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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

ボスって呼ばれるのは未だに...

2017-07-14 23:34:43 | マレーシアでニャー2017
工場では作業員たち、自分の事をボスと呼ぶ。

この呼び方、最初はやめてくれと言っていたけれど、新人が入ってきたりいろいろで、もう言うのが面倒になってしまってそのままにしてしまっている。耳には慣れたけれど、気持ちの中で全然慣れないのである。

確かに何某かの人事権とか評価権はあるので形としてまあ、ボスって事でもあるけれど、ムズムズして良くない。でも、彼らの中では働いてお金をもらうってのはきっとそう言う事なんだろう。日本人だって社長とか上司とかに上下関係を見てそれなりの対応をするって習慣があるわけだから、ボスと言う言葉は使わないけれど名前でなく肩書で呼ぶわけだから似た事なのかとも思う。

でも本当の事言えば、ボスだって作業員だって単なる機能に過ぎないわけで、上下関係って言ってもね....会社と言う狭い世界で上手く生き抜く為の術にすぎないのだ。でも、ボスって言われると勘違いする人間は多いだろう。実際、マレーシア人はかなり勘違いする。

その勘違いはまた新たな問題を産む。全く困った事で、すぐに命令口調になって力で人を動かそうとする。単にお前がたまたま外国人じゃなくてマレーシア人だったに過ぎないだろう!、と思うわけだ。そう言う人間に対しては自分はコイツだけにはボスになってやろうか!と考えたり。

でもマレーシア人のこう言う傾向はある意味仕方ないかもしれない。なぜって、彼らに施された教育は世界がどうなっていてどう言う仕組みで動いていて、なぜ彼ら外国人がこんなにたくさん来て働いてくれていてどれだけ税金払っていて自分たちは免れているかみたいな社会構造を教えられていないだろうし.....

日本の教育の質もそれほど誇れるものでは無いかもしれないけれど、マレーシアももうちょっとマシな教育するべきなのだろうなあ?(もちろん知らないで結果だけ見て言ってるので間違いあるかもしれません。悪しからず。)でも、不十分な教育は人を傲慢にするらしいとは想像できる。



やっぱり好奇心は大事だね

2017-07-13 13:20:08 | マレーシアでニャー2017
今日もテストの続きをちょっとやろうと思って準備。そしてテスト条件は昨日の延長上にあるけれどちょっとだけ変えた。具体的な設定の違いは.....別にそれほど難しいわけじゃない、と思って現場の管理人に任せてみた。

作業員がメッセンジャーで聞いてくる。いくつに合わせるの?
XXXに聞いて、と言ってみた。

再度作業員がXXXに聞く。
別の件の答えが返ってくる。
ずらずらずらと文字が並ぶが一向に必要な答えが来ない。

うーん、やはりわからないのだな、と確認。

昨日まで何日かやっていた事が頭に入ってないのだろう。それはもちろん主役としてやっていたわけでもないし、多少これまでとは違う事もあった。が、あまりにトンチンカンなのはやはり興味が無いせいだろう。マレーシア人の場合、誰かが主体的にある事をやっていると必ず引いてしまう。他人がやっている事が自分の役割と重ならないようにする。興味すら持たない事になってしまう。

これも文化なのか?...だろうなあ。

って事はマレーシア人は学ぶ事が難しいんだと思う。

We are time workers.

2017-07-12 23:23:06 | マレーシアでニャー2017
午後の中途半端な時刻、1人の作業員が現場を横切りながらチラリと時計を見て向こうへ歩いて行った。

仕事が暇な時 (いつでも忙しいわけではない) 、椅子に座っているように言っているがそれでも疲れる。暑いし、何だか良く分からない事させられていると思う事もあるかと思う。そりゃ時計も気にしたくなるだろ。

そんな中でネパールから来ている2人はもう3年もマレーシアにいるが、休憩時間になっても切りの良いところまで必ず仕事をする。もちろん休憩はちゃんととってもらわないといけないので休憩帰りはその分ちょっと遅れて、そしてちょっと長く休んでいても良いように言う。でもまあ、良く仕事をする。少しだけ時間給労働者っぽくないように見える。(会社のために自分を犠牲にして欲しくはないのであまり会社の人っぽくなって欲しくはない。)


このちっぽけな工場にもとりあえず管理職っぽい人たちはいる。何人かいる。見ているとどうも時間給労働者っぽい匂いがする。時間に拘束されている現場労働者と同じような、そして事務員さん的な感じでもある。ちょっと退屈な人のような。

