大倉草紙

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【東京】 清方ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界 (サントリー美術館)

2009年12月19日 21時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
12月10日(木)
当日の行程:(JR・目黒駅) → 【日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念 パリに咲いた古伊万里の華(東京都庭園美術館)】 → (JR・目黒駅~恵比寿駅) → 【木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン ― 東洋と西洋のまなざし(東京都写真美術館)】【開館記念特別展Ⅱ 没後10年記念展東山魁夷と昭和の日本画展(山種美術館)】 → (JR・恵比寿駅~渋谷駅) → 【中央大学創立125周年記念特別展 平木コレクションのすべて 浮世絵百華(たばこと塩の博物館)】 → (JR・渋谷駅~原宿駅) → 【浮世絵の雪景色(浮世絵太田記念美術館)】 → (東京メトロ・明治神宮前駅~表参道駅) → 【新創記念特別展 第2部 初代根津嘉一郎の人と茶と道具 根津青山の茶の湯(根津美術館)】【医学と芸術展 生命(いのち)と愛の未来を探る ― ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト(森美術館)】【清方ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界(サントリー美術館)】


「清くあれ 潔くあれ うるはしくあれ」という言葉は、鏑木清方によるもの。
深く、心に沁みる。

会場に入ると、チラシにある『春雪』が迎えてくれる。
戦時中に疎開していた御殿場から見た富士の景色をイメージした作品なのだそうだ。
帰宅した夫の羽織をたたむ妻の姿。
溜息が出るほどの着物の美しさに釘付け。


『妖魚』
ただならぬ妖気。
肌の感じ、髪の感じ、そしてその眼差し。
コワいのだけれど、強烈に惹かれてしまう。
妖魚が掌で弄んでいるのは、小さな魚。


『秋の夜』
女性の視線の先にいるのは、コオロギ。
コオロギは脚の毛まで細かく描かれている。
女性のふんわりとした表情もいい。