大倉草紙

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【奈良】 山の辺の道②

2009年06月09日 21時00分00秒 | 旅 - 奈良県
6月6日(土)
当日の行程:(JR・天理駅…自転車) → 【石上神社】 → 【内山永久寺跡】 → 【夜都伎神社】 → 【竹之内環濠集落】 → 【萱生環濠集落】 → 【西山塚古墳】 → 【手白香皇女衾田稜(西殿塚古墳)】 → 【灯籠山古墳】 → 【大和神社御旅所】 → 【柿本人麻呂歌碑】 → 【長岳寺】 → 【長岳寺五智堂】【黒塚古墳】 → 【櫛山古墳】 → 【崇神天皇稜】 → 【景行天皇稜】 → 【垂仁天皇纒向珠城宮跡】 → 【景行天皇纒向日代宮跡】 → 【相撲神社】 → 【大兵主神社】 → 【桧原神社】 → 【箸墓古墳(孝霊天皇皇女倭迹迹日百襲姫命大市墓)】 → 【大神神社】 → 【狭井神社】【玄賓庵】 → 【平等寺】 → 【崇神天皇磯城端籬宮跡】 → 【金屋の石仏】 → 【海柘榴市観音】 → 【仏教伝来之地碑】 → 【欽明天皇磯城嶋金刺宮跡(推定地)】 


【黒塚古墳】

黒塚古墳は、4世紀初頭~前半のものと考えられている。
全長132メートルの前方後円墳。


黒塚古墳展示館
平成9年(1997)から翌年にかけて行われた発掘調査で出土した三角縁神獣鏡が展示されている。


竪穴式石室の再現


館内のエレベーターの扉にも三角縁神獣鏡が。


【櫛山古墳】

櫛山古墳は、4世紀後半のものと考えられている。
全長約155メートル。
前方後円形を基調としているが、後円部先端にも前方部に匹敵する大型の祭壇がある古墳で、この形は双方中円墳とも呼ばれる珍しいものなのだそうだ。


【崇神天皇稜】


前方後円墳。
日本で15番目に大きな古墳なのだそうだ。
山の辺の道から外れ、坂道を下ると崇神天皇稜の正面に出る。
山の辺の道は、その名の通り、山の麓に沿って走っている。
坂道が多く、たいした距離でなくても移動するのに時間がかかる。
一度坂道を下りながら、またこれを登るのか、と思う。


【景行天皇稜】


景行天皇は、日本武尊の父とされる。
巨大な前方後円墳で、その大きさは日本で7番目だという。


【垂仁天皇纒向珠城宮跡】



【景行天皇纒向日代宮跡(まきむくひしろみやあと)】

紀元730年、第12代景行天皇は、即位後この地に宮を設けて、大和朝廷による全国統一を進めたという。


【相撲神社】

垂仁天皇7年(紀元前23年)に、日本最初の勅命天覧相撲が催された場所だという。


鳥居をくぐると、土俵のような広場がある。


【大兵主神社(だいひょうずじんじゃ)】

大兵主神社と相撲神社は隣りあっている。
その歴史は古く、崇神天皇60年(紀元前37)の創建だと伝わる。


拝殿
楓の緑が美しい。
紅葉の季節もすばらしいだろう。


本殿


大兵主神社の御朱印


【桧原神社】

桧原神社は大神神社の摂社。


三ツ鳥居
拝殿と本殿はない。


豊鍬入姫宮
屋根を葺き替え中で、社務所の南側に仮殿に遷されていた。


桧原神社の御朱印


【箸墓古墳(孝霊天皇皇女倭迹迹日百襲姫命大市墓)】



箸墓古墳が造られた年代が卑弥呼の死去した年とほぼ一致することから、卑弥呼の墓である可能性が高くなったというニュースが報じられた。
宮内庁が稜墓として管理しているため、発掘調査には規制がかかるというのは、残念なことだ。
細かな調査をして、ぜひとも明らかにしてほしい。


【大神神社】

大鳥居
高さ32メートル。
風速80メートル、マグニチュード10の地震にも耐えうるように建てられているそうだ。
鳥居の向こうに見えるのが、大神神社の御神体の三輪山。


二の鳥居


拝殿
御神体は三輪山なので、拝殿の奥に本殿はない。
拝殿の奥には、拝殿と禁足地を区切る三ツ鳥居が建っている。


巳の神杉
拝殿の前には、巳の神杉が立っている。
神使の蛇が住んでいるといわれている。


蛇がたまごを飲むからか、たまごの御供えがある。


祈祷殿


三輪の神様は、「お酒の神・醸造の神」として信仰を受けている。
発酵熟成する現象は、神様の働きによるものなのだという。


日本酒のほかに、お醤油や、


ビールや、


ウイスキーも奉納されている。


毎年11月の酒まつりのシンボルである「志るしの杉玉」



大神神社の御朱印


【狭井神社(さいじんじゃ)】

大神神社から狭井神社へ向かう石段の両脇には、製薬会社が奉納した灯籠が並んでいる。
狭井神社は、病気平癒の霊験あらたかな大神荒魂大神を祀っているからだろう。


拝殿
拝殿に向かって左手から後ろに回ると、「霊泉の井戸」がある。
ここで、三輪山から湧き出た霊水をいただく。
冷たくておいしい。

狭井神社から、三輪山へ入山できる。
入山するつもりでいたのだが、受付は14時まで。
25分遅れで入山できず、残念。
大神神社より先に詣でていたら、間に合ったかも。
だいぶ疲れていたから、入山したら危ないよってことかな?
そう考えることにしよう。
翌日に再び……とこの時には思ったのだが、くたくたになってしまって、結局は断念してしまった。
近いうちにもう一度訪れたい。


狭井神社の御朱印

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