今さらサンタさんも来ない、クリスマスが終わり、
今年もカウントダウンに入りました。
挨拶回りのことを書いても、面白味がないので、
欧州視察報告の第1弾を。
今回の視察は、福島原発事故を受け、今後のエネルギー政策をどうしていくのか、大きな転換期を迎えた。世界各国でも大きな議論となり、脱原発を選択したドイツと、原発維持を宣言したフランス。両国の想いや、代替エネルギーの取り組みなどの調査を目的としている。
視察1・2日目(12月15日・16日)
移動に終始した1日で始まり。
当初は、新千歳空港21:20発の便で羽田へ向かう予定であったが、天候悪化を懸念して18:00に変更し、羽田へ向かう。今回同行する議員と合流し、全員揃って翌16日01:30に、パリ・シャルルドゴール空港へ向け出発。フライト時間は12時間50分、日本とは8時間の時差があるため、パリ着は16日06:20分となった。08:35にドイツ・ハンブルク空港へ向かい、10:05に到着。フランスで入国審査を済ませると、ドイツまでは出入国審査の必要はない。昼食後に、最初の訪問先である「ゲースタフト揚水発電所」を視察した。
ゲースタフト揚水発電所は、揚水発電所だけではなく、風力や太陽光発電といったエネルギーパークの一つとして存在している。
1957年創業以来、55年にわたってハンブルク市の電力を賄っており、当初は市で事業を行っていたが、13年前からスウェーデンに本社のあるバッテフォール社が買収し、以後管理・運営を行っている。ドイツにはこうした小口電力会社がいくつも存在し、消費者はどの電力会社から供給してもらうか選択し、契約する仕組みとなっている。また、原発停止後の電力供給量が足りないため、その分は原子力で発電しているフランスから買っているとのことである。
上写真のタービン室は、増築する意向はあるが、木の伐採や生態系に影響を及ぼすことが懸念されるとして、進めれないでいるとのことだ。国として、環境への厳しい姿勢がうかがえる。
すぐ近くには、社が所有している運転停止した原子力発電所があるとお聞きし、見に行ってみると、一般車両がすぐ横を通り、隣には民家もあるような普通のところに建てられていた。
通訳の方に聞いてみたが、ドイツでは迷惑施設的な意識はないようで、立地交付金のようなものもないとのことだ。いち早く脱原発へ方向転換した国としては、安全対策などは意外と稀薄と感じた。
今日1日でも、初めて知ることが多く、これからの日程に期待を膨らませ、この日の視察を終える。
これで終わっては、らしくない? ので、
番外編を。
この時期の欧州は日の出が遅く、8時を過ぎてもまだ暗い。
日の入りも16時くらいで、暗いうちに出勤や通学風景が見られた。
移動の時差ボケに加え、こうした慣れないことが重なって、余計に疲れます。。
この日は、ホテルの部屋に入ると、爆睡。
趣味の徘徊も、できませんでした。。
パリの空港待ち時間に建物内を散策すると、
名物‘マカロン’ を、売ってました。
お土産にしようかな? と悩んだけど、まだ買える機会はあると思って、見送り。
あとで通訳さんに聞いたら、賞味期限は5日くらいとのこと。
あ~、買わなくて良かった。。