家に帰るとまともな番組やってないので、私は常に録画で見る。
昨夜テレビ録画の際に“アラフォーバツイチ女性が若い男とうまくやる”(タイトルは忘れた)映画があったので、参考に撮っておいたのを観た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/2d/df0d906e61c3b1840cd9df1b652076b2.jpg)
幼い頃から優しいお兄ちゃんタイプが好きで、同じクラスの男なんかガキ臭くて全く好きにならなかった私。
だってさ、好きな子意地悪するとか信じらんないもん。
授業中とか休み時間とか騒ぐ男子嫌だったもん。
多分初恋は幼稚園の年少さん。
近所のひとつ上の鈴木くん(それしか分からない)。よりによってどこにでも転がってる名前…。
どう言うわけか幼稚園バスの中に私しか女子はいなかった。
ちっさくて大人しい私は皆によくしてもらっていた。
その中でも私にすごく優しくて、芋掘りや週末荷物が多い時、必ず家まで持ってくれた。
あ…正確には舎弟(私と同い年)の矢吹くんに持たせていたf(^_^;)
近所のガキんちょ仕切ってたみたいね。
私は昔から異性には薄情で(ホントは恥ずかしいんだけど)走って先に帰っちゃう。
「ただいまー!」
帰宅した私が手ぶらなのを母はどうして?と聞くわけだ。
そこに矢吹くん登場!
「おばちゃーん…」
幼児にとって、自分の荷物と誰かの荷物を二人分持つのは大変だったことだろう。
園児の父兄にも人気の鈴木くんは、私の母も
「あの子は出世するわぁ」
と話していたのを記憶している。
鈴木くんに会いたくて、年少さんの教室を脱走して二階にある年長の彼の部屋に遊びにいってたなぁ~。
一緒に磁石の魚釣りゲームやったのが一番思い出に残っている。
私の幼稚園は、年長さんが鼓笛隊をやる学園だった。
鈴木くんは、たった一人しかいない指揮者だった。
素敵だった…。
ちなみに年長になった私が選ばれたのは、何十にんもいるタンバリン。
本当は四人しかいない鉄琴がやりたかったがジャンケンで負けた。
次にやりたかった鈴さえジャンケンで負けた。
ショボい話だ…
このまま行けば、幼馴染みとして年を重ね、恋をして結ばれたのかもしれないが、ある日彼の家は転勤で遠くに行ってしまった。
そうこうしているうちに、私の家も引っ越した。
私たちは完全に連絡できない関係になった。
それからも優しいお兄ちゃんに対する恋慕の気持ちは変わらず、違う人を好きにもなったが、いくつも上の同じような人だった。
賢く穏やかで気持ちのブレがない。
私のワガママにも決して怒らず、ニコッと笑って頭をなでるような大人の人。
あれから何十年過ぎても、相変わらず“お兄ちゃん“が好きで困っている。
私が好きなのは“お兄ちゃん”であって“オジサン”ではない。
なのに私がオバサンになってしまった。
“LOLITA”と言う小説がある。
幼い頃死別した恋人の面影が忘れられない青年が、大人になってもその面影を引きずる話だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c1/0604af488acedbe785e105b8bc444a8d.jpg)
世間で言う“ロリコン”とは違う気がするのだけれど、これは問題作品だった。
私もあの思い出を引きずっているのだろう。あんなに大事にしてもらった経験は後にも先にもないんだ。
ある日親の事情で引き裂かれた、恋と言うには幼すぎる感情をいまだに忘れられない…。
「いくつですか?」
って問われて「26です」
って言い続けているのは、鈴木くんがイメージの中で27で一つ上だから。
大学位だったかなぁ~
大阪に帰った時、寝屋川のもと住んでいた家を尋ねた。
住所はあったが家は立て替えされていて面影も何もなかった。
鈴木くんの家もそう。
ついでに言えば、矢吹くんの家はあったが、表札は別な人だった。
私の思い出は目に見える形では何一つ残っていない。