その彼ら、毎月1回の業績発表会のようなのがあって、資料を作って出す。どれも数字がいっぱい書いてあって、しかもフォーマットが毎回変わらない。グラフで強調する部分も無い。数字が悪くなった時にはいろいろ言い訳ができるが、数字が良くなっても何をしたからそうできたのかが言えない。やっぱり事務員さん的なのだ。

その管理職たちと外国人労働者たち、そんなに違わないように感じる。会社って便利なもので、それでもどうにか回る。それでもある程度やって行ける。特別素晴らしい事が無くても良い。どうにもクリエイティブなところが無くて、それやってて毎日何が楽しいんだろう、と言ったら言い過ぎかもしれないが、そんな感じなのだ。

原因の1つは中華系が多くて拘束的なやり方が普通だと思っているし、それが実は好きだからだと思う。日本人もある意味同じで、その自分で自分を縛るやり方を普通に受け入れられるのだろう。
逆に考えると、拘束されている方が楽なのだ。特に時間などは決められていてそれに従ってさへいれば多少パフォーマンスが良く無くても一応仕事しているとカウントはされるわけで、その点について何も考えると必要はない。カレンダーなんかも同じだ。それが仕事の質や量の凹凸を目立たなくしている。

バカなやり方のように思う。

毎日見てるはずなのに

2017-07-11 23:19:57 | マレーシアでニャー2017
ここ1ヶ月半ほど気になっていた事がある。

工場の西側にある小さな鉄のドアの上あたりに取り付けてあるタワーランプが点灯しないのだ。いつから点灯しなくなったかたと言うと、そのランプの先にある小型のある設備機械が壊れて修理から上がって来た時からだ。その機械が動いている時に点灯し、止まっている時に消灯するもので、室内から動いている事を確認したくて取り付けたものだった。

修理上がりの直後、作業員が点灯しないと言った。その時点でメンテ部署は分かっていたはずだし、作業場の管理人も分かっていて言ったはず。それが、今日の今日まで修理が行われなかった。知っていて何もしなかったのではなくて、半分は修理待ち、半分は現場の管理人から再度言うだろうかと見ていたのだった。

結局、何も行われず、待ち損になってしまったので、メンテ部門のマネージャーにWhatsAppでどうにかせよと言った。それでけっこう簡単に直った。


こう言う事はきっとマレーシア的な仕事のやり方、つまり文化のようなところから来るのだろうと思っている。どうして今まで何も行われなかったのかと1人の現場管理人に聞くと、返ってきた答えは 「誰も自分に通報しなかったから」が、第一声だった。

通報しなくても自分だってそこをいつも通るわけだし、分かっていないと言ったら顔の前に目が付いていないと言う意味になる。外国人作業員は時々言う。これ、おかしいよ、と。そりゃおかしい。前にあったものが無いわけだから。でもマレーシア的にはそうでもない。

街を走る新型電車だってもう既に全車両窓が割れているけれどそのまま走っている。日本だったら1枚割れた時点で車輌倉庫行きだけれど、マレーシアは走り続ける。多分人が死ぬまで。

毎日見ているのに何も反応しない例と言ったら、100も200もあげられる。

事務所の2階部分に階段の灯りのスイッチがある。1階にはなぜか無い。なので点灯させたい時は2階でスイッチを押す。夜になって最後に帰る時、2階でスイッチをOFFにする。そうすると下りの階段が全然見えなくて、手探りで下りることになる。

これ、この工場に来て3年間そのままになっている。見ていてもこれについて今まで誰も言っていない。(自分だけ言うけれど。)

明らかにダメで、誰もがそれを毎日見ている事でも強く指摘されるまで誰も何もしない。マレーシアってそんなものらしい。ずっとそうだと思ってる。

帰りたい人

2017-07-10 22:58:55 | マレーシアでニャー2017
一昨日、バングラデシュから来ている作業員が風邪をこじらせて休んだ。次の日の仕事中に同じ部屋に住んでいる人に電話で連絡して来た。ちょっともうダメだからクリニックに行きたい。会社に言って、と言う感じらしい。

そう言う事ってあまりないのでよほど悪いのかなと思って使えない管理人で今はパソコン入力しかしていないのに車で行かせた。日曜日を挟んで出勤して来たけれどまだダメらしいので緊急用ベッドに寝かせて置いてまたクリニックに。

