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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

辞表を出した

2017-08-02 13:48:49 | マレーシアでニャー2017
先に言っておくと、辞表は自分の事じゃない。

前に書いた事があったが、他の部署から志願してやってきた男の事だ。彼は多少自由に仕事をして良い反面、ある部分自分勝手なところがある。自分勝手と言っても別にそれほど大した事でもない。ちょっとした点でだ。

先週の土曜にいきなり午後から半休を取って出て行った。”いきなり”も”半休”も特に問題にする事でもない。誰にでもそんな事はある。もともと勤務時間がちょっと位他の人間に比べて短くてもそれは何の問題にもしていない、報告書さへ書いて出していれば。


が、この土曜日は何も言わずに出て行った。出て行くと決めた時に連絡すればそれで問題はなかったが、それをしなかった。なので人事に届けが出ていたか確認した。ずっと以前に出ていて自分が忘れていると言うこともある。が、出ていなかった。

それに関して本人には何も言わなかった。届け無に居なくなって(仕事の中身以外で)問題にするのは人事の方だから、人事が警告を出せば良い。が、人事、いつものようにちゃんと仕事もできないのでこっちから言ってやらないと給料計算の時位まで気付かない。なので言ってやる。そっちで何らかの処分するならしても良いよと。


そうこうするうちに昨日、火曜日になって後出しの届を持って本人が来た。届を持って来てもそれ、サインなんてできるわけがない。事前に連絡があればそりゃ紙は後でも承認はする。が、何もかも後であるとそれは無理。まあ通常の作業員程度のレベルなら許すとして、その男はそれより1つ上のレベルなのだ。そのあたりは少し厳格目にしておかないといけない。同じ事をまたしてもなあなあ、あやふやで済ます事になりかねない。今回は特にそれで仕事に影響が大きかったと言うわけでは無いが、今後もう少し忙しくなった時にそれでは本当に困るだろう。

さて、なぜこうなったのか聞くと、理由をいろいろ言う。それで心の中はだいたいわかった。彼にはその出て行った理由が大切だって言う事が。

が、求める答えは出て来ない。聞いているのはなぜ出て行ったかではない。それはどうでも良い。なぜ、連絡しなかったかである。連絡しなかった理由は、出て行った理由を他の人間がわかっていないからだ。(面倒臭いことが裏にある。) つまり大義のようなものが先行してしまっている。それ以外が何も無いのだ。ある意味反抗心の現れだろう。

最後にはこう言う。もし自分がこの仕事に適さないと思うのなら他に異動させても良いし辞めても良いと。こちらはそれほど大きな事とは思っていないのでそれは相手にせず。そうしているうちにパソコンで辞表と言うのを書いて提出した。

まあ、辞めると言うのを引き留めるのはどうかと思う面もある。この会社のここでこのままやって行くのが彼にとて最上かどうかはわからないし、他のもっと良い仕事、合った仕事があるかもしれないのはどう考えても否定できない。まして人生に関わる。引き留めるのが無責任かそうしないのが無責任かはわからない。

まあ、辞表出してもまだ年末近くまで時間はあるのでどうなるかはわからない。なるようになるだろう。

マレー人は一度に2つの事ができない

2017-08-01 23:25:29 | マレーシアでニャー2017

前から思っているのだけれど、マレー人は一度に2つの事ができないらしい。ほんの簡単な事でも同時に2つの事をやる事が不可能だ。

例えば今日、ある試験を機械を使ってやっていた。試験と言っても段取りをして動かして後は問題があるかどうか見ていれば良いだけ。ずっと忙しいわけではないので、片手間にパソコンでも持って来て前日の報告書をちょっと書いたり、次の段取りをしたりできる。

少なくとも自分にはそれは簡単にできる事のように思われる。が、マレー人にはそれが相当無理な事であるらしい。一つの事をしている時に別の事にちょっと切り替えてやれないらしく、ほんの5分の回り道ができない。

不思議だ。同じ人間なのかとすら思えてきてしまう。

また、何か別の事を言われてそれを開始する事ができない。不意に何かしなければならなくなった時に、身体が動かない。思うに脳みその中で何か逡巡があって手足に到達するのが極端に遅いと思われる。

関係あるかどうかわからないが、車の信号待ちからの出足が極端に遅い。青になって進んでも良い状態から発信するまでの時間がビックリするほど長い。だから信号が青に変わって次の赤までに出られる車の台数が少ない。

 

こう言うのは何か訓練の問題なのか?それともハードウェアとしての脳の性質なのだろうか? これはわからない。

そう言えば、前に辞めて行った通訳、日系他社でエンジニア的な仕事もしていたらしかったが、その男も一度に2つの仕事はできなかったようだし、仕事もとても遅かった。あまり、いや"多少"複雑な事は何もできなかった。それでもエンジニア的な勉強はどこかの学校でして来たらしい。(あのペースで勉強させてくれる優しい大学ってどこなんだ?)