これからも心の中に大事に取っておこう…。
昨夜テレビ録画の際に“アラフォーバツイチ女性が若い男とうまくやる”(タイトルは忘れた)映画があったので、参考に撮っておいたのを観た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/2d/df0d906e61c3b1840cd9df1b652076b2.jpg)
幼い頃から優しいお兄ちゃんタイプが好きで、同じクラスの男なんかガキ臭くて全く好きにならなかった私。
だってさ、好きな子意地悪するとか信じらんないもん。
授業中とか休み時間とか騒ぐ男子嫌だったもん。
多分初恋は幼稚園の年少さん。
近所のひとつ上の鈴木くん(それしか分からない)。よりによってどこにでも転がってる名前…。
どう言うわけか幼稚園バスの中に私しか女子はいなかった。
ちっさくて大人しい私は皆によくしてもらっていた。
その中でも私にすごく優しくて、芋掘りや週末荷物が多い時、必ず家まで持ってくれた。
あ…正確には舎弟(私と同い年)の矢吹くんに持たせていたf(^_^;)
近所のガキんちょ仕切ってたみたいね。
私は昔から異性には薄情で(ホントは恥ずかしいんだけど)走って先に帰っちゃう。
「ただいまー!」
帰宅した私が手ぶらなのを母はどうして?と聞くわけだ。
そこに矢吹くん登場!
「おばちゃーん…」
幼児にとって、自分の荷物と誰かの荷物を二人分持つのは大変だったことだろう。
園児の父兄にも人気の鈴木くんは、私の母も
「あの子は出世するわぁ」
と話していたのを記憶している。
鈴木くんに会いたくて、年少さんの教室を脱走して二階にある年長の彼の部屋に遊びにいってたなぁ~。
一緒に磁石の魚釣りゲームやったのが一番思い出に残っている。
私の幼稚園は、年長さんが鼓笛隊をやる学園だった。
鈴木くんは、たった一人しかいない指揮者だった。
素敵だった…。
ちなみに年長になった私が選ばれたのは、何十にんもいるタンバリン。
本当は四人しかいない鉄琴がやりたかったがジャンケンで負けた。
次にやりたかった鈴さえジャンケンで負けた。
ショボい話だ…
このまま行けば、幼馴染みとして年を重ね、恋をして結ばれたのかもしれないが、ある日彼の家は転勤で遠くに行ってしまった。
そうこうしているうちに、私の家も引っ越した。
私たちは完全に連絡できない関係になった。
それからも優しいお兄ちゃんに対する恋慕の気持ちは変わらず、違う人を好きにもなったが、いくつも上の同じような人だった。
賢く穏やかで気持ちのブレがない。
私のワガママにも決して怒らず、ニコッと笑って頭をなでるような大人の人。
あれから何十年過ぎても、相変わらず“お兄ちゃん“が好きで困っている。
私が好きなのは“お兄ちゃん”であって“オジサン”ではない。
なのに私がオバサンになってしまった。
“LOLITA”と言う小説がある。
幼い頃死別した恋人の面影が忘れられない青年が、大人になってもその面影を引きずる話だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c1/0604af488acedbe785e105b8bc444a8d.jpg)
世間で言う“ロリコン”とは違う気がするのだけれど、これは問題作品だった。
私もあの思い出を引きずっているのだろう。あんなに大事にしてもらった経験は後にも先にもないんだ。
ある日親の事情で引き裂かれた、恋と言うには幼すぎる感情をいまだに忘れられない…。
「いくつですか?」
って問われて「26です」
って言い続けているのは、鈴木くんがイメージの中で27で一つ上だから。
大学位だったかなぁ~
大阪に帰った時、寝屋川のもと住んでいた家を尋ねた。
住所はあったが家は立て替えされていて面影も何もなかった。
鈴木くんの家もそう。
ついでに言えば、矢吹くんの家はあったが、表札は別な人だった。
私の思い出は目に見える形では何一つ残っていない。
これからも心の中に大事に取っておこう…。