その前に話を聞くと国へ戻りたいらしい。父親が入院してしまって面倒を見る人間があまりいないのが理由とか。そう言う場合、誰が何と言ってもそれは仕方ないわけで、まあ、どうにか帰さないといけない。

帰さないと、とわざわざそう思ってしまうのは、彼らにはハードルがあるからだ。ちょっと前にビザを取った。会社が費用を支払ったので要は借金ができたようなもの。親が病気とか死んだ位では (それが位かよ!) なかなかはいどうぞとは言わないのである。元取ってないから。それで案の定、この会社の人事も渋っていると言う。

渋っているからこそ自分に相談してくる。まあ、いつもながら役に立たない人事なのだ。親が入院してるって言ってるのに。そこ、渋るところじゃ無いだろう。

高級車ってのがたくさん走ってるけど

2017-07-09 23:20:53 | マレーシアでニャー2017
マレーシアって所得レベルでは日本よりだいぶ下のはず。それは事実で間違っていない。だって最低賃金で働いている人の手取り学なんて残業代があるからだけれど3万円とかそんなもの。もちろん高額所得者は多くなって来ているにしても全体としては高くない。

が、なぜか道を走っている高級車が多い。BMWやメルセデスなんて1分走ると1台は見る。自分が住んでいるこんな片田舎と言って良いようなことろでだ。これがKL中心街だともっと多い。所得レベルに対してローンが組みやすいのだ。定期的に所得がある人なら銀行がお金を簡単に貸すとの事。

それ聞くとあのアジア通貨危機をどうしても思い出さざるを得ないなあ。うーン、危険だ。

ところで車だけれど、日本ブランド車もけっこう多い。トヨタの次がホンダ、そして今急上昇はマツダ。その次あたりはスズキなんかよりレクサスが多い。値段はわからないけれどバカ、が付くほど高いだろう。だって、この国だとカローラで300万円超えるんだから。レクサスって1000万円とかそんなクラスなのかなあ?


その頻繁 い見るレクサスってのを見るとどうも違和感がある。乗ってみてないので完全にはわからないけれど、なぜあれが高級車って位置付けで売れる物なんだろう?、と。トヨタのマーク付いてたとして、何がいけないんだろうと外から見ると感じる。

自分は建築でちょっと勉強しただけで別にデザインの専門家じゃないわけだけど、あのフロントのグリルの形、単にブランドで統一はしているにしても、将来的に普遍的な形としてそこにずっと残れるものなのだろうか? どうもそうは思えない。

なぜって言うと、あれ、流行のヘッドランプの形に制約されて出来た形だよね。ヘッドランプの中央側の形状に制約されてできた形が単にそのままバンパーの下の空気穴に繋がっている。上半分、下半分、どっちも他社で同じ事をやっていて単に繋がっていないるかいないかが違うだけ。モデルによっては中央に横バーが見えていたりするからそうなるとブランド独特の形と言って良いのかどうかわからない。そして黒くて穴っぽくしてるけど完全に穴にもなってない。黒いけどすぐそこで止まっているグリルには違いない。とても普通で特別な感じと言うのが無い。

あれをどう普遍化して、つまりブランドを表すものに将来も持っていけるのだろうか? そのうち飽きたりヘッドランプの流行が変わったり、もしかして電気自動車の時代になったら他のトヨタ車のようにあっさり捨ててしまうんだろうか?


高級ってのは、本来の用途としての価値以上の何かがあるからそれにお金を払う人がいるわけで、何かを捨て去るなら気まぐれでなくポジティブに捨てないといけない。でもトヨタにそんな事ってできるんだろうか? 何か無理な気がする。

トヨタって日本の庶民感情を代表するような物しか作っていなくて、それが庶民である自分にはわかる気がする。安い車、高い車、スポーティーな車、仕事の車。どれも関係として繋がっていてわかる。買える買えないは別として。その意味ではレクサスってどうしてもトヨタ車の中にある感じがする。

それで思うのは、日本人の中で高級車が必要な人っていないんじゃないかと言う事。マレーシアでも多分中国なんかでもお金持ってると言う理由で高い車を買う。メーカーもそりゃお金もらえればって事で作ると思う。でも、高級な物を普通の事として必要な人じゃないかもしれない。かもしれないと言うより、きっとそうだろう。

