ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

神は完璧なものを与えない

2010-06-13 | アート
神様がいるとして、
神様は人間に完璧なものを与えないと、
以前、パッチワークの本で読みました。
だから、同じパターンの繰り返しをする場合、
ちょっと色を変えてみたり、
ちょっとは位置をずらしたり、
「人の手」をいれるのだと、書かれていました。

竹内久美子が書いていました。
ある昆虫の実験では、左右対称性の高いものがもてる。
遺伝子の出来がよい場合が多いからと、推論されていると。

人間は完璧にはなれないけれども、
完璧を求める。
そんな生き物なのでしょうね。
でも、強く求めすぎてしまうと、
人間ではいられなくなる。

だから、隙間のような、
抜けのような、
居場所のようなものが必要なのかもしれません。

久方ぶりの雨が降り出しました。
乾ききった大地を潤しています。
神は完璧なものを与えません。
与えない代わりに、不完全性がもたらす、
「人間の関与する場所」を与えるのかもしれません。
窪地にたまる、雨だれのように。

変われること、
創ること、
私の居場所。
変わりあい、作りあい、変遷する流れのなかに 生きる場所。

雨が大地と私の心を潤しています。

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