 

そうしたわけで、マレーシアでは中間管理の人間が入るほど仕事のペースは極端に遅くなってしまう。1時間で終わる事が1ヶ月かかると言うと誰も信じないと思うけれど、本当にそのペースなのだ。

 

こう書いているが実際の事例は限られているのでこれが本当に全部に当てはまる一般的な事かどうかはわからない。なのでマレーシア全体でこうだと断言しているわけでない事をお断りしておきます。


報告書でしか評価しないことにした

2017-07-31 13:32:30 | マレーシアでニャー2017

前にも書いた事があったけれど、部下の給料を決めるために各人の評価と言うのをする事になっている。これに関してこれからはこれまでのように一般的な評価をするのを止めることにした。

会社が配っている紙にある評価は規律を守る、誰かと協力して仕事ができるとか、仕事の量、仕事の質、その他のごく一般的な内容になっている。何がどうなるとそれを良いとするのか、悪いとするのかは評価者に任されている。有り勝ちな事だけれど、匙加減が人によって違うし去年と今年で違ってしまう。

だからまじめにやろうとするとけっこう困る。

なのでこれからは単に報告書の数と質だけで評価する事にした。しかも報告書を書いたあとに自己申告であるフォームの中にそれを記入しないといけない。報告書が出ていてもそこに記入が無いと評価の対象からは外れる。まして物理的に仕事をしたとしても報告書が無い場合はした事にすらならない。

これだけ聞くと厳しいかと思われるかもしれないが、報告の内容は議事録でも良いしアクシデントの報告でもクレームへの対応報告でも、さらには自分で見つけた問題と思われる事に関してでも何でも良い。やろうと思えば1日に10でも20でも書いて点数稼ぎができる。そして初期の報告書の修正版の第2版も1つにカウントできる。

それに、多少勤務時間が短かったとか休憩時間を多く取ったとか、何かヘマしたとかそう言うのは何も考慮しない。仕事ができていて報告書が出ていれば問題ない。特に自分のヘマを報告するのはプラスとして扱う。

 

なぜ報告をこれだけ大事にするかと言うと、企業にとって一番大事なものだからだ。物は来て出て行く。お金も来ては出て行く。残るのは情報と言う財産だけ。人の持つスキルは低くても仕方ない。でも情報を残す事ができていれば最低限仕事をしていると解釈する。さらに言われた事でなく、自分で発信する内容であればもっと良い。

マレーシア人、レベルに関係なくこれが全然できないのである。だから去った後に何も残さないか、悪くすると何か持って出て行ったりする。


人も国もダメにするのはやっぱり慢心かもしれない

2017-07-30 22:53:20 | マレーシアでニャー2017

人って慢心しやすい生き物だと思う。いろいろな事が何と無くちょっと上手く行っている気がするとそれで良いように思いたいし、まして他人と比べてまだ自分が上と思ったりする場合なんかはずっとそれがそのままだと思いたい。

思いたいだけで別に本当に大丈夫ではなかったりする。絶対大丈夫さ、まだまだ大丈夫さ、と慢心でもあり怠惰でもあり。

でも、現代社会はそんな思いに都合よくは出来ていない。最近流行りのAIとかコンピュータ技術はなどは多くの部分がオープンになっている。つまり誰でも興味があればその事について知ったり学んだりできてしまう。そうするとどこの誰が有利とか不利ってのはあまり無いわけで、今世界中の国の人がよーいドン状態かもしれない。

 

慢心なんかしてたらもうその時点で予選敗退決定だろう。

これまで何とか工業生産で良いところにつけていた日本、多くの人が中国なんてとまだ思っているかもしれないけれど、どうもそうでも無い。気付いた時にはもう周回遅れとなる可能性大。

 