普通の感覚としてお金の問題じゃなくて高級と言われるクラスの物を使いたいと思う感覚、そう言うのが日本人にもある人ってほとんどいないのかなと思っていて、これまでのトヨタとかを含む多くの商売ってのはそう言う人を相手にして来ていない。経済が上がって来た時にたくさん出てきたちょっとお金持っている人が相手だから高級って物なんかを商売にした事が無いわけで、もちろん、作っている人中にもそんな人は皆無だろうからどうあってもやっぱり車なんかで高級って無理なのでは無いかなと考える。

せいぜい素材を高いのに変更したりとか便利な機構を最初から付けてたり程度しか出来ないだろう。もしかしたらディーラーのサービスなんかはちょっと違うかもしれないけれど。


そうなると、高級車ってったって普通にコスト最小限的な作り方しか出来ないと思う。高級をホントに望む人が思うのと全然違って結局何万台とか何十万台だか作って売れる的なラインで作るわけだろうし、どう見ても無理な気がする。お金あるから高いの買う人しか買わない高級のレベルってところなんだろうなあ。それだと高級って言うより高いチープな車、または高級車のチープなフェイクって事にしなからない。

まあ、仕方ない。話戻るけど、作る方が高級と言われるレベルの物を必要とする人でなし、その感覚無いわけだから、そんな物かもしれないなあ。お金たくさん出せば買えるのが高級ってところで想像力が止まってるって意味では日本も中国もマレーシアも同じ線の上にあるわけだ。

もう君にチャンスは無いと言う1時間

2017-07-05 22:17:54 | マレーシアでニャー2017
家に帰るなり松居一代のYoutubeビデオを20分も見せられて辟易している今日この頃、みなさんお元気ですか?

今日は遅くなるかなと思っていたところ、スムーズに仕事が済んで早く帰ろうとしていた。が、ある事情で1時間遅くなってしまった。その事情と言うのは6月23日のこの記事に関連する。

ハリラヤ休暇が終わって例の現場管理人が仕事に戻ったのがこの月曜日。朝から呼び出してオフィスの隣の空いている机に座らせ、紙資料からエクセルに入力だけずっとやらている。今日は3日目。そろそろ不審に感じ出したらしい。なぜ自分はこれまで通り現場の管理をやってはいけないのかと聞く。

なぜだと思う?

xxxとかxxxxとかが十分にできていないから....

......(途中省略)

いいや、違う。ただ1点だけ、不足している事がある。
それは君が最初にここに入る時にも言ったしその後何回も言っている。

それは情報(インフォメーション)だ。

君があそこにいても得られる情報が何も無い。1年前に君がいなかった時の方がマシだ。なぜなら自分で時々歩いて行って記録票を見て何点かそこにいる作業員に質問すればそちらの方が良かった。今、君がいる事によって何も得られなくなっているし、何か知りたいと思って君を探しても見つからない。作業員に聞いても知らないと言う。それは余計な仕事になっているしストレスになってる。

だから君がここにいてパソコンにデータを入力している方がずっと良い。
少なくとも探す必要はない。

この5月にアシスタントが辞めてから急に忙しくなった。なぜならQCからクレームが多く来るようになったからだ。クレームの内容は大した事じゃない。昨日数通来たのは書類の記入漏ればかりだった。たまにあるのは仕方ないかもしれない。が、どう見ても昨日や今日に始まった事じゃない。例えば現場主任がサインすべき欄に本人がサインしていない。夜勤も日勤も両方だ。これに関して現場管理人がこの1年、気づけなかったと言うわけだ。

こうした事は外部からのクレームを待つまでもなく、現場で気付いて是正するべきで、それに気付いた時点で情報があるはずのものだが、それが無い。結局他のクレームがあるとしたら、内部では何もせずにただクレームを待っていると言う事になっている。

と言うわけで、君があそこにいる価値はゼロだ。このまま会社の君の給料を払ってやってくれとはもう言えない のだ。しかも実際に働いている者より君の給料は高い。ほとんど寝ていると同じような人間についてそれは無理だ。

それにこれまで君が何かをして来たと言っても、何の証拠も無い。報告を簡単に書いておくように言ってもいつまでたっても出てこない。忘れるのを待っているとしか思えない。それでも出てくれば名前を付けて会社の多くの人にこの人はこう言う仕事をしていると気付いてもらえる。が、今の君の場合はそれは無理だ。なぜなら直属の上司である自分も何をやっているか知らないし、まず探してもどこにいるかわからない事が多い。

