よっしぃの楽書き帳

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3/20 ラジオからの明るい歌に救われて

2011-03-20 | 横須賀
 振り返って書いています。地震直後の我が家は幸い停電しなかったのですが、11日一時ダウンし復旧したテレビは、15日になっても16日になっても津波に飲み込まれる家や田畑の映像と、被災者の厳しい姿ばかり。時折の福島原発の報道も、先の見えない恐怖感を募らせるばかりで、気が変になりそうでした。正に不安に押しつぶされる寸前でしたが、日本中にはそのような人が多いと思います。
 テレビは消してしまいましたが情報が入らないのも不安で、ラジオをつけました。そこでは、明るい歌・子どもの好きな歌などを流していました。民放で、東北に親類などがいるスタッフが多く、それぞれが安否確認とともに避難所の様子やどんな内容のラジオ放送を求めているかリサーチしたそうです。すると、避難所の夜は真っ暗で、寝ていると思っていた子どもが実は恐怖で寝られないでいることが分かり、子どもの好きなアニメソングなどの明るい歌・みんなが歌える歌を流していると言っていました。アンパンマンのマーチやトトロの「散歩」・歌えバンバンなど、おばあちゃんも口ずさんだりしていたそうです。リスナーからの声も心が温まると好評でした。私も、ラジオから流れる明るい歌に、本当に救われました。
 昨夜(19日)、公共施設のコミュニティーセンターなどはすべて業務停止の中、文化会館は有料施設なので計画停電が実施されない限り使用可能とのことでした。計画停電を予定されていましたが文化会館のある地域は中止となったため、團伊玖磨作の合唱と管弦楽のための組曲「横須賀」と混声合唱組曲「筑後川」の練習をして来ました。集まったメンバーの再会がとても新鮮に思えました。多くのメンバーが集まっていて、メンバーと会い歌を歌うことによりストレス発散できたようで、特別なことをした訳ではないのですが、心が軽くなりました。やはり、歌は心に響くんですね。しっかり練習して、横須賀芸術劇場の舞台で思いっきり歌いたいです。


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