個人の問題でも同じ感じがしている。自分の仕事場の大卒レベルなんか、ある程度お金もらっているからか、他人から地位を脅かされないからか、全く勉強して向上する気配が無いのがけっこういる。(けっこうと言うかほとんど。)

日本人だってそうなる可能性がある。 マレーシアに来れば日本人と言うだけで最初から少し給料は高い。物価は日本ほどではないからちょっと贅沢もできる。別にセレブでもない、たまたま日本人だっただけだけれどもマレーシア人よりちょっとお金が余計にもらえて美味しいものが食べられる。それで自分が上だと思ったりする可能性はある。

自分で何か他人に出来ないすごい事が出来るからそうなったわけではなくて、上の世代が頑張ってくれた結果、そのおこぼれを頂いているだけなのだ。自分ではそれほど大した事ができるわけじゃない。日本に帰れば本当の本当にただの人。

謙虚にならないと。


監視カメラはマレーシアの必需品

2017-07-28 13:55:03 | マレーシアでニャー2017
工場に監視カメラが付いた。前にも古いのがあったにはあったが古いシステムだったからあまり使えていなかったので今回新しくなった。解像度がちょっと良くなって、加えてインターネット経由で家に居る時も工場の中が見られるようにもなった。

早速iPadにアプリをインストールしてはみた。データ通信量が多いらしい。ま、緊急時しか使わないなと思っている。



マレーシアの場合、工場なんかには監視カメラを付けるのがけっこう多いように思う。理由は2つ。1つはセキュリティ。泥棒が入ったりした時に証拠を残す事。2つ目は従業員の監視。

この2つめはきっと本当の目的なんだと思う。なぜかって言うと、基本、マレーシア人は部下含めた従業員を疑ってかかるところから出発しているからだ。自分は全然そのモニタを見たことがないけれど、たぶん監視して後でああだこうだ言うのは出てくるだろうと予想している。

そう思うと余計な仕事が増える気がして....なのである。



よく人は期待したように動くとかそうなると言う。それは確かにある事だろう。でも、マレーシア的には上司は部下に命令して仕事をさせるものって所で止まっていて、マネジメントとかそう言う類の発想が全くない。(本屋に行くとアメリカとかのそう言う本はたくさん出いてるみたいだが。)そもそも偉ぶったり威張ったりして自分が正しくて誰かが間違っているとかレベルが低いとか知識が無いとかそう言うところなので監視は必要なのだろう。

それで強く言うとその場で言う事は聞くような感じになるが、その場だけになって隠れてサボるとか悪い事するって発想になる。そうなると尚の事監視カメラが必要になってくる。

卵が先か鶏が先かみたいな事をずっとやり続ける。


...こんな物に投資するのになぜ路面のコンクリートが割れているのは後回しなんだと思わないでもない。

キナコにとって最悪の日(かもしれない)

2017-07-26 21:21:57 | マレーシアでニャー2017
今日は記事の中身と写真が珍しく合ってるよ。

キナコ、いつものように排水池にいた。多分木の根元で涼んでいたかオシッコしていたかウンチしていたか、時々するように虫か何か追いかけていたんだろう。この排水池の周りは人が入れないように柵で囲まれていて池の周囲はぐるりと一周土手。さらにその周りには中くらいの木が何本も茂っている。

キナコはそこが好きだ。なぜ好きかと言うと、そこしかキナコには無いのだ。以前から近所のオス猫たちに何度もいじめられ最後に逃げ込んだのが柵の向こうだったと言うわけだ。柵の中には人は入れないが猫が入る隙間は1ヶ所だけ空いている。よくもそんな穴を見つける事ができたものだと思うけれど、キナコからすると何かあったのかもしれない。

今日も天気は良く、キナコはそこにいた。が、いつもと違う事が1つだけあった。それは犬だ。3匹の小型犬、小型と言ってもキナコより大きい、柴犬ほどある犬がその池の周りをうろついていたのだった。

普段からキナコ、犬にはあまり動じない。と言うのも紐につながれて散歩する犬にしか出会った事がないのだ。いくらキャンキャン吠えて来ても首輪に紐が繋がっていて半立ちになる程度で怖く無い。多分安心して自分の陣地に入って行ったろう。