そう言うわけだ。

これまでなら、君に最後にこう聞いた。ではこれからどうする?、と。

でも、今回は聞かない。なぜならもうチャンスは無いから。しばらくそこに座ってデータ作りをしていれば良い。それも重要な仕事ではあるのだし。


と言うわけで帰りが1時間遅れてしまった。
帰る途中でメッセージが入る。

これから自分はもっと向上するので、考え直してもらえる事を望みます。

また本出したけど、今回は宣伝しないよ

2017-07-04 13:15:40 | マレーシアでニャー2017
実は、また本を出してたのです。

キャサリンさんが日本に行っていた2週間の間にほぼ土日だけ使ってやっていたんです。これより以前にもまた何か出そうとずっと思っていたのですが、できていませんでした。が、突然やり始めて2週間程度で全部やってしまいました。

不思議です。やろうと思っていてもやらない事は全然やらない。やる事は結構短時間でちゃんと仕上げる事が出来る。人間て不思議です。

今回の本なんて全然書こうとほんの1ヶ月前にも考えていなかったし想像もできなかった。しかもこれまで出してた少しの本とは分野も違うし何もかも違う。それどころかほとんど知識なんて無かったような分野だったりする。出来は読者さんの感想を待つまでだけれど、よく完成できたものだと思っている。

それで、その本、かなりニッチな分野のもので、ライバルはあまりいない。実はいるけれど、そのライバルは結構専門分野の人たちが少なくとも理工学系の学生以上に書いたものになっている。でも自分のは一般個人向けにしてある。そのライバル本、電子版があまりなくて紙の本ばかりだし、出版年の新しいものがほとんど無い。だから実質直接のライバルがいない。

そりゃ、売れない分野だからだろ?、そうかも。でも絶対必要な人は一定数いると思っている。それに多少古くなっても読みたい人はいるはず。自分だってライバル本の中から1つ買ったし。

さすが専門家さんの書いたのは違う。勉強になる。詳しい。

でも、一般人にはやっぱりちょっと違う。そんな事、詳しく知りたくない。今読んで使えれば良いのだ。そう言う情報があまりない。だから自分のもまあ、良いのかなと思っている。もうちゃんと数冊売れたし。

でもここでは宣伝しません。分野が違っていて言っても意味ないから。

給料が遅れるって遅れて通知するなんて

2017-07-03 22:35:33 | マレーシアでニャー2017
給料の支払いが遅れるってー!

給料の支払い日が遅れて7月の3日になります。原因は不測のトラブルです。なんてメールが今朝の10時半ちょっと前に来た。えー!遅れるってー?!

でも待てよ、確か週末には自分の給料は入っていて銀行からいくらか生活費下ろしていた。はてな?はてな?しかも今日受信したメールなのに支払日が今日になると書いてある。もしかして工場作業員の給料だけ遅らせてスタッフはさっさと処理したのか!

しかしメールが今到着するってどう言う事だ? 最近ネットワークの調子が悪かったから先週末に送られたメールが今届いたのか?いやそれにしては他のメールはちゃんと届いている。送信時刻がちゃんと今しがたの時刻にもなっている。送信元パソコンがダメで送信が遅れていたのか?

わからないが、どうも黙って遅らせておいて支払いできそうなってからメールで通知したのかも知れない。何と無くやりそうな事だ。

物理的に何かあって遅れてしまう事は有り得る。が、それ今わかった事じゃないはずだし、作業員は国の家族へ送金しようと思って週末に街へ出ただろう。友達とKLで待ち合わせて食事位はする事になっていたかも知れない。少なくとも先週末にこの連絡が入っていれば無駄足、無駄な出費を抑えられたかもしれない。

何てこった! それにもし自分たちの分だけ先にやって作業員が後でって事だったらなおさら、そりゃ逆だろう。自分たちは確かにハリラヤで親戚が来たり親戚の家に行ったり友達にご馳走を振舞ってお金が必要だったかも知れない。が、外国から来ている人はもっと切実なはず。

共感する力が無いんだろう。わかっていたけれど。

何てバカなんだろう

2017-07-02 23:30:40 | マレーシアでニャー2017
工場でも事務所でも良いけれど、こうすれば良いって事はけっこう言われている。本なんかもたくさん出ている。ムダを省いたり省力化したりいろいろな方法論。例えば5Sなんかもそうだ。

今時、それが当たり前のように言われていて当然それをすべきと言うのも普通に言われる。やり方も定番化していて調べれば誰にでもできる。できるけれど完成する事や継続するのは難しいにしても。

それはそれで確かに効果はあるだろうし、悪いとは言わない。でも、ちょっと考えないといけないのは、その元の部分。どうしてそれが正しいのか?、どうしてここにそれを適用すべきなのか?、それは今の時点で優先課題なのか?、それは何の問題を解決するのか?、それによって生じる反作用は無いのか?、使うに当たって準備すべき事は何か?、マイルストーンはどこに設定するのか?

