よっしぃの楽書き帳

 気まぐれよっしぃの落書き帳です!
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1/7 東京プリズン

2013-01-07 | 横須賀
今日は、私の誕生日ですが、七草粥を食べる日!おかげで、夕食の献立に悩むことなく、読書三昧できました。
「東京プリズン」は、話題になっているらしいから図書館に申し込んでおいただけです。何カ月も待って暮れに順番が回ってきました。私小説くらいに思っていたので、5日に受け取りに行って目次を見ると「東京裁判」とあり、ちょっとびっくり!
読みはじめは幻攪や空想や思い出が混濁していて分かりにくかったのですが、著者の海外留学でのディペード課題「天皇の戦争責任」に対する、シャーマン的表現の布石だったと思います。それにしても、日本の神のとらえ方と、昨日の「皇道大本」のテレビとオーバーラップして、一気に読んでしまいました。
日本人の宗教観は、他国の異教徒には理解され難いものなのでしょうか?著者のいう日本人の宗教観は、良く分かります。私も戦後生まれで、現代史を教えてもらわなかった世代です。学生運動より少し後で、はっきりした物の無いもどかしさ・虚無感…三無主義と言われた世代です。16歳でアメリカで一人日本人代表として「天皇」について考えなければならなかった著者の苦労は、当然その後に影響するでしょう。著者は、いつかこの本を書かなければならなかったように思います。
私は、アメリカとの文化の違い・表現や考える基盤の違いとともに、人間としての共通性が面白かったです。この本が話題作となるのは、この本に何かを感じるからに他ならないと思うのですが、読む人によってかなり感想が違いそうな気がします。他の人の感想が気になります。
先日も50~80歳過ぎの熟女が集まったのランチで、「生まれた年が5年違うと経験が全く違うし、田舎か都会かによってもかなりちがう。」という話で盛り上がりました。考え方において、育った環境や経験の影響は大きいと思うのです。


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