
10月28日(日)、これが愛車フィアット・パンダとのお別れになろうとは・・・。
昨日の静岡県裾野市の仕事を終わらせて、事前にWeb情報で富士スカイライン周辺の紅葉を観に行こうとフィアット・パンダは、駐車場を軽快なエンジン音でスタートしました。

この時期は、板妻から十里木に抜けると自衛隊演習地のススキ原が綺麗だろうなぁ・・・といつものコースとは違うコースを走ります。
奥さんも「絶景だね~」と大喜びです。
コース選定は間違いありません。
あとは、十里木の別荘地から富士山スカイライン(新五合目)付近までは、紅葉で色づいていることだろうなぁ・・・とパンダを走らせます。

国道469号線の須山交差点を越えて1km程度走った頃でしょうか。
突然、CVT付近から破壊音が響いた。
特に大きなトラブルもなく、10万km以上走ったパンダです。
エンジンは問題ないのですが、これは間違いなくCVTだろうなぁ・・・と直感。
エンジンは動くが、まったく走らない。
これがパンダ・セレクターの欠点(CVTの故障)です。
M隊員に電話すると「ありゃ・・それは間違いなくCVTがダメですね。電磁クラッチの故障なら直るだろうけど・・・」とのコメント。
近隣のフィアットディーラーを探してもらうが近くにはない。
さて・・・どうしたものか!
ここから横浜までローダーで運ぶと5~6万かかるなぁ~と考える。
そのあげく、こりゃ無理だな・・・とか修理代30万と言われるのもなぁ・・・と頭の中を考えがめぐる。
まぁ、とりあえず保険会社に電話して、ローダー手配と帰る方法を検討です。
奥さんは落ち着いています。「まぁ、慌ててもしょうがないので、お弁当でも食べますか!」とのコメント。
故障中のパンダの中でローダー車が来るまで、幕の内弁当を食べる。
ん・・これが最期の晩餐だろうなぁ・・・。
待つこと、40分ぐらいでローダー車が到着。
愛車フィアット・パンダはローダーに載せられて、御殿場に向かいました。

御殿場IC近くのAUTOSPECに到着しました。
このガレージは、イタリア車・フランス車が専門だと紹介を受けました。

パンダはローダーから降ろされます。

早速、サービスが故障の原因究明です。
その敏速さが良いですね。

パンダをリフトアップして、故障箇所のチェックです。

CVTのカバーを外していきます。

点検口を開けると・・・・。

破壊された金属片が出てきました。

アルミの金属片が点検口から次々に出てきます。
破壊音はこれですね!

ん?こんな物も出てきました。
曲がったボルトです。
何らかなの原因で、内部のボルトが飛んで破損したのか・・・。
イタリアで組立て時に、ボルトを落としたまま組んだのか・・・。
「そんなことあるの?」と聞くと、「お国柄あるんですよ」と言う。
妙に納得してしまう私です。
その後、診断結果でその後の対応を考えました。
その1、一度降ろしてパーツ交換かCVTの交換作業。
この場合、新品のCVTならば30万以上。中古で15万ぐらいです。
その2、そのまま廃車手続き。
ん・・・悩むところですが、30万ならば中古のパンダが買えます。
次はMT車のパンダだよなぁ・・・と思ってましたし、セレクターの特色(欠点)は奥さんに不評ですしね。
週末クラブ員の面々もこのXDAYを予測してましたし、「その時は廃車が良いよ」と言ってましたしね。
それに、このパンダは手入れをして綺麗ですが、10万km以上を走ってくれたので、感謝感謝ですが、廃車することを選択しました。
※ その後、奥さんと御殿場線で三島まで出て、新幹線で横浜まで帰ってきました。
保険の補償で、ローダー代は無料ですし、帰りの交通費も一人2万円まで出ますの で、ありがたいですね。
考えると奥さんと新幹線に乗るのははじめてかもしれません。
パンダの車内の荷物は、宅急便で送って、手ぶらで電車の旅です。
まぁ、残念なのは暗くなっていたので、景色が見えなかったことです。
新横浜でしゅうまい弁当を買って、タクシーで帰宅しました。