正しい事を言う場合、それが他人でも自分で言っていても警戒しないといけない。誰にも正しいと思える事を言う時、それは考えて言ってない可能性が高い。当たり前の事、それは誰にでも言える。ちょっと本を読んだり、ネットで調べればどこにでも書いてある事を頭にコピーペースト、それで人前で言えばもっともらしく聞こえる。

もし自分がそんな事言い出したらきっと自分はバカなんだと思うべきだろう。その仕事、辞めた方が良い。無能だから。壁に貼ってあるポスター程度の価値しかない人間だと思うべきだ。

残念ながら世の中にはそう言う人間の方が多いような気がする。まあ、マレーシアなんかは酷いけど、たぶん日本だっ似たようなものだろう。ずっと昔に誰かが考えてやった事、今は本か何かになって手軽だけれど1969年以後のロックと同じでもう単なるスタイルになってしまっているのが多い。

何てバカなんだろう、と自戒を込めて。

イザコザあり

2017-07-01 22:20:36 | マレーシアでニャー2017
前にもこのブログで話題にした事があったかと思いが、数ヶ月前に自分のところに入って来た新人がいる。

この男、面倒が無くて良い。何がって、こう言う仕事をお願いするから自分でやり方考えて何でもやってみてと言っておいたら本当にそうした。わからない事があったら自分で誰かに聞きに言って、問題があれば自分で交渉でも何でもしてルールは決めてくれ、それでここ2ヶ月ほど勝手にやっている。

さすが自営やってるだけあり。たまに人手が欲しいから1人貸してくれと言う程度。報告もだいたいできる。マレーシアにあってマレーシアらしくない仕事ぶり。しかもマレー人なのだ。

幼稚園の子供集団のような工場にあってかなり異質だ。


その男、今回ちょっと問題を起こした。

問題と言っても自分から見れば大した問題じゃない。が、会社的に見れば大問題。仕事の最中にその仕事の事でちょっと感情的になってイザコザだ。会社的にはこんな事初めてだとか。

相手方は詳細に上司に報告してこうこうこう言われただの何のと言ったらしい。こっちは一応聞いてはいるが、その部分に関してはどうせ言った言わない論になるわけだし、それで争って時間を使うのも意味がないので概要しか聞いていない。簡単に言うと、その詳細部分には興味が無い。どうせその詳細部分で対立はするのだ。


そう言うわけで、この場合、確かに感情的になって問題を起こすと言う点では悪い。どっちがどれだけ悪いと言うのはこの際問題じゃ無くて悪いは悪いのだ。これは謝るでも何でもして負けるべし。それで全く構わない。ごめんなさい、だ。


そしてこれからどうするか、それが問題の本質なのだ。どうせ謝ってもシコリは残るだろう。それはもう放っておく。それでもやらなきゃならないのが仕事だし、その後に待っている本当の勝ちを取りに行けば良いのだ。だって、このイザコザの原因は仕事だ。誰にも文句言われないような状態を作り出せばイザコザなど起こさなくても済むはずだし、もっと思い通りに何でもやれるようになるだろう。

それで、最終的にどうにかしんきゃいけないのは、仕事を上手くできるようにするのもそうだけれど、半ば文化のようになってしまっている問題を問題として見ないで放っておく習慣をどうにかする事なのかな、と思う。

今回のイザコザのような事が全く起こらないのは仕事しているように見えて本当のところ何もしていない証拠なのだ。

ホットケーキにダマがあって正解ってどうやって探せたんだ?

