大倉草紙

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【京都】 浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展 (京都高島屋グランドホール)

2009年01月20日 20時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
1月18日(日)
当日の行程:(阪急・河原町駅) → 【浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展(京都高島屋グランドホール)】 → (京都市バス・四条河原町~京都駅前) → 【中右コレクション 四大浮世絵師展 ~写楽・歌麿・北斎・広重~(美術館「えき」KYOTO)】



「浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展」を観に行った。
展覧会は、すでに昨日終了している。
関西を離れていて観に行けないと思っていたが、予定より早く大阪に戻ってくることができたので、空港から直行した。
空港からのモノレールから見る「太陽の塔」は、なんだかいつもとは違う様子。
この日、「太陽の塔」は映画のPRのために「ともだちの塔」に変身したのだと後で知る。
面白いものを見ることができた。
でも、展覧会はそれよりもっと面白い。


鈴木春信「(風流五色墨)素丸」


喜多川歌麿「針仕事」

いずれも発色が美しい。
夫は、浮世絵太田記念美術館で同展覧会(展示作品の入替えあり)を観たときから、しきりに国芳の話をする。
私も、すっかり夢中になって国芳を観る。


歌川国芳「年が寄ても若い人だ」
なるほど、十二支が寄ってできあがった若い人だ。
ほかに、人が集まってできた顔もある。


アンチンボルド「四季・夏」(1563年)
国芳は、しばしばアンチンボルドと比較される。
アンチンボルドはちょっと気持ち悪いけれど、嵌め絵(寄せ絵)は見ていて楽しい。


歌川国芳「猫の当字(たこ)」
これはたまらない。
「金魚づくし」もいい。

 
左:歌川国芳「金魚づくし 百ものがたり」
右:歌川国芳「金魚づくし 玉や玉や」

ほかに、歌川豊春「浮絵鼠嫁入図」も可愛らしかった。
鼠がまじめな顔をして紋付袴を身に着けたり、輿を担いでいたりする姿を見ると、自然と笑みがこぼれる。

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