ねるまえとねおき

ねるまえみたいにいろいろ考える自分と、ねおきみたいになんもかんがえない自分の思ったことを、思いついたときにかきます。

親殺し

2006-09-02 11:11:22 | Weblog
最近そんな事件が多いそうですね。

うちは親父が古典的な親父で、めちゃ厳しかった。無意味にではないけど、ちょっと親父の気に食わんことしたり悪いことしたら普通に殴られて育ちました。
そしたら当然のように思春期には親父なんか死ねって思うようになって、一時期は家に金入れてるだけの存在て思うぐらいやった。
でもいくら死ねって思っても、ほんまに殺そうなんて思ったことは一回もなかった。それはなんでかとか理屈で説明できるもんじゃないねん。やから今みんな困ってるんやと思う。
親に人を殺したらあかんなんて教えられた覚えないし、まして親殺したらあかんなんて。
たぶん他のところとか他のことで、間接的に理解してた。
そういうことを教えてくれてた何かが、欠けてきてるんかもしれない。すごい抽象的やけど。

でも、どんな気持ちで自分の親を殺すんやろか、って考えることは、あんまり意味がないかもしらん。
やっぱり、それは親を殺すなんて考えられへん人間の考えやから。

テレビでは、事件のたびに犯罪心理学の専門家とかがあーだこーだ言って分析しております。でも、事件はいっこうに減りません。
それは、今の科学じゃ人間の心理なんて分析できるわけがないから。
失礼ですが。
それに、人間の心とか、そういうものはその時代や社会によって刻々と変わっていくものです。
科学は将来がどうなるか、社会がどう変わっていくのか、予想することはできません。

でももしかしたら、やっぱり今の社会では目に見えないもの、数字で計れないものの価値がどんどん無視されていってるっていうのも理由のひとつなんかもね。