Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

フィアット X1/9 作業は進行中!

2014-03-26 11:26:04 | フィアット X1/9



3月26日(水)、午前中の打合せを済ませて、ブログの更新です。
遠方の出張が続いています。
月曜日は岩手県、昨日は八王子、今日から鹿児島です。
ここ数ヵ月は出張をセーブしていたのですが、最近多くなってきました。

さて、FKRのブログによると、レストア作業は進行中です。
サーモは適度なローテンプ仕様です。
銀色になりました。



オルタネーターもこのタイミングで外されて再生しました。
どのみちやる作業ですが、こうした作業を怠ると後が怖い。
これは分解整備、化粧直し後で、きれいな状態です。
外注での完全なO/Hまでの必要は無い状態でしたので、少しですが節約できたようです。




取り付けまして、エンジンルームに銀色が増えます。
エンジンルームらしくなってきましたねぇ・・。
ブラケットも塗装して頂きました。
どこも外した部品はキレイになってます。
腐食のひどい細かいネジ類も新しくしていってます。
ありがたいですねぇ・・・。



ラジエーターファンが着きました。
ラジエーターもコア増し張替えで安心です。

水温管理についての解説がありました。(FKR・奥富氏)

X1/9の年数からして、長年仕様したラジエーターの状態は私の経験上、流れているのは半分以下という場合がほとんどです。
これは以前に多くの中古ラジエーターのサイドタンクを外してテストしました。
そもそも容量のあるラジエーターですから、半分流れなくても通常走行でオーバーヒートまではいかないでしょう。
ですが当然、能力はそれだけ低下していますから本来の性能ではないわけです。
コアの詰まりは洗った程度ではほとんど改善できませんので、よく洗ったからと言って高水温の原因を他に探るのは間違いです。
鉄製ロアパイプの錆がラジエーターコアに詰まり、キレイな水が戻ってくる状態ですが、水を逆流させたとしても固着したそれらを開通させることは出来ないでしょう。ロウ付けを剥がしサイドタンクを外した状態でコアの詰まりを細い棒で突っついても無駄なくらいですので、やはり張替えでしょう。

もう一つ、サーモスタッドについてですが、現在部品として送られてくるX1/9用は、本来の純正よりも開弁温度が高いものです。更にモノによって作動温度にバラつきが多いです。つまり良かれと新しくした場合、それまでより高い水温となるわけです。

また、排ガス規制関連でUSモデルは常に異常なほどの高温燃焼をしていますので、エンジン自体の温度が高くそれにより水温も上昇します。つまり適切な燃調よりもアメリカで販売するために排ガス規制をクリヤすることを選択されたものですから、結局パワーも無くフィーリングも悪いわけです。1300から1500インジェクションに至るまで同様なことが言えるでしょう。
そういった問題は、結局ヘッドガスケットの破損等を招きますから、現役当時のX1/9の評価は仕方の無いものと考えられます。

本国モデルであっても、FKRとしてはそのセッティングには納得できない部分もありますし、フィーリングの向上には多くの余地があると考えます。

X1/9において過大なパワーを求める人は少ないかもしれませんが、チューニングと言うほどではない楽しさをより大きくさせる改善は、X1/9には残されています。
良い燃焼状態は適切な温度管理に繋がり、壊れにくく、結果良いフィーリングとパワー、燃費にも反映されるでしょう。

軽快に走れることで、X1/9の持つコーナリング特性も更に活きてきますし、キビキビ走れる分サスペンションのモッサリ感も感じなくなります。本来持つ運動性能をバランスさせることが出来るので、エンジンフィールの向上は多くの部分に恩恵をもたらします。

今後長く楽しんでいくために是非お考えいただきたいことです。

ん・・・!参考になります。

引き続き、再生作業をよろしくお願いします。
オーナーは再生費用を稼ぐ為に仕事を頑張ります。



にほんブログ村 車ブログへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ イタリア車へにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ フィアットへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ 車 レストアへにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村






最新の画像もっと見る