そこで犬たちに追いかけられた。そして住宅側の斜面を駆け上りついでに4mほどある細い木に登った。下ではワンワン、ワンワンもうキナコどうにもしようが無い。風に揺られてユッサユッサ、ユッサユッサ、足を滑らせてはまた細い枝に爪をかけ、下では犬がワンワンワンワン、木がユッサユッサユッサユッサユッサユッサ。そこに駆けつけたキャサリンさん犬を追い払おうとギャンギャンギャンギャン叫ぶ叫ぶ、犬はワンワンワンワン、木はユッサユッサユッサユッサユッサユッサ、キャサリンはギャンギャンギャンギャン、犬はワンワンワンワンワンワン、木はユッサユッサユッサユッサユッサユッサ、キャサリンはギャンギャンギャンギャン、犬はワンワンワンワンワンワンワンワン。これじゃ何ともならないとキャサリンさん家からバケツに水汲んで来てバッシャバッシャバッシャバッシャ、犬に向かってバッシャバッシャバッシャバッシャ、犬はワンワンワンワンワンワンワンワン、木はユッサユッサユッサユッサ、バッシャバッシャバッシャバッシャ、ユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサ、ワンワンワンワンワンワンワンワン。それでも懲りない犬たちに向かってキャサリン石を投げる投げる投げる、ワンワン、バッシャバッシャ、投げる投げる、ユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサ、ワンワンワンワンワンワンワンワン、投げる投げる投げる投げる、ユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサユッサ。

まあ、結果的には助かったんだけどね、キナコ。それにしてもキナコにとっては生まれてこの方最大のピンチだったかも。

光ファイバー導入.....だけど

2017-07-25 13:23:04 | マレーシアでニャー2017
工場のインターネット接続が光ファイバーになった。

なった。やっとなった。本当になった。ちゃーんと引いてきてるとこ見たから間違いなくなった。それにルータのSSIDが新しくなってるからきっとなった。


光ファイバーが入ったって言うと自分が日本にいた時が、えーと2009年以前だから2000年代の中頃だった。細くて黒いプラスチック被服の折れてはいけない1本の線が引かれたっけ。当時で100Mbpsだったか。接続してみるとエラい速くて驚いた。こんなに速くて使いきれるのか?と思ったものだった。当時はネットでビデオを見るとか普通にやってなかったから十分すぎる速さだった。

さて、マレーシア、この事務所にいるのは20人かそこらであまり多いわけじゃない。それにネットが必要ったってだいたいはメールか何かあれば済む人たちばかり。(もしかしたらメインの用途はWindowsのアップデートだったりして。本末転倒だ。)


が、光ファイバー、遅い。何だこれ? えっと使い放題だけど30Mbpsだってえーー!? おいおい、いくら郊外の工場地帯だって言ったって今はもう21世紀も2割近く進んでるんだぞ! それ有りか?


世界のインターネット平均速度は...(2016年10月 Gigazine)

ああ、マレーシアに関しては有りなんだ、トホホ。

「自分はもう言った」はホントによく聞く言葉

2017-07-24 13:29:40 | マレーシアでニャー2017
結果を得ない仕事のやり方と言うのはあるが、それについて何とも思わないでやり続けると言うのもよくある。

もちろん、仕事なので結果は得ないといけない。アウトプット無しにインプットだけは仕事として成り立たないのだから。が、なぜかそれで良しとしてしまう人がいる。それもけっこういる、マレーシアの場合には。本人たちはマジメにそれで良いと思ってやり続ける、何年も。見ていておかしい。


時々給料の事で作業員から相談される。同じ頃に入っているのにアイツは引かれてる額が少なくて自分は多い。そりゃ確かに変だ。人頭税は一定額だし、家賃や電気代、水道代なんか人数割りだから違うわけがない。が、こっちはその詳細を知らないので計算してやるわけにもいかず、仕方なく人事に言って聞いてくるように言う。

人事が不親切で他の者は理解したのになぜオマエだけそんな事を今聞いてくるんだ、とか、これまでの全部の給与明細持ってこい(捨ててるだろう)とか言って話にならないとか。

それで代わりにメールでも入れておいてやると、必ず言う事は、それはもうちゃんと説明したと言う。その説明とやらを聞いてなぜこんなにボロボロと疑問が出てくるのかと言うわけだ。

こう言うのは人事だけでなくて一般にある。自分はもう言った、と言うところで終わっている例が。それは、言うのは仕事としては一番簡単。だけれど、「言う」と言うのと相手に理解させるのとは違う。だいたい理解はしていない。それで何年も何回も同じ事を言い続ける事になる。嫌になったり飽きたりしないのがすごいとは思うが。


