仕事をしていたらどうしただろう?、と思う。

予想では、マレーシアの担当者だったらきっとお客さんの言われるままにしておくだろう。疑問も持たずにやって後で問題を抱えるはずだ。これが日本側の技術者だったらどうかと言うと、これも、十中八九そのまま何も言わずにおくと思う。なぜなら、日本側はお客さんの言われた事に意見するのが嫌い、反抗するような事で問題を起こすのが嫌いだからだ。これまでもそうした事が多く見られたので、もしかしたらと思っても良い可能性の方に賭けることにするだろう。

多分それは間違いない。


日本人は立場意識の強い民族だと思う。

「お客様は神様です」と昔は良く言ったものだが、それが技術の問題になると不誠実になってしまう事がある。お客様が言ったからだまってやるのでは最後に不具合品を売りつけることになるし、どうしてもダメだった場合でも先方のスケジュールを人質にして厳密に言えばダメな物を買わせてしまうことになったりする。結果としては全然神様だなどと思っていなかったとわかる。


技術を売ると言うのは出来ないことをどうにかして出来るようにする事だと思うかもしれないが、出来ない事をどの程度出来ない可能性があるかを指し示す事も技術だろう。難しい仕様書など作るのは簡単だけれども、実際に作って売って使ってもらう事を考えると仕事をもらいたいばかりに簡単に出来ます出来ますと言ってはならないものだと思っている。