2017-06-30 13:36:00 | マレーシアでニャー2017
先日、キャサリンさんが日本から帰って来て溜めておいたマレーシアの日本語フリーペーパーのあるページを見て言った。

あっ、このお店、スバンにあるあのお店だよね。このカステラみたいなケーキ売ってたあの通路のところにあった店。

ああ、覚えてる覚えてる。あまり美味しそうじゃなかったあの中華カステラの店。


別にたいした事ない普通にどこにでもありそうな物で、見た目はちょっと食べたくなるのだけど、ガッカリするのがわかっているのであえて食べない。食べずに何を言うと言われそうだが、それは台湾で何回も経験しているので食べないのである。

硬く締まっていて腹にたまるだけでダメなのだ。中華風のスポンジケーキは多くがみなそうでどうもダメだ。ガッカリするのが目に見えている。

そう言うのを中国人が好きなのかもしれないが日本人的には全く困った物としか言えない。



逆に日本人と言うのは不思議な人たちだ。

例えばホットケーキを焼くとする。これ、ボールの中で粉と液体を混ぜる。何となくよく混ぜると良さそうに思ってしまうがそれはダメ。ダマがまだ残る程度までで止めておく。そうするとホットケーキは上手く焼ける。よく膨らんで食感も美味い。

天ぷらなんかもビックリのやり方をする。よく混ぜない、混ぜる箸は太い箸、熱い油に入れるのに冷やしておく、みたいな。

おい、そんなの誰がどうやって発見したんだよ!、みたいな知恵がある。


粉混ぜるって言ったら普通、よく混ぜたいだろう。

なぜよく混ぜないなんて方法を思いつく?
ホットケーキのダマなんて、普通に考えたらダメだろ!


不思議である。こんなダメそうな事をやってみたりする人がいて、しかもそれをちゃんと食べてみて評価した人が過去にいたのだ。

何でも世の中合理的に、少なくとも合理的らしきやり方をしてしまいそうだけれど、非合理に見える方が実は合理的だったりする事がある。けれども、正解は近くにあるのに非合理そうに見えるってだけでなかなか探し出せないもの。


いつの時代かわからないけれど、そうして皆が考えるのとちょっと違うやり方をやってみる人がいたって事が驚きだし、素晴らしい。



でも、やってみて本当にダメだった人はもっとたくさんいるのだろうけれど...

想定内の開店休業です

2017-06-28 23:21:45 | マレーシアでニャー2017
猫たちの血、日本に着いて相模原の検査機関に入っていた。

先日メールが来て試験パスしたと連絡をいただいた。おー、これでキナコとツブアンもインターナショナル猫になったわけだね。(でも飛行機には乗りたくなんかないだろうな。)

お知らせをいただいた中にEMSのトラッキングナンバーが書かれていた。検査パス証明書が発送されたのだ。相模原の郵便局で受けて東京の国際局に入りそこから発送となっている。が、いつまで経ってもマレーシアに入った事になっていない。当たり前と言えば当たり前、こっちハリラヤ休暇真っ最中。郵便局も休みなのだ。

そろそろ出勤してくる局員もいるかと思うけれど、まあ、まだ休んでいる人多いだろうな。仕方ない。もうちょっと待つしかない。どうせ急ぎじゃないし。


仕事場も今日はほとんどマレー人出て来ていない。郵便局と同じ理由なのだ。
昼ご飯のマレー食堂、やってない。
いつ開店するんだろう?
来週か?
まあいいけど。

寝る。

ハリラヤ休暇終わりです

2017-06-27 20:10:30 | マレーシアでニャー2017
今日まで4連休だった。
ハリラヤの休暇なのだ。(断食明けの休暇)
けれどブログは全然更新しなかった。

忙しかったのだ。

キャサリンさんがいない(日本へ行っている)うちに書き物をしていたわけ。資料集めしたりちょっとした試験みたいな事しながら。こんなの家に1人でこもっていないとなかなかできない。おかげさまで、先週末の土日、今回の4連休の時間を使ってどうにか終わりそう。今夜、仕上げられそうだ。


マレーシアももう丸8年、この位になるとイベント事に関して感度が鈍ってくる。ハリラヤ?、それがどうした?、公休ってなっててもどうせ続けて1週間位は人来ないんだろ(別に悪いとは思ってない)...みたいな感覚になる。今週、明日水曜日からまだあって一応通常の稼働日になっているけど、開店休業状態だろうなあ。


ちょっと今日は書き疲れているので短く終わり。

そうそう、最近2人の方からこのブログにコメントいただいて嬉しいです。アクセス数も上がる事なくずっと来ているので誰も読んでないと思っていたのであります。何かあればコメントいただけるとありがたいです。

いよいよ仕事クビか...