それをやる続ける人は、基本的に結果に興味が無い。「言う」と言うところにポイントがある。言う、命令する、指示するこれが好きだ。それで仕事したと誤解してしまう。他人に命令するのは気持ちが良いのだ。

それにもう1つ、言っている自分は正しいと思っている。受け取る方がそれに従わない、理解しないのだ。つまり相手が悪いと考える。相手が悪いと言う考えは1つの結論であり決定になる。だとすると永久に自分は正しい立場、相手はその反対。決定が下されるとそれはもうほとんど覆らない。だから正しい行いをずっと続ける事になる、飽きもせずに。

ある意味、一種の思考停止なのである。相手が上手く受け取れないと言う事はもう相手に委ねられていて、送り手としてはもうすべき事が無い。脳味噌はもうガンとして動かない。特にあいてが外国人労働者で自分より明らかに地位が下に見える場合顕著だ。

そのあたりが言うだけの人の限界なんだろう。おかしい。

社員旅行みたいなのがあるってさ (思考停止)

2017-07-23 23:50:19 | マレーシアでニャー2017
今年は何と、社員旅行みたいなのがあるらしい。先週候補地と日程についてアンケートが回って来た。

回って来たは良いのだけれど、片道2時間半ほどもかかるどこぞのビーチとか、マレー半島東側とかの遠隔地が書いてあった。泊まりで行くのか?、と思いきや、基本日帰りを予定だとか。おいおい、2時間半て言うのはノンストップで高速走った時間だろ!休憩2〜3度入れたら半日かかる。って事は言ってバスから出て昼ごはんでも食べたらもう帰るって事にならないか?

大人数でバス何台か連ねて行くとしたらゲンティンハイランドだって1日いっぱいかかる行程だろう。どう考えても現実的な気がしない。近くのクアラスランゴールあたりで黒っぽい猿でも見て魚のバーベキューじゃダメなのか?と真面目に思う。


と、キャサリンさんが言う。「どうせ行かないんでしょ」
本音を言えばその通り。全く行きたくない。行事自体を否定するつもりは無くて、普段休日にはKLあたりへしか行けれない外国人作業員、そう言うのはたまには良いと思う。が、自分では全く行きたくない。集団でバスに乗って何時間か過ごすと想像しただけでゾッとする。無理だ。リタイヤ。

でも、世の中にはそう言う事が平気な人の方が多い。そして世の中はその人たちを基準に作られている事が多い。コミュニケーション、そりゃ必要かもしれない。わかったわかった。どうせ自分はその能力が低いらしいし、それで生きて行く上で大損しているかもしれない。(キャサリンさん談)

でも嫌は嫌なのだ。仕方ない。(仕方ないであえて思考停止。)

寝る。その前に散歩から帰って来ないつぶあんを迎えに行こう。おやすみ。

うるさいので気持ちがゆれる

2017-07-21 13:27:47 | マレーシアでニャー2017
帰りたい人、やっとチケットを買えてイミグレに連れてってもらって月末には帰れそうな雰囲気になってきた。

今日イミグレに連れて行かれたけれど、結局今日はダメだった。それでも来週には結論が出るだろうと思っている。そう言うわけで少しの餞別を渡そうと用意した。

のだが、やっぱり止めようかとも思った。なぜならうるさいから。まだイミグレで受け付けてもらえていない事と会社の未払い給与額では諸経費が足りなくなりそうな事らしい。そりゃ不安だろう。助けてくれと言うのもわかるが、ちょっとうるさい。用意した餞別、渡すの止めちゃおうかな、と思った。

が、やっぱり渡す事にした。事情はどうあれ想定通りの儲け無しに国に帰るのだし、そのきっかけは親の病気なのだ。家族も待っている。なので今の見た目に惑わされるのは止めた。土産の一つも買えて、パパありがとうとか、靖男(名前ちがう)ありがとよ、なんて病床の親に涙でも流させる可能性(あくまでも可能性だけだが)があるのならそれで良い事にしよう。

それにそもそも帰りたい時に家に帰れないのがいけないのだ。それはマレーシア政府のシステムにも問題があり、それに従わないといけない企業の方にも問題がある。それとこうして極たまにある事態に対処できないって事はもっと問題なのだ。つまりあり得る事をあり得ない事として無視してやっているって事だ。

まあ、彼も来週にはきっとあちらの国の人に戻っているだろう。(たぶん)

やっぱり破壊が必要か?

