
昨日から複数スピーカーを聴き比べてみて、一つわかったことがある。
それは、ソニーがあんなに真面目に作ったはずの、そしてこんなに良い音を出すULMが販売面で良い結果を残せなかった理由だ。
当時のオーディオ機器販売店では各社の代表スピーカーが並べてあって聴き比べできるようになっていた。つまりこの活断層ハウスと似たような感じだった。ULMは隣のビクターと切り替えながら聴くと、押しが弱いのだ。ビクターは低音がボコボコ言うような感じで再生されるのに比べ、ULMはバランスが良いのでそうはならない。比較になるとインパクトがとても弱い。あの当時、DIATONEもPioneerもこのビクターと同様に低音ボコボコだったはず。そう考えるとソニーULMが売れるわけがない。
たぶんその反省からソニーはGシリーズを作ったのだろう。あれは確かにインパクト絶大スピーカーだった。ULMとはまるで逆。なるほど。
ところで今日は終戦記念日。
活断層ハウスのあたりでも昼に野外放送が流れて黙祷を促していた。
「戦争で犠牲になった方々に黙祷を捧げましょう」
子供の頃から毎年聴く言葉だ。だけど、「戦争で犠牲になった方々」っていったい誰のことなのだろう?その点を詳しく言人は少ない、というか、ほとんど誰も何も言わない。(各政党の今日の談話なんかを見れば詳しく言う人もいるにはいるけど)
いろいろ記事を読んでいても戦争の犠牲者の中身を言うのはあまり出てこない。「犠牲者とは○○の人です」なんて定義は書かれていなくて、戦争を経験した高齢者の話は多い。その話の続きで「戦争など二度としてはいけない」となるけれど、言われる悲惨さ中に含まれるものは・・・
そう、日本が海外で行った蛮行の犠牲になった人々を思わせるものは無い。全体で○○万人みたいな数字までは出るがどの国のどの地域で何人、そのうち武器を持たない民間人何人のようなのは出てこない。
こういうことでもういい戦後、何年だって?えっ?もっと大きい声で言ってみて。79年。はいよくできました。
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