2017-06-23 13:40:49 | マレーシアでニャー2017
ハリラヤ休暇目前、もう多くのムスリムが休んでいるだろう。

だって今朝の道路、やけに空いていた。だからいつもより10分も早く工場に到着してしまった。10分とって、30分しかかからないのに10分節約だからどんだけ空いているんだって話だ。

この時期、断食が始まるとムスリムは厳粛なムード....って事では全然ないらしい。どっちかと言うとお祭りみたいなもので、何だか全体に浮足立っている感じがする。毎日の断食明けの時刻に合わせて合法的に仕事しないで飯を食うわけだけれど、そればかりが楽しみみたいな。

外国人のムスリムも同じだけれど、そっちはちょっと食べて仕事に戻らないといけないからそれほどでもないが、マレーシア人は何か勘違いしているようで、午後7時15分あたりにご飯を食べて30分かそこらして仕事に戻るがけっこうダラダラしている。そうなるともう8時。8時半には帰る時刻だからご飯の時間から後はもう無いようなもの。仕事もいい加減になる。神様はこれに対してそれで良いとは絶対言わないはずだが。


今日来ていない現場管理人の1人、昨日が休暇前最後の日だった。今日は来ていない。これまでも逃げていたし、休暇前にちゃんと仕事が終わって休暇に入らなかった。なので、残念だけれど、業務上の処分を下す事に決定した。休暇から帰ってきたら仕事を変えることになる。でも、どこも引き取ってくれないので事務仕事でもさせるかと思っている。どうせ現場にいてもいなくても大差ないし。

これ、放って置くとこんなものでこのままこの給料で続けられると思われると困るって事情もある。他でちゃんと仕事している人もいるのにこのまま半分遊んでいられるとやっぱりマズいのだ。遊んでいるように見えても何か生み出してくれるんだったらそれが一番良いのだけれど、遊んでいるように見えてやっぱり何もできてないってのは最悪だ。あたりまえだけど。

自分としては何でもきちっきちっと銀行員みたいにやってくれなくても良いと思っている。それはロボットでない人間なら誰にとってもほぼ無理な事だから。ポイント押さえてあれば多少遊んでいてくれる方がイザと言う時にまだ何かやる余裕があって良いのである。

きっちり仕事が決まっていてそれちゃんとやって帰るってつもりでいる人には急場の対応ができないし、応用力もない。特にマレーシアだと私はこの仕事やってる人ですってキッチリ決めている事務員なんかは世の中で最も使えない人になっている。

先日ある人にちょっとした荷物を送らせた。配達先はこれで、パッキングはこうしてこうして、後はあそこの事務員に頼んでねと教えたが、発送が結局2日ほど遅れてしまった。その時のそのアホ事務員からこっちにメールが来て、と言っても1年ほど前のメールの転送で荷物送る時の工程が書いてあるものなのなのだけど、それによると荷物を送る時は朝11時までに依頼して、ああしてこうしてなんとかかんとかって書いてある。これは手順を守れとかそう言う意味らしい。

でもやる事は読めばわかるが、それ誰がどうやるの? 自分でそこに電話しなきゃいけないの? いろいろわからない。ましてそれ、作業員とか現場の管理やってるレベルにはきっとわからない。だって自分もわからないのだから。なので無視して放っておいたら遅れたけど荷物は出て行った。急ぎじゃなかったんだよね。

こっちとしてはFedExで送ろうがクロネコだろうが、事務員が勝手に値段とか時間とか大きさ重さで判断して送ってくれれば良いわけで、それを作業員レベルに何とかをああせいこうせいって言ってもわからないし判断もできない。

どうにも余裕がないって言うか、余裕を作っていないって言うか、こう言うのはホントに困る。数年のうちにロボットがやりそうな仕事だと思う。そのうち玄関のところに荷物置いておくとFedExのロボットかドローンか何か来て適当に判断して勝手に届けてくれると想像している。余裕の無い事務員なんかよりそっちの方がずっと使えるだろうなあ。


サボる人ってのは実はその余裕の無い事務員みたいな仕事を望んでいるんだと思う。毎日これとあれとやって時間が来たら帰って月末には給料が入る。余計な事なんて何もしないで、できたら人を使う立場になって自分は重い物持たず、命令だけしてと言うような。

たぶん、今のマレーシアの給料取りを選ぶ人の感覚ってそうだ。何か変える必要があるとか、面倒な事を何とかするとか、経験のない仕事をさせられるってのはやらないつもりのはず。日本人的にはそう言うところにしか人間としての仕事のネタって無いと思うのだけれど、マレーシアではそうじゃないんだね。