2017-07-20 23:23:32 | マレーシアでニャー2017
来月に全工場をあげて5Sをやると言っているのだが、来月どうなるかわからないので自分のところは今月からやる事にした。理由は2つ。1. 仕事がヒマだから。2. どうせやるように言っても掃除させる位が関の山だから早めにダメ出ししておくと言う事。

だって、5Sって何か、どうするのかって説明を聞いてもほとんど理解する人間がいなくて、掃除したり工具を揃えたりするだけになるのがわかっているのだ。どうしてそうなるかと言うと、まずもって命令する側の人間に理解力が無いし、そう言う人間ほど自分で手作業したりせず実感が無い、そして共感しないから。

それで予め予測できる結果って言っても、何と無く整頓されてたりホコリが払われているだけで良いって判断するだろう。つまらないのである。


そこで、今回は現場管理人に方針を示してちょっとやらせてみた。結果から言うと大失敗。やっぱりクリーニングして片付けて終わっていた。なので方針を変更し、まず、置いてある物を全部壁から剥がさせて、つまり破壊するのを先にやる事にした。強制的に全部を動かさないと何もできないわけだ。


どうも、マレーシア人ってこんな程度の事でも大胆に動けない。いつも思うけれどよほど脅されて教育を受けたんだろう、萎縮して手も足も出ないほどに。どうしたらもっと自由な気持ちになれるんだろう? やっぱり破壊か?

人間の仕事にシフトしていきたい

2017-07-19 13:13:21 | マレーシアでニャー2017
リクエストって言うのがある。これはフォームの名前。何か買う時、何か修理する時に記入する。

今日もある物がダメになったと言う事でそれが来た。その物のその部分がダメになるのはどうも時間的なもので一定期間使うとダメになるらしい。本当かよ?

将来的にこのままずっとこんなフォームに同じ事書き続けていてもバカなような気がする、自分が。当たり前だが。なので今回はフォームが来たけれどサインせず突き返す。修理屋に送る前に開けて中を見てみよ。再生できなくなってもかまわない。とりあえず分解して中を見る事。

こうするにはもう1つの理由がある。フォームが最終的にあの使えないエンジニアのところに回るからだ。そこに入るとそのまま修理屋に注文が行って修理されて返ってくる。返ってくるが原因が教えてもらえない。たぶん仕事が無くなるのが嫌なのだろうと予想。それにエンジニアが自分がわからない面倒な事が嫌いでその件で何も問い合わせない。

そうなるとこの修理コストがこれからもずっと発生するわけだし、生産中にダメになってからまた修理となって物としての損失も発生する。正真正銘の使えないヤツと言うことになる。

それほど大きな問題でないにしろ、こう言うバカは徐々に止めていかないといけない。そうでないと仕事なんてしている意味が無い。


ついでにもう1つ思うのは、自分で調べもせずにこうなったらフォームを書けば仕事が済むと現場の管理人に思ってもらいたくないと言うこと。そんな仕事は近い将来AIとかロボットが来る前にエクセルでもできる。人間の仕事でないのである。

生まれて初めての体験に付き合う

2017-07-18 22:36:53 | マレーシアでニャー2017
今度新しい通訳が仕事場に入って来た。若いチャイニーズで、ちょっと前まで日本の大学に行っていたそう。まあ、自分の為の通訳じゃないので特に何も引っかかりは無いわけだけれど、お昼の時刻なのでそれをおしえたら一緒に行くと言う。

いやいや、君はチャイニーズだし他のスタッフが車で中華食堂に行くだろうから乗って行けば良いんだよと教えた。が、それでも一緒に行くと言うのであえて反対する理由もない。歩いてマレー食堂に行く。

店に並んでいる作り置きの食べ物を見せ、これで大丈夫?と聞くと大丈夫と言う。わざわざ聞くのはチャイニーズには時々マレー食堂のようなのを不衛生に感じる人がいるからだ。もっともイメージだけの事でそれに根拠は無いが。

置いてある大皿に御飯を自分でとる。その後おかずを選んでそれも自分で皿に乗せる。スプーンとフォークをとって、後は飲み物が必要なら氷を保存ケースからママゴトで使いそうな色のプラスチックのコップに入れる。冷蔵庫からコーラを持って来たりしても良いし、水入れから水を注いでも良い。


どう、食べられる? 初めての食堂だし、何しろチャイニーズなので食べられる味のレンジが狭いかもしれないのだ。中国人、椅子以外の四つ脚なら何でも食べると言うけれど、実は許容できる味の範囲はけっこう狭い。(だからパック旅行ではどの国でも必ず焼肉なのだ。)

通訳、意外に美味しいですね、ときれいな日本語で言う。

ここまでなら誰も驚かない。日本語がきれいだろうと、意外に美味いと言おうと驚かない。が、次の言葉にはかなりの驚きを感じないわけにはいかなかった。

生まれて初めてマレーの料理を食べました。


おーーーーーい!

アクシデントと言う言葉を聞いたら要注意

2017-07-17 13:22:15 | マレーシアでニャー2017
工業生産してる会社だと、どうしても単純にアウトプット志向になりがちだ。つまり、物が生産できていればOKと言う考え方。教育レベルって事もあるけれど、高度教育を受けた人でも時々いる。概念としてわかりにくいのは確かだけれども。

日本以外で安い工賃でやっている人はわかると思うけれど、この基本的考え方を入れるのは結構難しい。同じように物が出てくるけど、これは良くてこれはダメ。なぜかって言うと同じように作ってないから。言ってもなかなかわからない。仕方ないほどわからない。

マシンが壊れたけど、別のやり方で生産してOKになったと平気で言うのがいる。オマエはアホか!いつまで経ってもそんな事を! そりゃお手柄でも何でも無い。余計な仕事増やしているだけだ、となる。

いくら教えてもわからないようだとその人間は使えないと思った方が良い。長い時間かけてどうにか教育すると言う手もあるが、手がかかって面倒臭い。良い手が無いとは思わないが、それだけに集中するわけにも行かない。それに多少向き不向きもあるし。


物が出来てるから良いと言う人間は「理由」を考える意識が薄弱だ。なぜそうなったのか、根本の原因、周辺の原因、コンテクスト、履歴など、必要な情報を集める前に簡単な結論に飛びつく。良くあるのが、「Accidentally」と言う言葉。この言葉を使って簡単に報告する場合、それは何も考えていませんと言う意味に等しい。

Accidentally = 不運にも、偶然

それが本当に不運であったり偶然であればまた起きる。必ず起きる。そしてまた同じか、それよりもうちょっと悪い事も含まれるかもしれない。今回はツールがちょっと破損、そして直せた。次回は誰かの指か手が巻き添えになる。

こう言う報告を書いて終わりにしようとする者には警戒すべし。要は頭が回らないか考えるのを止めて楽したいのだ。

親が死んだら帰るだろうか

2017-07-15 23:15:10 | マレーシアでニャー2017
もし皆さんが海外に住んでいるとして、親が亡くなったとか入院したと知らせが入ったらどうします?

多くの人の答えは、とりあえず何はともあれ航空券の手配をして駆けつけるのだと思います。それ、普通に考えて普通の事なのかなと思います。もちろん中には事情があってそれをしない人もできない人もいるかとは思いますが、それは少数派ではないでしょうか?

航空券を買うには、ちょっとお金が必要です。昔に比べたらずっと安くなったとは言え、場合によってはちょっと大きな負担になる事もあります。でも、だいたいの日本の人にはどうにかなる金額です。でも世界にはそれがビックリするほど高いと思う人たちもいます。

例えばバングラデシュから来ている人の場合、自国の平均給与額は日本円に換算して月額4000円程度とか。マレーシアに来ると一所懸命残業した時の支給額は3万円ほどなので本国よりはずっと良いです。でも航空券は1ヶ月 の給与額の全部か、良くして2/3程度でしょうか。けっこう大きな額です。

さらに事情を悪くしている要素としてあげられるのがビザの手続き費用と人頭税です。これらは雇用する会社が先払して月割りで差っ引くのでけっこう大きな額です。結局最低賃金外国人労働者の手取りは2.5万円かもうちょっとマシな程度です。差っ引くのですから、常に借金があるのと同じ事です。

もし親が死んで帰国となった時には年末までの分をその時点で精算しないといけないわけです。時期によってはかなり無理、不可能な支払いが発生してしまいます。なのでオイソレと帰国などできないのです。

つまり、お金のために働きに来た おですが、同時にお金に拘束される身分になってしまっていると言う事です。
もし日本が海外の労働者受け入れとなった時、こうならないようにしていただきたいと思います。